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白金コラム:燃料電池向けに需要増

田栗満(岡地アナリスト、日経CNBC出演、週刊エコノミスト寄稿)

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 ニューヨーク・マーカンタイル取引所で2月15日、白金の価格が2014年9月以来6年5カ月ぶりに1トロイオンス=1300ドルを付け、市場を沸かせた。
 かつては金を上回る価値のあった白金は2014年以降、大きく価格を落とし新型コロナウィルスの影響もあり、1トロイオンス=562ドルまで下落した。

 しかし逆に、新型コロナウイルス感染拡大により主要国のアフリカなどで供給量が減少し、白金相場に連動するETF(上場投資信託)でも2020年10月、残高が前年同月比20トンを超える伸びを見せた。国際調査機関の需給報告によると、2019年・2020年と2年連続で需要が供給を上回り、2021年も需要の1%に相当する2トンの供給不足が生じると予想されている。

 白金の価値を押し上げているのが、水素燃料電池車の広がりだ。燃料電池車は水素と酸素の化学反応によって電気を起こし、モーターを動かす。その化学反応を促す触媒に、白金が使われている。環境保護政策に力を入れるバイデン政権の下、環境負荷の少ない燃料電池車に欠かせない白金は、更なる需要増が期待される。

 同じ白金族元素のイリジウムやパラジウム、ロジウムも高騰している。水素燃料電池車に使われているイリジウムは、昨年12月に1トロイオンス=1690ドルだったのが今年2月には4400ドルと、短期間に2.6倍に跳ね上がった。ガソリン車の排ガス触媒に欠かせないパラジウムとロジウムも高騰している。

 ただ、排ガス触媒をパラジウムから割安な白金に換える代替技術も進んでおり、今後4年以内にはガソリン車向けに更に30トンの白金需要が生まれるとされている。白金は水素燃料電池車向けでも今後10年以内に30トンの需要の伸びが予想されており、大手投資サービス会社ABCブリオンは2021年2月に、価格目標を1トロイオンス=1330ドルから1577ドルに引き上げた。

 そしてテクニカル面では、NY白金の週足チャートをエリオット波動論に照らし合わせた場合、現在の波動は5波動で示す波動の第2波の4波の過程である。エリオット波動論では、2波と4波は修正波動の時間帯であり、特に4波は保ち合い&修正の動きを示しやすく、1150ドル~1250ドルのレンジ取引か。しかし、エリオット波動論に照らし合わせた場合には、最後の上昇である第3波の5波が控えている事から、1150ドル~1250ドルで値固めを行えば......

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