とうもろこし
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全般 トウモロコシというと多くの人は食用を想像するが、商品先物市場に上場されているトウモロコシは牛、豚、ブロイラーの家畜飼料として消費されるものが大部分だ。簡単にいえば、トウモロコシを家畜に食べさせることによって、人間が食肉を消費している。トウモロコシは米、小麦に並ぶ、世界の基幹穀物といって良いだろう。
需要 トウモロコシの用途は飼料用が主流で、コーンスターチ(練り物やビールなどの原料)、食用油(コーンオイル)、異性化糖(飲料水向けシロップ)などがある。最近はエタノール(燃料用アルコール)の伸びが著しい。
供給 2003〜04年度の世界トウモロコシ生産量は約6億1,000万トンの見通しで、うち米国だけで約2億5,700万トンを生産している。世界第2位は中国の1億1,400万トンで、両国の動向がポイントになる。
上場取引所
 東京穀物商品取引所
 中部商品取引所
 関西商品取引所
 福岡商品取引所
変動要因データ マーケットが注目する主な指標
データ名
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解 説
週間輸出成約高推移
データ/グラフ
輸出成約高は前年を大きく上回るペースで推移している。米国と競合してきた中国の輸出余力が少なくなっており、今後も好調なペースを持続する公算大。
需給関係の推移
データ/グラフ
米国産トウモロコシは2003年に史上最高の大豊作になったが消費好調で、需給にひっ迫感が出ている。消費好調は予想以上で場合によっては品薄感が…。
期末在庫率の推移
データ/グラフ
2003〜04年度の期末在庫は、生産量は史上最高を記録しながらも、消費が史上最大となる見通しで1995〜96年度以来の低水準で、需給ひっ迫を示している。
天候
クロップカレンダー
米国では4月から作付に入るが、この時期の天候は安定せず、作付遅れを招くこともしばしばだ。また、7月からの受粉期は不作を呼び込む高温が大敵だ。
為替
輸入採算早見表
とうもろこしは国際商品でドル相場の影響をまともに受ける。ドル建ての海上運賃が常識外れの高騰を見せており、その分、コスト負担が大きくなる。
換算値算出式
(シカゴ相場+C&Fプレミアム)×トン換算×円相場+諸経費
為替
シカゴ相場 90 100 110 120 130 140 150
2.20 14,881 16,534 18,188 19,841 21,494 23,148 24,801
2.40 15,625 17,361 19,097 20,833 22,569 24,305 26,046
2.60 16,369 18,188 20,006 21,825 23,644 25,463 27,281
2.80 17,113 19,014 20,916 22,817 24,719 26,620 28,521
3.00 17,857 19,841 21,825 23,809 25,793 27,777 29,761
3.20 18,601 20,668 22,734 24,801 26,868 28,935 31,002
3.40 19,345 21,494 23,644 25,793 27,943 30,092 32,242