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全般 金は『資産の最終避難先』といわれ、世界の政治、経済情勢が不安定になったり、有事の際には安全志向を求める投資マネーが金に向かう。過去のソ連のアフガニスタン侵攻、フォークランド紛争、湾岸戦争、そして、2003年3月のイラク戦争などで、たびたび金価格が押し上げられた。『安全資産』の代名詞、それが金である。
需要 世界の金需要規模(2003年)は4,100トン強、消費量の63%が宝飾用で2,600トンほど、次いでエレクトロニクス230トン、その他となっている。前年の消費量3,985トンから増加しており、今後も増加の見通し。
供給 供給については新産金生産が2,600トン強で全体の63%、次いでスクラップ回収960トン弱、公的機関売却540トン強などとなっている。鉱山生産のトップは南アフリカ370トン、オーストラリア280トン強、米国260トンなど。
上場取引所
 東京穀物商品取引所
 中部商品取引所
 関西商品取引所
 福岡商品取引所
変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
輸入通関実績
データ/グラフ
金輸入通関実績は金需要となる。国内で個人退蔵された金地金が売り戻されることを考えると実際の金需要はかなり多いと考えられる。現在の輸入は低調。
CFTC建玉明細
データ/グラフ
ニューヨーク金先物市場における取組内容だが、注目されるのはファンドの買い越し・売り越しのバランス。買い越し増なら強気と判断される。
リースレート
データ/グラフ
これは金塊を貸し出しする金利である。借り手が多ければ金利は上昇、少ないと下落する。相場が急騰すると追いつけずに低迷することがある。
為替
輸入採算早見表
東工取金相場は為替相場に対する反応が敏感であり、円・ドル相場のチャートと類似したパターンを描くことが多い。円安なら上昇、円高は下落要因となる。
換算値算出式
(NY相場+輸入諸経費)÷グラム換算×円相場
為替
NY相場 90 100 110 120 130 140 150
340 987 1,096 1,206 1,316 1,425 1,535 1,645
360 1,045 1,161 1,277 1,393 1,509 1,625 1,741
380 1,102 1,225 1,347 1,470 1,592 1,715 1,837
400 1,160 1,289 1,418 1,547 1,676 1,805 1,934
420 1,218 1,354 1,489 1,624 1,760 1,895 2,030
440 1,276 1,418 1,560 1,701 1,843 1,985 2,127
460 1,334 1,482 1,630 1,779 1,927 2,075 2,223