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週間相場分析2020年03月02日


リスクオフ人気がサポート要因

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2/28 15:15現在

海外情勢

 暴落もあり、リスクオフの買いが下支えとなった。米ゴールドマン・サックス・グループは金相場見通し(オンス当たり価格)について、向こう12ヵ月見通しを200ドル引き上げるとともに、『新型コロナウイルスの影響が第2四半期に広がる場合には、向こう3ヵ月で1800ドルを突破する可能性もある』と指摘した。新型コロナウイルス感染拡大、実質金利低下、米選挙への関心の高まりが逃避先としての金の需要を押し上げる動きが続くと見ている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月18日時点で35万3649枚、前週比4万5675枚増。取組高は2月18日時点71万枚台、26日時点72万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(2月19日⇒26日)では、当業者は売り玉2200枚増・買い玉2100枚減、非当業者は売り玉6500枚減・買い玉2100枚減。

総合分析

 2月最終週も続騰した内外の金相場。3月も新型コロナウイルスの感染が終息に向かうかどうかが最大のポイントで、感染拡大が継続⇒世界景気に対する不安感増大となれば、更に金が買われる可能性も。そうしたなか、ドル建て金価格高騰に対米ドルでの自国通貨安が加わって、自国通貨建て金価格暴騰が金需要の足枷になる恐れがある点は要警戒か。特に、中国(人民元)、インド(ルピー)国内の金価格と金需要動向に注意したい。後にニューヨーク金が今から150ドル上昇すると国内換算500円強の水準アップ。

白金

コロナウィルス感染で安い

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2/28 15:15現在

海外情勢

 新型コロナウィルスの感染拡大による中国などの需要減退懸念と米株価の暴落を嫌気して一段安。米格付大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2020年の世界新車販売見通しを前年比2.5%減(従来予想は0.9%減)の8800万台に下方修正した。同4.6%減だった2019年より落ち込みは緩やかなものの、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少やサプライチェーンの混乱が販売を下押しすると予想した。新型ウイルスの発生源となった中国を2.9%減(同1.0%増)と大きく下方修正。米国は1.2%減と従来予想を維持。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月18日時点で6万1615枚、前週比225枚減。取組高は2月18日時点10万2000枚台、26日時点9万3000枚台。東京市場の取組高は4万4000枚台。カテゴリ別(2月19日⇒26日)は、当業者は売り玉100枚増、買い玉1800枚減、非当業者は売り玉2700枚減・買い玉800枚減。

総合分析

 東京白金期先は2月20日の3617円から28日に3100円台割れへと暴落。日足チャートを見ると、1月17日の3679円に対して2月20日の3617円を"二番天井"に、2月4日の3321円、更には昨年12月23日の3204円、12月6日の3107円をアッサリ下回った格好。こうなると、次は3000円前後(昨年10月7日の3012円)へ更に軟化するのかどうか、そして、軟化した場合、3000円前後の水準で下げ止まるのかが焦点に。

原油

ウィルス感染のショックで急落

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2/28 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油価格は昨年1月初旬以来となる45ドル台の水準まで下げた。これは世界的な新型コロナウィルス感染の拡大が予想を上回り、世界石油需要の減少が懸念されたためだ。ニューヨークダウが1200ドル弱の暴落を演じたことも原油下落を加速させた一因とされた。ただ、ここまで下げると、さすがに下値警戒感が台頭して不思議なく、市場関係者の失望感は強いが、ファンドの手仕舞売りも素早いことから、『さほど時間をかけずに下げ止まり商状から反発へ向かうのではないか』(市場関係者)との声が聞かれる。

内部要因

 ニューヨーク原油市場のファンドポジションは2月18日現在、57万1252枚の買いに対して15万9488枚の売り、差し引き41万1764枚の買い越し(前週39万6759枚の買い越し)と買い越し玉は増えた。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは先週26日現在、3万8437枚の買いに対して2万7334枚の売り、差し引き1万1103枚の買い越し(19日現在1万1896枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 WHO(世界保健機関)は新型コロナウィルス感染の拡大で中国国外の感染者数が中国国内の数を上回ったとし、パンデミック(世界的流行)の可能性を指摘したことから、当面、新型コロナウィルス感染の拡大による石油需要減少懸念は続くだろうが、それでもニューヨーク原油期近は45ドル台への下げが警戒されて切り返す動きを見せるなど、下げのショックも収まりそうだ。今後は強材料が注目されよう。

ゴム

今週のゴムの週間相場分析は休載致します。


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