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週間相場分析2020年08月03日


上昇一服で修正安も

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7/31 15:15現在

海外情勢

 7月30日のニューヨーク金相場は連騰による高値警戒感が台頭するなか、持ち高調整の売りに下落。米金融大手ゴールドマン・サックスは7月28日、向こう12ヵ月の金価格見通しを2300ドルに上方修正。『景気が回復するなかでインフレ懸念は高まり続け、米ドルの構造的弱さに伴い金ETFにヘッジ資金の流入も継続すると予想。金がファンドマネジャーらに、ドルのヘッジとして利用される』と分析した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月21日時点で26万6436枚、前週比4008枚増。取組高は7月21日時点、29日時点共に60万枚台。7月30日時点の大阪取(大阪取引所)の金標準先物の取引高(出来高)は3万2524枚(移管後30日までの最多は7月28日の5万2848枚、最少は27日の2万3431枚)、建玉残高(取組高)は4万4759枚(移管後初日の7月27日比3019枚減)。(※カテゴリ別取組高は移管後未発表)

総合分析

 ニューヨーク金の中心限月12月限は7月28日に一時、2000ドルちょうどに到達、その後、高値は翌29日が1998.4ドル⇒30日が1987.3ドルと水準をややダウン。内部要因を見ると、取組高は27日の61万枚台から翌28日には59万枚台へ急減、出来高は28日に62万枚台に膨らんだあと、29日43万枚台⇒30日32万枚台と減少していることから、28日、大商いのなか目先の高値をつけて上昇一服、当面、修正安の可能性も。

白金

足取りが悪い

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7/31 15:15現在

海外情勢

 7月30日のニューヨーク白金相場は新型コロナの感染拡大、米国の2020年4~6月期の実質GDP速報値が歴史的な落ち込みとなったことが嫌気され続落。マレーシア自動車協会が発表した6月の同国新車販売台数は前年同月比5.1%増の4万4695台。一方、タイ工業連盟自動車部会が発表した6月の同国自動車生産台数は同58.5%減の7万1704台で、前年同月比で14ヵ月連続のマイナス。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月21日時点で2万0412枚、前週比4108枚増。取組高は7月21日時点5万2000枚台、29日時点5万4000枚台。7月30日時点の大阪取(大阪取引所)の白金標準先物の取引高(出来高)は3796枚(移管後30日までの最多は7月28日の9392枚、最少は30日)、建玉残高(取組高)は2万2157枚(移管後初日の7月27日比1849枚減)。(※カテゴリ別取組高は移管後未発表)。

総合分析

 大阪取の白金先限は7月28日に3245円まで急伸したが、31日午前には3000円割れ寸前まで売られる展開に。金先限が上場来最高値を更新、銀先限が年初来の最高値を更新したなか、白金先限は年初来の高値(1月17日の3679円)はおろか、日足チャート上で二番天井となっている2月20日の3617円にも及ばずに失速した格好で、足取りは悪い。大阪取移管後、白金の建玉残高(取組高)が減少傾向にあるのが気懸り。

原油

米経済のダメージを改めて意識

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7/31 15:15現在

海外情勢

 7月30日のニューヨーク原油相場は新型コロナの感染拡大、米国の景気や政局に対する不安を背景に大幅反落。EIA(米エネルギー情報局)発表の7月24日時点の米国内石油在庫は、原油が前週比1061万バレル減の5億2597万バレル(うちオクラホマ州クッシングは同131万バレル増の5142万バレル)、ガソリンが同65万バレル増の2億4739万バレル、中間留分が同50万バレル増の1億7839万バレル。

内部要因

 ニューヨーク原油市場のファンドポジションは7月21日現在、68万7910枚の買いに対して13万9034枚の売り、差し引き54万8876枚の買い越しで、前週(53万9751枚の買い越し)から増加。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは7月29日現在、16万3519枚の買いに対して、13万5061枚の売り、差し引き2万8458枚の買い越しで、前週(22日時点で2万8303枚の買い越し)から微増。

総合分析

 ニューヨーク原油期近(中心限月9月限)は7月30日に一時、38.72ドルまで下落。同日発表された米国の2020年4~6月期の実質GDP速報値が前期比32.9%減と歴史的な落ち込みとなったことや新規失業保険申請件数の2週連続増加など、市場は予想していたものの、米経済のダメージが改めて意識されたショックは大きく、当面、原油相場の重石になる恐れがある。トランプ米大統領の米大統領選延期ツイートが米政局不安につながる点も気懸り。

ゴム

東京ゴム大幅上昇、先限は約1カ月半ぶり高値

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7/31 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は30~50トン。7月30日の価格はキロあたり42.65~43.12バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は156.0~158.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月10日現在13,211トン(前旬比27トン減)。
7月上旬の入出庫は入庫729トン、出庫756トン。

展開予想

 東京ゴムは大幅上昇、29日の夜間取引で上海ゴムが取引レンジ上限を突破し中心限月で11,145元まで上昇すると30日の東京市場も追随、6月8日高値の167.6円に迫る166.1円まで上昇したが、週末を控え上海ゴムが高値から下落、東京市場も同様の動きとなった。株式は市場間でまちまち、米株は相対的に堅調の一方、日欧株は下落、ドル円も104円台前半まで円高が進行しており、東京ゴムにはマイナス材料となった。
 7月31日正午過ぎ現在RSS先限は162.6円前後、TSR先限は131.0円前後の取引。週の高値はRSS166.1円/TSR131.0円、週の安値はRSS157.6円/TSR131.0円。
 現物市場は先物市場の上昇を受けて165円程度まで大幅高、原料取引量は価格上昇にも関わらず依然少なく、需給環境はタイトと言えそうだ。東京市場でも当先限は順鞘4.0円程度まで縮小、割安感の大きかった当月から価格修正が生じた。また、先限に関してもシンガポール対比では調整余地があるものの産地対比では"割安"修正余地があるため、産地価格の値崩れがなければ押し目買い方針が無難だろう。今週は株式、原油等との目立った連動性がなかったが来週以降大きく変動した際はゴム価格にも波及する可能性があるので価格変動には注意を払っておきたい。先限は155.0~170.0円を予想する。



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