商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2020年  >  2020年07月20日

週間相場分析2020年07月20日


弱気出来ないムード

gold.jpg

7/17 15:15現在

海外情勢

 16日のニューヨーク金相場は利益確定や持ち高調整の売りなどで反落。米金融大手ゴールドマン・サックスは銅や銀、鉄のほか、金の買い持ち維持を推奨。また、新型コロナの感染"第2波"から中国が米国よりも力強く回復すれば金相場にプラスになるとの見方を示し、金価格の約2000ドルの目標を維持した。なお、金価格の年間平均は2020年を1740ドル、2021年を1988ドルと予想。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月7日時点で26万7358枚、前週比688枚増。取組高は7月7日時点、15日時点ともに57万枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリ別(7月9日⇒16日)では、当業者は売り玉2900枚増・買い玉100枚増、非当業者は1000枚減・買い玉1800枚増。

総合分析

 ゴールドマン・サックスだけではなく、『金相場は低金利や大規模な財政刺激策、低調な経済を背景に、年末までに2000ドルに達する可能性がある』(ブルーライン・フューチャーズのチーフ市場ストラテジスト、フィリップ・ストレイブル氏)など、相次いで金相場の長期先高見通しが示されており、市場は弱気出来ないムード。そのため、"押目待ちに押目無し"の相場に。とはいえ、やはり、いつ、応分の修正安があってもおかしくなく、利益確保を最優先にしたいところ。

白金

金や銀に比べ足取りが悪い

platinum.jpg

7/17 15:15現在

海外情勢

 16日のニューヨーク白金相場は米経済指標の改善を受けたドル高を受けて反落。インド自動車工業会が発表した4~6月の同国新車販売台数は前年同期比80%減の18万5370台。また、欧州自動車工業会が発表した6月のEUの新車販売台数(マルタを除く26ヵ国、乗用車)は前年同月比22.3%減の94万9722台と、前月(同52.3%減)からは持ち直したものの、完全回復には至っていない。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月7日時点で1万7315枚、前週比1467枚増。取組高は7月7日時点4万9000枚台、15日時点4万7000枚台。東京市場の取組高は2万2000枚台。カテゴリ別(7月9日⇒16日)は、当業者は売り玉300枚増、買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉300枚減・買い玉ほぼ変わらず。

総合分析

 東京白金期先は7月9日に2927円、翌10日に2920円と、2900円台乗せを果たしたものの、すぐさま失速し、15日や16日には一時、2800円台を割るなど、相変わらず上値が重い。5月21日の2950円を抜けないうえ、2900円台にも定着出来ず、金や銀に比べて足取りが悪いといわざるを得ない状況。このまま頭重いと失望売りを浴びる恐れも否めないだけに、成り行きを注視。

原油

頭重さが続くと...

oil.jpg

7/17 15:15現在

海外情勢

 16日のニューヨーク原油相場は需給引き締まり期待が後退して3営業日ぶりに反落。EIA(米エネルギー情報局)発表の7月10日時点の米国内石油在庫は、原油が前週比749万バレル減の5億3169万バレル(うちオクラホマ州クッシングは同95万バレル増の4874万バレル)、ガソリンが同315万バレル減の2億4854万バレル、中間留分が同45万バレル減の1億7681万バレル。

内部要因

 ニューヨーク原油市場のファンドポジションは7月7日現在、68万6543枚の買いに対して15万1226枚の売り、差し引き53万5317枚の買い越しで、前週(54万3826枚の買い越し)から減少。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは7月16日現在、17万3123枚の買いに対して、14万3418枚の売り、差し引き2万9705枚の買い越しで、前週(9日時点で3万1532枚の買い越し)から減少。

総合分析

 米国内外で新型コロナの感染拡大が継続、経済活動に再規制がかかりつつあることが投資家心理を圧迫しているうえ、OPECプラスの減産規模縮小決定、米労働市場の回復鈍化を示唆する統計内容などで石油需要見通しに対する懸念が原油相場の上値を重くしていると推察される。ニューヨーク原油期近は辛うじて40ドル近辺にとどまっているが、このまま頭重さが続くと、失望売りを浴びる恐れも否めない点に要警戒。

ゴム

東京ゴム先限は概ね横ばい、上下共に値動き少ない

20rubber.jpg

7/17 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は40~60トン。7月16日の価格はキロあたり39.99~40.12バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は148.0~150.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、6月30日現在13,238トン(前旬比8トン減)。
6月下旬の入出庫は入庫512トン、出庫520トン。

展開予想

 東京ゴムは横ばい、国内外共に新規材料に欠け材料待ち、株式や原油等の他商品に追随する値動きに終始し押し目では買われ、戻りでは売られるという典型的なレンジ相場、売り買い双方ともに板上では注文が見られるが商いは弾んでいない。上海ゴムも同様であり、週間での値幅が325元とわずかな値動きであった。株式は週間ではおおむね上昇の一方、ドル円は小動き107円を挟んでの動き、その他商品も材料待ちの展開か。
 7月17日正午過ぎ現在RSS先限は156.1円前後、TSR先限は131.0円前後の取引。週の高値はRSS157.3円/TSR131.0円、週の安値はRSS154.6円/TSR131.0円。
 現物市場も大きな変化なく161円程度、USSは取引数量が少なくじり高で値を切り上げている一方、RSSは以前よりも成約が増加し小幅に下落と商品間でまちまちの動きとなっている。東京市場は期近限月が強含みの展開で当先の順鞘幅は10円を切ってきており、期近限月の"割安感"を背景に買いたい向きがいるようだ。加えて先限限月に関しても他市場対比では"割安圏"にある為、押し目は買われる地合い、上海、産地価格の値崩れがなければその傾向は続くだろう。現状は材料待ちのレンジ相場であり、先限は150.0~165.0円を予想する。



このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引524,500円(2020年8月11日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復33,000円(2020年8月11日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
証券・金融商品あっせん相談センター https://www.finmac.or.jp 日本商品先物取引協会相談センター https://www.nisshokyo.or.jp