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週間相場分析2019年9月24日


利下げ期待後退で売られる

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9/20 15:15現在

海外情勢

 米金融当局の慎重姿勢から追加利下げ期待が後退して売られる場面へ。世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は18日時点で883.60トン。9月4日の895.90トンを直近のピークに、5~6日の889.75トン⇒10~11日の882.42トン⇒12日の880.37トン⇒13~16日の874.51トンと減少を続けていたが、17日に880.37トンと増加に転じ、更に18日の883.60トンへと積み増した格好。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10日時点で26万9725枚、前週比3万0822枚減。取組高は10日時点61万枚台、17日時点63万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(11日⇒18日)では、当業者は売り玉600枚減・買い玉700枚増、非当業者は売り玉800枚減・買い玉2100枚減。

総合分析

 前述の"内部要因"で触れたように、ニューヨーク金市場におけるファンドの買い越しは3日時点の30万枚超から10日時点の27万枚弱へとざっと3万枚減少。過去最多の買い越しである31万5963枚(2016年7月5日)を目前に、買い玉整理が進んだことが窺える。ここから更に買い玉整理が進むのか、それとも、米国の更なる追加利下げの可能性(※市場では10月も利下げの可能性があるとの見方も)などを背景に再度買われるのか、その成り行きが注目される。

白金

米景気回復映し底固さ続く

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9/20 15:15現在

海外情勢

 米追加利下げ期待の後退でニューヨーク金は売られたが、米株価が景気回復見通しで堅調推移が見込めることもあり白金相場も売り物薄で引き締まる。タイ工業連盟が発表した8月の同国自動車生産台数は前年同月比8%減の16万6361台。4ヵ月連続で前年実績を下回った。1~8月累計の生産台数は140万3153台で、前年同期を1%下回った。一方、欧州自動車工業会が発表した8月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数(乗用車)は前年同月比8.4%減の93万2501台。マイナスは12ヵ月連続。2018年8月に規制変更前の駆け込み需要があった反動が出た。1~8月の累計は前年同期比3.6%減った。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10日時点で3万4919枚、前週比1760枚増。取組高は10日時点9万4000枚台、17日時点9万8000枚台。東京市場の取組高は4万5000枚台。カテゴリ別(11日⇒18日)は、当業者は売り玉800枚減・買い玉300枚増、非当業者は売り玉100枚増・買い玉1100枚減。

総合分析

 東京白金先限は9月5日の3410円から一時、3200円台割れへと反落したものの、すぐさま3200円台を回復。その後は3200円台から3300円台前半で揉合っている。為替の円安地合、日米株価の反発、米国の追加利下げ実施と継続観測、パラジウム相場の続伸、ニューヨーク白金の底固さなどがサポートしているためと推察され、その底固さは評価したいところ。東京白金の取組高がジワジワと減少している点はやや気懸りだが...。

原油

中東緊張で再び強気相場の展開へ

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9/20 15:15現在

海外情勢

 サウジアラビア石油施設への攻撃でNY原油期近は16日に63.38ドルまで暴騰、その後は一転急落した。しかし、米国のイラン制裁強化と報復攻撃の可能性示唆に対し、イランは、『攻撃をするなら全面戦争も辞さない』と強硬姿勢で中東緊張が再燃している。EIA(米エネルギー情報局)発表の9月13日現在の米国内石油在庫のうち原油は前週比100万バレル増(うちオクラホマ州クッシングは同60万バレル減)、ガソリンは同80万バレル増、中間留分は同50万バレル増。原油在庫が減少予想に対して増加したことが嫌気されたが、それ以上にサウジの生産回復が早まることが圧迫材料となっている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは9月10日現在、52万7579枚の買いに対して9万9374枚の売り、差し引き42万8205枚の買い越し(前週38万4157枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは18日現在、4万7522枚の買いに対して2万9701枚の売り、差し引き1万7821枚の買い越し(11日現在1万8388枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 EIA(米エネルギー情報局)発表の9月13日に終わる週の米国内石油需給(単位・日量)は供給量合計1945万バレルに対して需要量合計1988万2000バレル、差し引き43万2000バレルの供給不足と需給バランスはタイトな状態が続いている。当面、サウジの原油生産回復状況がポイントになるが、すでに急落過程で織り込まれており、イランと米国の対立で中東の緊張が高まり、その影響は無視出来ない。下値は切上がっており、中東地域の地政学的リスクが続くあいだ、上値余地は十分あり、再び高値波乱場面もあり得る。東京ドバイ原油期先は3万7000円台を買い進まれる強気相場の展開へ。

ゴム

今週のゴムの週間相場分析は休載致します。


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