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週間相場分析2019年3月4日


ようやく押目形成か!?

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3/1 15:15現在

海外情勢

 INTL・FCストーンのアナリスト、エドワード・メイア氏は、『金はもう少し上昇するだろう。ドルの下落につながり得る米中通商摩擦の解決への可能性に加え、米経済が著しく減速するなか、政策金利がほぼ動かない状況が続くと見られるため』と述べた。また、スタンダード・チャータード銀行の貴金属アナリスト、スキ・クーパー氏は、『昨年の大半は安全資産からの資金流入でドルが恩恵を受け、金相場が冴えなかった。米中貿易摩擦の緩和は金に恩恵を与えるだろう』と述べた。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月12日時点で10万4874枚、前週比4221枚減。取組高は2月20日時点51万枚台、27日時点49万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(20日⇒27日)では、当業者は売り玉600枚増・買い玉2300枚増、非当業者は売り玉2000枚増・買い玉400枚増。

総合分析

東京金期先は2月20日の4789円で上昇一服、反落して、2月末(28日)には一時、4700円台を割り込んで4681円の安値を付けた。とはいえ、昨年8月11日の4112円から2月20日の4789円まで押目らしい押目もなく677円高を演じ、昨年1月9日の4793円にほぼ顔合わせしたことからすれば、高値達成感、高値警戒感は強く、これでようやく押目形成なるか。ちなみに、前述の上げ幅の3分の1押しは226円安の4563円。

白金

売り玉手仕舞で続伸したが...

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3/1 15:15現在

海外情勢

 南アフリカ鉱業会議所は2月22日、少なくとも鉱業会社15社が28日からのスト予告通知を受け取ったと明らかにしたが、その後、AMCU(鉱山・建設労働連合)のスポークスマンはスト実施に対して裁判所の決定が延期されており、『裁判所の判断があるまでストは開始出来ない』と発言、28日時点でストライキは延期されている。なお、ストの可能性があったのは、アングロゴールド・アシャンティ、ハーモニー・ゴールド、アングロ・アメリカン・プラチナム、ロンミンなど。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネットポジションは2月12日時点で1606枚の売り越しに転換(前週は5994枚の買い越し)。取組高は2月20日時点8万3000枚台、27日時点7万8000枚台。東京市場の取組高は3万7000枚台。カテゴリ別(20日⇒27日)は、当業者は売り玉7800枚減・買い玉2100枚減、非当業者は売り玉800枚増・買い玉4900枚減。

総合分析

 東京白金期先は2月末に向けて更に上昇し、2月15日の2782円から28日の3104円まで続伸(※翌3月1日午前8時時点では3114円まで更に続伸)。ただ、2月20日から27日までの1週間だけでも取組高が4万4858枚から3万7915枚へと急減したほか、前述の"内部要因"で述べたように、当業者の売り玉が7800枚も急減していることから、続伸の主因が売り玉の手仕舞だという点、そして、当業者、非当業者とも買い玉が増えていない点は気懸りなところ。

灯油

値動き荒いが強気主導の展開

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3/1 15:15現在

海外情勢

 OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産が継続されており、米国内原油在庫が増加予想に反して大幅な減少となったことから、米国内石油需給のタイト化が再認識された。中国の景気減速懸念の再燃が悪材料となったが、米国の昨年第4四半期のGDP(国内総生産)成長率が予想を上回る伸びとなったことから、石油需要増加期待が台頭、強材料として相場に反映された。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは2月12日現在、47万2181枚の買いに対して18万3967枚の売り、差し引き28万8214枚の買い越し(前週32万1609枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは2月28日現在、881枚の買いに対して699枚の売り、差し引き182枚の買い越し(21日現在312枚の買い越し)と買い越し玉は増加した。

総合分析

 2月23日の日本全国灯油在庫は前週比19万4172キロリットル減の153万8837キロリットルと冬季暖房需要の伸びで在庫が取り崩された結果だ。景気回復の手応えはないが、寒さには勝てず、個人もまとめ買いするケースが多く、在庫の減少幅拡大に結びついた。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油相場の一段高場面を見て、小口ながら売り玉買戻しが先行しての反発となったが、今後、原油高を確認してから多少のタイムラグのある追随の仕方となりそうだ。

ゴム

主要生産国会議が輸出削減案を検討との報道に一段高

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3/1 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の取引量は、一日当たり約17~41トン。2月28日の価格はキロあたり45.46~45.78バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は166.5~167.5セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月10日現在の11,055トン(前旬比529トン増)。2月上旬の入出庫は入庫1,426トン、出庫897トン。

展開予想

 バンコクで開催された天然ゴム主要生産国会議にて「タイ、マレーシア、インドネシアの三か国合わせて20万~30万トンの輸出削減策を具体化する」声明が出されたことから週明けの東京ゴム市場は急伸。東京RSS市場の新圃先限8月限は204.8円まで上昇、先限価格としては昨年1月24日以来の高値をつけた。しかしながら、その一方で、「タイ政府が介入時に積み上げた政府在庫を放出するのではないか?」との噂に上海ゴム市場が伸び悩み、東京ゴム市場も失望売りに反落。東京RSS市場先限は一旦、198.0円まで下押した。タイ政府は公式に在庫放出の噂を否定したことで東京・上海両市場とも反発したが、タイの現物市場は「輸出制限による荷余りを懸念」し大きな上昇は見せていない。3月1日正午現在、RSS先限は203円前後、TSR先限は172円前後での取引。週の高値はRSS204.8円/TSR173.2円、週の安値はRSS198.0円/TSR165.1円。天然ゴム主要生産国会議は会議終了後、2週間以内に「輸出削減策」の具体的な内容を決定する予定。
東京RSSの単純移動平均は高止まりし、依然、相場が買われすぎであることを示し、一目均衡表においては、再び下方にある雲との乖離が15円以上に拡大。単純移動平均線は長期線と短期線の乖離が拡大し、目先、高値を更新したとしても、その後、190円を割り込む修正安局面に突入する可能性が高いと予想される。
2月限納会後は当先の順鞘幅は10円前後で安定しており、今後も拡大傾向にあると考える。



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