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週間相場分析2019年7月22日


上値抵抗線を意識!?

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7/19 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shears"の保有残高は7月18日時点で814.62トン。7月10~15日に800.54トンで推移後、16日に799.37トンへと800トン割れとなったが、そこから4トン近く増加して再び800トン台を回復し、2月1日以来、5ヵ月半ぶりの高水準となり先高期待強まる。スタンダード・チャータード銀行の貴金属アナリスト、スキ・クーパー氏は、『金相場の一段高はマクロ的要因次第。米小売売上高のような強い指標が続けば相場には逆風となる』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は9日時点で24万4763枚、前週比1万4183枚減。取組高は9日時点59万枚台、17日時点60万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(10日⇒17日)では、当業者は売り玉700枚増・買い玉800枚増、非当業者は売り玉500枚増・買い玉500枚増。

総合分析

 日足チャートで見ると東京金期先は6月25日の4932円、7月3日の4950円、7月11日の4946円と上値を抑えられていたが、19日高値を上抜けると一気に4983円まで急騰。上値抵抗線をブレイクしたことですぐに5000円の大台に乗せる展開は考えられるが、月末要因や、米利下げ観測の織り込みなどにより、どこかで下押しが入る可能性があることも想定しておきたいところか。

白金

下値を切り上げるが頭重さも...

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7/19 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク白金期近はドル安ながら、中国経済減速の懸念もあり利益確定の売りで下落。欧州自動車工業会が発表した6月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数(乗用車)は前年同月比8.4%減の135万9232台。マイナスは10ヵ月連続で、独英仏など五大市場全てが前年割れ。今年上半期(1~6月)累計は前年同期比3.5%減の767万1249台だった。一方、韓国産業通商資源部が発表した『上半期の自動車産業動向』によると、今年上半期の同国内自動車生産台数は同1.2%増の202万8332台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は9日時点で6693枚、前週比2604枚減。取組高は9日時点7万8000枚台、17日時点7万8000枚台。東京市場の取組高は5万7000枚台。カテゴリ別(10日⇒17日)は当業者は売り玉900枚減・買い玉100枚増、非当業者は売り玉2000枚減・買い玉3000枚減。

総合分析

 東京白金先限日足チャートを見ると、6月3日の2770円⇒6月18日の2774円⇒7月8日の2829円...と下値が切り上がっており、上値も6月6日の2913円⇒7月2日の2960円⇒7月19日(12時現在)2970円と上値を切り上げ、緩やかながら上昇トレンドの兆しを見せている。しかし、金相場程の勢いはなく、このあたりで伸び悩むようであれば"Wトップ"形成となり、一旦売られる恐れも否めない。金相場がしっかりとした足取りを見せているだけにこのまま連れ高となるかどうか、成り行きを注視したいところ。

原油

ドル安で底固い動き

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7/19 15:15現在

海外情勢

 メキシコ湾岸などの石油施設操業再開や米国内原油在庫が減少したがガソリン在庫と中間留分在庫が増加したことから米国内石油需要の減少懸念が話題となり、ニューヨーク原油期近は55ドル台へ後退。当面、米利下げ観測による米株高などは支援要因となり、合わせて産油国の協調減産やイラン、ベネズエラの減産が原油相場を支える要因となっている。なお、米シェールオイルの増産ペースが鈍化する傾向にあり、原油価格が60ドル台へ上昇すると再び増産ピッチがアップするとの見方がある。

内部要因

 ニューヨーク原油市場のファンドポジションは7月9日現在、50万5696枚の買いに対して11万5547枚の売り、差し引き39万0149枚の買い越し(前週39万2810枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは7月17日現在、4万3927枚の買いに対して2万5877枚の売り、差し引き1万8050枚の買い越し(10日現在1万8993枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 米国内原油在庫は連続大幅減少となった。石油製品出荷量も日量2030万6000バレルと高い水準にあり、石油需要は衰えていない。米国の景気拡大が続いており、個人消費も伸びていることから先行き不安は強くない。米国12地区連銀の景況報告(ベージュブック)は5月中旬~7月上旬までの間、緩やかな景気拡大が続いていることを報告しており、米国は高い経済成長率を維持出来るとの観測となり、原油相場にはプラスに作用しよう。東京ドバイ原油期先は強気勢が買い進む姿勢を示すなど先高期待が高まりつつある。

ゴム

東京ゴム大幅反発、先限180円台半ば

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7/19 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約100~120トン。7月19日の価格はキロあたり46.95~48.48バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は183.0~185.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、6月30日現在14,236トン(前旬比108トン増)。
6月下旬の入出庫は入庫797トン、出庫689トン。

展開予想

 今週の東京ゴムは大幅反発。上海市場では売りが一巡し下げ止まりを見せていることや逆鞘幅の拡大が一旦は終息の気配を見せていることから、"割安感"のあった先限中心に買いが集まり、金曜日昼時点で4連騰の気配を見せている。一部は売り手の買戻しもあったとみられ、中国・シンガポール市場対比で、東京ゴムの上鞘幅が拡大傾向にある。株式市場は調整の動きをみせ、ドル円も円高方向であったが東京ゴムの堅調さが目立った。
 7月19日正午過ぎ現在RSS先限は185.0円前後、TSR先限は153.1円前後の取引。週の高値はRSS185.5円/TSR153.1円、週の安値はRSS174.0円/TSR153.1円。
 東京ゴムは主に期先限月の上昇により、当先の逆鞘幅は一旦修正方向に動いている。ただ、上海・シンガポール市場の反発力は鈍く、東京ゴムも依然戻りの範囲内と言えよう。海外市場・現物価格に大きな動きがない中、東京市場は期近売り-期先買いが進展したことからか"割高"水準にある。また、7月20日でインドネシア・マレーシアの輸出削減が終了する等強材料に欠ける為、週明けの現物価格動向注意しながら押し目を待つ段階だろう。先限のレンジは177.0~187.0円を予想する。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引252,000円・損失限定取引495,000円(2019年11月1日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復26,840円(2019年11月1日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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