粗糖
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全般 サトウキビは北緯35度から南半球にかけての亜熱帯性気候で栽培され、世界砂糖生産の75%を占める。ビートは北半球で栽培され、世界の25%を占める。サトウキビを搾って作られるのが粗糖、それを精製したのが白糖。ビートから作られるのは白糖。サトウキビもビートも適度な日照と降雨が望ましく、干ばつは大敵である。
需要 2003〜04年度の世界砂糖消費は1億4,210万トン。消費上位は(1)インド2,040万トン、(2)EU(15カ国)1,440万トン、(3)中国1,110万トン…など。近年は所得向上で中国の伸びが著しい。
供給 2003年度の世界砂糖生産は1億4,460万トン。生産上位は(1)ブラジル2,550万トン、(2)インド1,860万トン、(3)EU(15カ国)1,400万トン…など。ブラジルは10年間で2.5倍になった。
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変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
粗糖輸入通関実績
データ/グラフ
輸入が増えると国内需給が緩和するため、弱材料。減少すると、国内需給がひっ迫して弱材料となる。2003年の輸入量は約150万トン。
需給関係の推移
データ/グラフ
生産と消費の差をみる。生産が消費より多ければ供給過剰、生産より消費が多ければ供給不足となる。近年は生産が好調で、供給過剰となっている。
年度別期末在庫率の推移
データ/グラフ
在庫率(在庫÷消費)は需給のバロメーターとなっている。上昇すると需給緩和、低下すると需給ひっ迫を示す。適正在庫率は30%前後とされる。
天候
クロップカレンダー
サトウキビ、ビートとも適度な日照と降雨が理想的。サトウキビは亜熱帯で栽培されるため、台風(ハリケーン)の直撃を受けることが多い。
為替
輸入採算早見表
円高になると国内価格が下落し、円安になると上昇。為替が1円変動すると東京粗糖は約160円変動、海外で0.10セント動くと240円変動する。
換算値算出式
(NY相場×トン換算+輸入諸経費)×円相場
為替
NY相場 90 100 110 120 130 140 150
4.5 10,729 11.921 13.113 14.305 15.497 16.689 17.881
5.0 11,721 13,023 14,325 15,628 16,930 18,232 19,535
5.5 12,713 14,125 15,538 16,950 18,363 19,775 21,188
6.0 13,705 15,228 16,750 18,273 19,796 21,319 22,841
6.5 14,697 16,330 17,963 19,596 21,229 22,862 24,495
7.0 15,689 17,432 19,175 20,919 22,662 24,405 26,148
7.5 16,681 18,535 20,388 22,241 24,095 25,948 27,802