ゴム
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全般 天然ゴムはタイ、インドネシア、マレーシアなど主に東南アジアで生産される。雨期の秋から翌年1月にかけて多く生産され、乾期に当たる2〜5月は落葉期で生産が減るパターン。この時期に需要がひっ迫することがあり、高値を出すケースも少なくない。消費量の60%以上がタイヤチューブで占められ、自動車の生産と販売がカギ。
需要 天然ゴムは世界で740万トンほどが消費され、その60%以上がタイヤチューブで占められる。世界最大の消費国は経済発展の著しい中国が全体の20%、更に米国や日本を加えて3ヵ国で50%弱に達している。
供給 天然ゴムの世界生産量は730万トンほどで消費量を下回っている。タイ260万トン強、インドネシア160万トン強、マレーシア60万トンほどで、この3ヵ国で480万トン強、60%を占めている。毎年需給規模が拡大している。
上場取引所
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変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
IRSG統計
データ/グラフ
世界の天然ゴム消費は年々伸びているが、特に中国は米国を抜いてトップの座についた。中国、米国、日本3ヵ国の消費量は全体の45%を占めている。
全国営業倉庫在庫
データ/グラフ
旬ごとに発表される全国営業倉庫生ゴム在庫は足元の需給を見る上でのポイントになる。 入庫の増減で定期の受け渡しを推測することも可能だ。
上海相場在庫
データ/グラフ
シンガポールと並んで上海市場は国内に影響を与える。上海市場の在庫推移は中国の需給を見るようで、ひとつのバロメータとなり目を離せない。
天候
生産カレンダー
天然ゴムは2〜5月が乾期で生産の減少する時期。この時期に高値を出す傾向が強い半面、8月は休暇シーズンなどで不需要期、安値をつけやすい。
為替
輸入採算早見表
円高だと輸入コストが低下して売られ、円安ならばその逆に輸入コストが上昇し、買われるのが通常のパターンだ。為替の動きは変動要因として大きい
換算値算出式
タイ相場÷ドル換算×円相場+輸入諸経費
為替
タイ相場 90 100 110 120 130 140 150
80 81 89 97 105 113 121 129
85 86 94 103 111 120 128 137
90 90 99 108 117 126 135 144
95 95 104 114 123 133 142 152
100 99 109 119 129 139 149 159
105 104 114 125 135 146 156 167
110 108 119 130 141 152 163 174
115 113 124 136 147 159 170 182
120 117 129 141 153 165 177 189
125 122 134 147 159 172 184 197