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週間相場分析2019年3月25日


安全資産・代替資産として買われやすい環境に!?

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3/22 15:15現在

海外情勢

 関係筋が20日までに明らかにしたところによると、米シティグループは、ベネズエラ中央銀行が保有する数トン規模の金を売却する意向。この金はベネズエラに対する総額16億ドルの融資の担保となっており、期限を過ぎても融資は返済されていないため、担保の金を売却する。ベネズエラとシティバンクが2015年に交わした融資契約では、11億ドル分の返済期限は3月11日となっている。シティバンクが担保としている中銀の金は約13億5800万ドル相当。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は12日時点で7万8819枚、前週比9199枚減。取組高は12日時点53万枚台、20日時点51万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(13日⇒20日)では、当業者は売り玉2400枚増・買い玉200枚減、非当業者は売り玉3200枚減・買い玉700枚減。

総合分析

注目された19~20日のFOMCでは、今年の利上げ想定回数を従来の2回からゼロに引き下げ。これは米国が景気減速に対する警戒感を強めている姿勢を裏付けるものといえる。一方、英国のメイ首相はEUからの離脱期限を6月30日まで延期することをEU側に要請。これは、長期の延期に反対する離脱推進派議員らに屈した格好で、6月末に合意なき離脱に至るリスクも出てきた。これらはいずれも、安全資産・代替資産として金が買われる要因となり、金相場を下支える。

白金

3000円台維持で底固さも

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3/22 15:15現在

海外情勢

 欧州自動車工業会が発表した2月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数(乗用車)は前年同月比1.6%減の103万5827台と、6ヵ月連続で前年同月実績を下回った。ただし、2018年12月は同8.6%減、今年1月は5.0%減で減少幅は縮小している。一方、世界半導体市場統計によると、今年1月の世界半導体売上高(3ヵ月移動平均値は)前年同月比5.7%減、前月比7.2%減の355億米ドル。前年同月比で減少したのは2016年7月以来。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は12日時点で1万6348枚、前週比5115枚減。取組高は13日時点7万7000枚台、20日時点7万5000枚台。東京市場の取組高は3万8000枚台。カテゴリ別(13日⇒20日)は、当業者は売り玉2400枚減・買い玉600枚増、非当業者は売り玉1300枚増・買い玉1700枚減。

総合分析

 東京白金期先は11日の2889円から切り返して以降、3000円大台を維持。同じ白系金属のパラジウム相場が内外で続騰していることから、パラジウムや金よりも大幅に割安な白金も買われている格好。加えて、FRBが年内の利上げ想定回数をゼロに引き下げたこととそれに伴うドル安、英国のEU離脱問題の長期化と混迷化、南アフリカ共和国の電力不足問題(※モザンビークで水力発電所がハリケーン被害を受け、隣国南アへの送電にも影響との報も)なども下支えに。

灯油

サウジの減産目立ち原油相場押し上げ

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3/22 15:15現在

海外情勢

 OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産が継続され、なかでもサウジアラビアの減産順守率の高さが評価され、ベネズエラの産油量と原油輸出量の大幅減少が世界石油需給の供給不足の可能性を示唆する。ロシアなど非OPEC産油国の協調減産協力体制は万全で、いずれも相場の支援要因となる。米金融大手モルガンスタンレーはイランとベネズエラの原油供給リスクなど6月のOPEC総会での減産強化から、NY原油の価格見通しを4~6月62ドル、7~9月67・50ドル、10~12月を68ドルとアップ。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは3月12日現在、50万0169枚の買いに対して13万7904枚の売り、差し引き36万2265枚の買い越し(前週34万8801枚の買い越し)と買い越し玉は増加。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは3月20日現在、938枚の買いに対して850枚の売り、差し引き88枚の買い越し(13日は167枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 3月16日現在の全国灯油在庫は前週比5万8089キロリットル減の144万0055キロリットルと販売好調と生産調整を反映した結果だ。生産量は前週比2万9269キロリットル減の25万5804キロリットルと需要期終盤のために元売り会社が生産量を絞っている。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油先高人気の高まりを映して押目買い人気が高まりつつある。

ゴム

新着在庫増加を受け売り優勢

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3/22 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約1~23トン。3月日の価格はキロあたり49.49~49.59バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は173.0~174.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月20日現在の11,383トン(前旬比328トン増)。 3月上旬の入出庫は入庫1,920トン、出庫525トン。

展開予想

 週明けの3月18日、ゴム自体の材料に欠ける中、前週末の大幅安に対する反動から反発スタートも、週半ばに期近が期限切れ貨物懸念から売り優勢となると先限もつられる形で20日に191.3円まで下落、金曜日には目先の節目であった190.0円を割り込むとテクニカル売りを誘発し、一時先限188.9円まで一代安値を更新した。3月22日正午現在RSS先限は189.5円前後、TSR先限は167.5円前後の取引。週の高値はRSS195.6円/TSR172.3円、週の安値はRSS188.9円/TSR167.4円。FRBが年内利上げ見送りと9月での量的引き締め停止を決定し、円高ドル安進行も東京市場の売り材料となった。
 東京RSSの先限は50日移動平均まで下落しており、また11月末以来のトレンドラインの下限に達しているため、トレンドが大きく変わらない場合は一旦反発局面となりそうだ。また、産地対比で東京市場は割安といえる水準まで下落しているので190.0円以下を売り込むのはリスクが高いと考える。


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