原油
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全般 原油はプランクトンなど生物の遺骸や藻類などの有機物と土砂が混ざって海底に堆積、バクテリアの働きや地中の圧力・熱の作用で長い年月をかけて油状に熟成されたものとされる。原油の分類の仕方はいくつかあるが、『産地別』(アラブ首長国連邦産の『ドバイ原油』、オマーン産の『オマーン原油』など)が一般的。
需要 2002年の世界消費量(BP発表)は日量約7,575万バレル。上位3国は米国(同1,971万バレル)、中国(同536万バレル)、日本(同534万バレル)。中国は経済成長に伴いこの10年間で消費量が84%も急増した。
供給 2002年の世界生産量(OGJ誌発表)は日量6,604万バレル。そのうちOPEC(石油輸出国機構)の生産量は2,524万バレル(38%)だった。非OPECではロシアの生産量がトップ(同739万バレル)。
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変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
国内週間原油処理量
データ/グラフ
秋口以降は灯油需要増加に備え処理量も増加。今後は4月以降の定期点検、夏のガソリン需要増加を前に引き続き高水準の処理量となる見込み。
米EIA在庫
データ/グラフ
米エネルギー情報局が毎週水曜日に発表。目下のところ、心理的支持量の3億バレル、最低水準の2億8000バレルを下回り供給ひっ迫感が強い。
原油輸入在庫推移
データ/グラフ
4月以降の製油所定期修理を前に原油処理を進めて製品在庫を積み増すために冬から春先の輸入量が増加、在庫量も減少傾向に。
石油製品の生産得率
イメージ図
原油を精製すると沸点が高い順からガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、C重油、潤滑油・その他…などが得られる。
為替
輸入採算早見表
原油価格が30ドルの時、為替が1円変動すると東工取価格は189円変動する。為替が円安になれば東工取価格は上昇、円高なら下落。
換算値算出式
(ドバイ原油+オマーン原油)÷2×為替÷キロ換算
為替
原油 90 100 110 120 130 140 150
30 16,981 18,868 20,755 22,642 24,528 26,415 28,302
32 18,113 20,126 22,138 24,151 26,164 28,176 30,189
34 19,245 21,384 23,522 25,660 27,799 29,937 32,075
36 20,377 22,642 24,906 27,170 29,434 31,698 33,962
38 21,509 23,899 26,289 28,679 31,069 33,459 35,849
40 22,642 25,157 27,673 30,189 32,704 35,220 37,736
42 23,774 26,415 29,057 31,698 34,340 36,981 39,623