ガソリン
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全般 ガソリンは自動車の燃料であり、年間を通じて平均的に消費されている。ガソリンスタンドの小売価格はリットル当りで表示され、世界の原油価格が上昇すると小売価格も値上げされるケースが多い。小売価格のうち58円30銭がガソリン税である。先物市場で売買されるガソリンは税引き価格で表示されている。
需要 需要は乗用車の燃料が主体であるため、自家用車の消費の増減で需要も変化する。年間最大の需要月は夏休みの行楽や帰省需要が増加する8月で、このほか5月の連休、年末の行楽需要増加など季節的な習性がある。
供給 供給は石油元売会社の生産、出荷の増減で決まる。4〜6月から始まる製油所の定期修理で供給が減少したり、製油所の事故で一時的に供給量が減少するとか、現物市場で元売が買い上げて品薄となるケースもある。
上場取引所
 東京穀物商品取引所
 中部商品取引所
 関西商品取引所
 福岡商品取引所
変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
国内石油製品在庫推移
データ/グラフ
不需要期で荷が捌けない時に在庫が増加するが、元売会社が販売を拡大する場合も在庫が増える。年間を通じ平均して需要があるので一定量の在庫が必要。
国内業転価格
データ/グラフ
元売はガソリン価格を高めに維持する方針を貫いている。そのため現物を買い上げることが多い。現物の需給と元売の市況対策の両面で変動する性質あり。
米EIA在庫
データ/グラフ
NY原油価格は米国内原油在庫の増減に影響され、これが国内ガソリン相場に直接反映される。これは原油処理コスト高で値上げが見込まれるからだ。
石油製品の生産得率
イメージ図
元売会社にとってガソリンは「看板商品」であり、生産・販売量の拡大が命題となっている。改質装置によりガソリンの生産比率を高める傾向にある。
為替
輸入採算早見表
円安なら原油輸入代金が値上がりするので処理コストが上昇し、石油元売会社は製品の卸価格を引上げる。円高なら『円高差益還元』で値下げする場合がある。
その他
季節習性
ガソリンの需要は5月の連休、8月の夏休み、年末の休暇に行楽需要が増える。月別では8月が年間最大の需要月。猛暑はエアコン稼動で需要が急増する。
換算値算出式
(ドバイ原油+海上運賃・保険料)×円相場×キロ換算+諸経費
為替

原油

90 100 110 120 130 140 150
24 21,473 23,058 24,643 26,228 27,813 29,398 30,982
26 22,605 24,316 26,027 27,737 29,448 31,159 32,869
28 23,737 25,574 27,410 29,247 31,083 32,919 34,756
30 24,870 26,832 28,794 30,756 32,718 34,680 36,643
32 26,002 28,089 30,177 32,265 34,353 36,441 38,529
34 27,134 29,347 31,561 33,775 35,988 38,202 40,416
36 28,266 30,605 32,945 35,284 37,624 39,963 42,303