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週間相場分析2019年7月29日


FOMCに注目

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7/26 15:15現在

海外情勢

 金ETF(上場投資信託)で世界最大規模の「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、7月25日現在で前日比2.94トン減少の819.321トンと、3営業日連続の減少。ゴールドマン・サックス・グループのアレッシオ・リッツィ氏らストラテジストが7月22日のリポートで指摘したところによると、金相場のボラティリティー上昇によって、金のコールオプションの価格が日本円のそれに比べ割高になったことから、『日本円のコールを買う方が有利に見える』、『日本円は戦術的により有利なヘッジかもしれない』という。金のスポット価格が今年11%上昇したのに対し、日本円はドルに対してわずか1.6%しか上昇していない。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月16日時点で24万5501枚、前週比738枚増。取組高は7月16日時点60万枚台、24日時点61万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(7月17日⇒24日)では、当業者は売り玉1100枚増・買い玉800枚減、非当業者は売り玉200枚減・買い玉1700枚増。

総合分析

 東京金期先は7月19日の4983円で年初来の最高値を更新後、上値の重い状態が続いている。ただし、一方で、下値は23日の4908円で4900円台割れを回避してアヤ押しにとどまっており、底固い基調も健在といえそう。こうしたなか、当面の焦点は7月30~31日のFOMCで利下げが決定されるかどうか、その声明の内容、ニューヨーク金どのように反応するかポイント。と利下げ決定の場合、『噂で買って事実で売る』の格言のように、一旦、売られる可能性も。

白金

目先は続伸の反動で修正安も

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7/26 15:15現在

海外情勢

 ドル高や米株価の反落から、ニューヨーク白金期近は上昇一服となり10ドル前後の下げを演じている。チリ全国自動車産業協会が発表した今年上半期(1~6月)の同国新車販売台数(バスなど大型車を除く)は前年同期比7.5%減の18万7020台。同国中央銀行は理由として過去最高となった家計債務の影響を挙げている。一方、日本自動車タイヤ協会は、『2019年自動車タイヤ国内需要見通し』を当初見通しと比べて88万9000本マイナスの1億1751万7000本に下方修正した。国内自動車生産台数、国内販売ともに、想定よりも下回っていることが理由。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月16日時点で1万5592枚、前週比8899枚増。取組高は7月16日時点7万6000枚台、24日時点7万8000枚台。東京市場の取組高は5万5000枚台。カテゴリ別(7月17日⇒24日)は、当業者は売り玉1300枚減・買い玉200枚増、非当業者は売り玉1200枚減・買い玉2700枚減。

総合分析

 東京白金先限が5月中旬以来の3000円大台回復となった。この結果、東京白金先限日足チャートは下値を6月3日の2770円⇒6月18日の2774円⇒7月8日の2829円、上値を6月6日の2913円⇒7月2日の2960円⇒7月26日の3080円とともに切り上げており、ニューヨーク白金期近も870ドル台へと水準をアップして、上値、下値ともに切り上がる線型で、内外ともに割安感から買われ始めていることが窺える。目先は続伸の反動で修正安も予想されるが、そうした安値があれば買いたい。

原油

米中通商交渉の進展期待が追い風

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7/26 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油は米国内原油在庫の大幅減少と米中通商交渉は上海で閣僚級協議が行われ、双方が歩み寄るとの期待感もあり堅調な地合を維持。米国は夏の石油需要期にあり、景気拡大もあって需給はタイトとなっている。加えて、暴風雨接近の恐れも無視出来ず、供給面で米国内産油量減少を確認し、ファンドは利食ったあとも買い気の強さを示している。ただ、欧州の利下げ観測でユーロ安・ドル高となれば売られる可能性もあるが、中東の緊張を背景に底固い動きが予想される。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは7月16日現在、54万5484枚の買いに対して12万1722枚の売り、差し引き42万3762枚の買い越し(前週39万0149枚の買い越し)と買い越し玉は増えている。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは7月25日現在、4万5200枚の買いに対して2万7007枚の売り、差し引き1万8193枚の買い越し(19日現在1万7915枚の買い越し)と買い越し玉は増加した。

総合分析

 米国内在庫が大幅に減少したのは熱帯性暴風雨などの影響もあるが、米景気拡大が続いているうえ、夏のドライブシーズンの真っ只中にあることが在庫取り崩しに結びつき需要面の堅調が目立つ。一方、米国内産油量は連続減少しており、採算面で不利になったことからシェールオイルの生産が抑えられている格好だ。なお、世界石油需給は産油国の協調減産が続き、イランとベネズエラは米国の制裁を受けて大幅に生産量が減少しており、こうした事態はまだ続く可能性が高く、世界原油需給タイト化を背景に東京ドバイ原油期先も押目買いムードは根強い。

ゴム

今週のゴム週間相場分析は休載致します。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引254,000円・損失限定取引495,000円(2019年11月18日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復26,840円(2019年11月18日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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