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週間相場分析2019年3月18日


玉整理で不安定さも!?

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3/15 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は13日時点で772.46トン。1月29~31日の823.87トンを直近のピークに、2月8~11日の802.12トンから翌12日の798.86トンへと800トン大台割れを経て、3月4日の766.59トンまで減少を続けたが、その後、8日まで横ばいで推移。そして、週明け11日に769.53トンへと増加へ転じると、12日には772.46トンへと更に増加した格好。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は5日時点で8万8018枚、前週比4万7678枚減。取組高は5日時点47万枚台、13日時点53万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(6日⇒13日)では、当業者は売り玉4500枚増・買い玉700枚減、非当業者は売り玉2700枚減・買い玉2400枚増。

総合分析

東京金期先は3月8日の4591円で下げ止まり、14日の4676円まで切り返した。4600円台割れは一時的に終わり、基調の底固さを示した格好。ただ、今後、3月の月末や四半期末(国内は年度末も)が接近してくるとなると玉整理が先行、相場が不安定に推移する公算が大きく、その過程で、再度、下押される恐れも否めない点に注意が必要。19~20日に開かれるFOMCの声明と、それに対する金相場の反応に注目したい。

白金

2900円以下は売られ過ぎ!?

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3/15 15:15現在

海外情勢

 中国自動車工業協会が発表した2月の同国新車販売台数は前年同月比13.8%減の148万2000台。前年実績を割り込んだのは8ヵ月連続で、2ケタ減は6ヵ月連続。春節連休の時期が毎年ずれる影響を除くために1~2月の累計で見ると、前年同期比14.9%減だった。一方、ブラジル自動車工業会が発表した2月の同国自動車生産台数は前月比29.9%増・前年同月比20.5%増の25万7200台で、販売台数は同0.6%減・同26.6%増の19万8600台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は5日時点で2万1463枚、前週比5718枚増。取組高は5日時点7万7000枚台、13日時点7万7000枚台。東京市場の取組高は3万9000枚台。カテゴリ別(6日⇒13日)は、当業者は売り玉2000枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉1200枚減・買い玉800枚増。

総合分析

 東京白金期先は11日に一時、2889円まで急落。これはそれ以前の上げ幅(2月15日の2782円から3月1日の3127円まで345円高)に対して3分の2押し(230円安の2897円)超の水準だったが、その後はすぐさま切り返し、14日には3000円大台へ復帰した。目先、月末や四半期末の接近で玉整理が進行して再び下押される恐れも否めないが、11日の2889円前後で下げ渋るような動きとなれば、2900円以下は売られ過ぎの水準として意識されよう。

ガソリン

石油需給タイト化で強気優勢

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3/15 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の大幅減少と石油製品の出荷順調など石油需要の旺盛さが裏付けられた。加えて、OPEC減産順守率の高さと目標を超える削減実現など、産油国の協調減産継続やベネズエラの原油輸出大幅減少もあって、世界石油需給均衡化期待が台頭するなか、売り込まれた反動もあり、下値不安が後退した底固さが認められる。ファンドの買い方針が明らかになったことから強気勢有利の展開と見る向きが多い。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは3月5日現在、49万7656枚の買いに対して14万8855枚の売り、差し引き34万8801枚の買い越し(前週32万7671枚の買い越し)と買い越し玉が増えた。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは3月14日現在、4159枚の買いに対して2214枚の売り、差し引き1945枚の買い越し(7日現在1904枚の買い越し)と買い越し玉は増加した。

総合分析

 3月9日に終わる週の全国原油処理量は前週比5万0532キロリットル減の354万5523キロリットルと元売りの生産調整を反映したもの。卸値引き上げでガソリンは小売段階の値上げを強いられたが、予想外に販売量は落ち込まない。更に値上げとなれば買い控えも考えられるが...。また、人事異動という季節的な需要期ともいえるが、5月連休に対する販売量増加期待が強い。東京バージガソリン期先は海外原油高を反映して底固い地合を継続しそうで押目買い人気が高まる可能性あり。

ゴム

鞘滑りが想定される

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3/15 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は約1~23トン。3月14日の価格はキロあたり48.11~48.39バーツ、RSS3号タイ主要港4月積価格は174.5~175.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月20日現在の11,383トン(前旬比328トン増)。2月下旬の入出庫は入庫1,356トン、出庫1,312トン。

展開予想

 週明けの3月11日、「タイ、マレーシア、インドネシアの輸出削減策」合意を受け材料出尽くしから利益確定売り優勢となり一時195.9円まで値を沈めたものの、世界的な株高原油高等の外部環境の後押しを受け、売り一巡後は反発、201.2円まで上伸した。しかし、14日発表の2月中国工業生産が前年比で伸び悩むなど中国経済への不透明感は根強く、上海ゴム市場は12,000元付近まで急落。翌日は小康状態を保つも、金曜日には節目となる12,000元の水準を割り込み、テクニカル売りも膨らみ11,800元台半ばまで急落、東京RSS市場先限も一代安値を更新、一時192.0円まで沈んだ。3月15日正午現在、RSS先限は193円前後、TSR先限は169円前後の取引。週の高値はRSS201.2円/TSR176.8円、週の安値はRSS195.3円/TSR172.8円。
 移動平均線は短期線と中期線がクロスし、売り転換を示唆している。期近3月限は年度末で必要以上の在庫は持ちづらい状況から積極的な受けは見送られ、順ザヤ幅が拡大していることから、鞘滑りを想定した戻り売りで対処したい。下値目途は188.0円。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引252,000円・損失限定取引495,000円(2019年11月1日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復26,840円(2019年11月1日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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