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週間相場分析2019年8月26日


引き続き反動安を警戒

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8/23 15:15現在

海外情勢

 FRBを構成する連銀2人の総裁が利下げに反対したことから利下げ期待が薄れて調整の売りもあり下落。大手貴金属調査会社リフィニティブGFMSの貴金属調査部門の責任者、キャメロン・アレクサンダー氏が時事通信の取材に応じ、金相場について、『新たな局面を迎えて長期的な上昇トレンドに入った』と指摘した。また、リフィニティブGFMSの金価格見通し(年間平均)は2019年が1390ドル(レンジは1270~1585ドル)、2020年が1460ドル(同1350~1640ドル)、2021年が1515ドル(1420~1690ドル)。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で29万0090枚、前週比2455枚減。取組高は13日時点59万枚台、21日時点59万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(14日⇒21日)では、当業者は売り玉2500枚増・買い玉1100枚減、非当業者は売り玉400枚増・買い玉4000枚増。

総合分析

 ニューヨーク金期近、東京金期先ともに上昇一服となっているものの、高止まりを続けており、本格的な修正安には至っていない。それだけ金相場の基調が強いことの表れといえようが、やはり、高値警戒感、買われ過ぎ感が高まっているだけに反動安が警戒されるのも確かといえよう。ニューヨーク金のファンドポジションも大幅に買い越していることから、まとまった買い玉整理が出る恐れもあり、ファンドポジションの変化を注視したいところ。

白金

需要面を注視

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8/23 15:15現在

海外情勢

 米株価の堅調を映して基調引き締まる。大手貴金属調査会社リフィニティブGFMSのアナリストのヨハン・ウィーベイ氏が時事通信の取材に応じ、『白金相場は今後、緩やかな回復に転じる』との見解を示した。また、リフィニティブGFMSの白金価格見通し(年間平均)は2019年が842ドル(レンジは760~960ドル)、2020年が890ドル(同795~1050ドル)、2021年が975ドル(同870~1075ドル)。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で2万1676枚、前週比268枚減。取組高は13日時点7万7000枚台、21日時点7万7000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリ別(14日⇒21日)は当業者は売り玉100枚減・買い玉200枚増、非当業者は売り玉1000枚減・買い玉1300枚減。

総合分析

 前述の"海外情勢"で触れたウィーベイ氏は、『白金は価格低迷が長期化しており、採掘コストに見合う合理的な価格水準に近付いていくだろう。自動車の排ガス浄化触媒需要はこれからも伸びる。自動車販売の落ち込みに伴い需要が鈍化することもあり得る。ただ、自動車1台当たりの触媒利用量を考慮することが重要。世界的に排ガス規制が強化されるなか、従来に比べ多くの排ガス触媒が使われ、自動車販売減少による影響をある程度相殺すると見ている』と指摘。今後も需要面を注視。

原油

米ガソリン在庫増が弱材料

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8/23 15:15現在

海外情勢

 EIA(米エネルギー情報局)発表の8月16日現在の米国内石油在庫のうち、原油は前週比270万バレル減(うちオクラホマ州クッシングは同250万バレル減)、ガソリンが同30万バレル増、中間留分が同260万バレル増だった。ドライブシーズンのピークをよそにガソリン在庫の取り崩しが見られず、在庫が増加したことが懸念材料。米国の景気見通しは製造業の指標が悪化したことで不透明になり、これが弱材料になっている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは8月13日現在、54万7040枚の買いに対して16万4896枚の売り、差し引き38万2144枚の買い越し(前週37万5641枚の買い越し)と買い越し玉は増えている。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは21日現在、4万9552枚の買いに対して2万9806枚の売り、差し引き1万9716枚の買い越し(14日現在1万9935枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 EIA(米エネルギー情報局)発表の8月16日に終わる週の原油需給は供給量合計が日量で1951万9000バレル、需要量合計が2050万5000バレル、差し引き98万7000バレルの供給不足となり、米国内石油需給がタイトであることが判る。石油製品出荷量も2098万7000バレルと前週比で減少したものの、2000万バレルを超す水準は過去と比べてもかなりの高水準で需要の堅調ぶりが裏付けられる。米国内シェールオイル生産が頭打ちになっていることも原油相場にとっては強材料に。ただ、決定的な材料に不足しており、当面は揉合相場を強いられよう。

ゴム

東京ゴム下落、順鞘に移行

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8/23 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約50~100トン。8月22日の価格はキロあたり39.05~40.35バーツ、RSS3号タイ主要港9月積価格は156.0~158.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、7月20日現在13,763トン(前旬比511トン減)。
7月上旬の入出庫は入庫311トン、出庫822トン。

展開予想

 今週の東京ゴムは下落、週前半こそ上海ゴムと共に上昇、先限は一時174.4円まで買われたが、週後半にかけては期近限月が売られ当先限は順鞘に変化、期近買い期先売りの手も入り、先限には売りが集まりやすい展開となった。東京ゴム期近は一代安値を更新し150.0円台に突入、当先限は順鞘10.0円弱の水準となった。
 8月23日正午過ぎ現在RSS先限は166.6円前後、TSR先限は145.4円前後の取引。週の高値はRSS174.4円/TSR154.4円、週の安値はRSS166.0円/TSR154.4円。
 東京ゴム期近限月は大幅下落、買い方が手仕舞いを入れているとみられ、これまでとは一転、全限月で他市場対比"割安圏"に突入している。産地価格も下落しているとは言え東京での受渡を考えた場合170.0円程度であり、突っ込み売りは控える水準だろう。直近のゴム市場に独自材料は見当たらないが、基本的には上海ゴム・産地価格を参照しながらの価格形成に向かうとすれば、基本的にはレンジ相場を想定し逆張り対応が望ましいと考える。先限のレンジは160.0~175.0円を予想する。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引254,000円・損失限定取引495,000円(2019年11月18日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復26,840円(2019年11月18日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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