小豆
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全般 小豆はその多くが北海道で生産され、主産地は十勝や上川など。しかし、それでも消費を補うことが出来ず、不足分は中国など海外から輸入している。北海道では5月後半から播種、6月後半に発芽、8月前半に開花、9月後半から10月に収穫というパターン。夏の天候次第で作柄が左右されるため、この時期は波乱しやすいのが特徴。
需要 日本の小豆消費量は年間で約160万俵だが、中国から大量の加糖アンが輸入されるようになって、乾燥豆の消費量は頭打ちになっている。小豆の多くが製あんとして消費、北海道産大納言小豆は高級和菓子などに使用される。
供給 北海道で生産される小豆は90万俵前後、このほかに、青森など府県産が15万〜20万俵ほどある。これでは消費を補えないために、中国を中心に海外から輸入している。輸入量は農水省が需給を算定、輸入割当量を決める。
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変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
需給関係の推移
データ/グラフ
小豆の年間消費量は160万俵(1俵=60キロ)、一方の生産量は北海道と府県産で100〜110万俵ほどで、あとの不足分は中国などから輸入されている。
輸入量の推移
データ/グラフ
小豆は年間で2万5,000トンから3万トンほどが輸入されている。輸入先は全体の90%弱を中国が占め、次いで米国、カナダ、タイの順となっている。
国産出回り量の推移
データ/グラフ
国産出回りの大半が北海道産で占められ、府県産は自家消費が多い。たとえば、北海道で100万俵生産されると不作年で90%豊作年では95%が出回る。
天候
クロップカレンダー
11〜12月は年間最大の需要期、更に4〜5月のゴールデンウィークが春の第2需要期。これに対して7〜8月及び1〜2月が不需要期に当たっている。
為替
輸入採算早見表
中国小豆といえども、輸出価格はFOBトン当たりドル建てで提示される。当然、円高ならば輸入価格は下がり、円安であれば輸入価格は上がる。
換算値算出式
(C&F価格×円相場)+輸入諸経費
為替
小豆 90 100 110 120 130 140 150
500 2,329 2,509 2,689 2,869 3,049 3,229 3,409
600 2,653 2,869 3,085 3,301 3,517 3,733 3,949
700 2,977 3,229 3,481 3,733 3,985 4,237 4,489
800 3,301 3,589 3,877 4,165 4,453 4,741 5,029
900 3,625 3,949 4,273 4,597 4,924 5,241 5,569
1000 3,949 4,309 4,669 5,029 5,389 5,749 6,109
1100 4,273 4,669 5,065 5,461 5,857 6,253 6,649