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週間相場分析2019年2月25日


ようやく本格的な修正安場面へ

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2/22 15:15現在

海外情勢

 RBCウェルス・マネジメントのマネジング・ディレクター、ジョージ・ジェロ氏は、『政治・経済面で世界的な懸念が十分にあるため、金相場は引き続き上昇。株価が下げ始めれば、更に安全な資産を求める投資家の動きが加速する』と予想。また、ゴールドマネー・ドットコムの調査部門責任者、アリステア・マクロード氏は、『世界経済は急速に鈍化している。金融政策はどこでも緩和的になり、先行き見通しは一段とインフレ的となろう。こうしたことが金相場を支える』と見通した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1月29日時点で9万9593枚、前週比2万5089枚増。取組高は2月14日時点47万枚台、20日時点51万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(13日⇒20日)では、当業者は売り玉1000枚減・買い玉1600枚増、非当業者は売り玉2800枚増・買い玉200枚増。

総合分析

ニューヨーク金期近の年初来最高値更新と円相場の下落を受けて、東京金期先は2月20日に一時、4789円まで急伸。2017年9月19日の4721円を上回り、2018年1月9日の4793円に迫り、4800円大台も視野に入った。ただ、相対力指数が70ポイントを上回って高値警戒のシグナルが点灯したところに、翌21日、ニューヨーク金の反落を受けて東京金期先も4700円台前半へ反落したことで、ようやく本格的な修正安場面へ移行か。

白金

続伸は売り玉手仕舞が主因!?

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2/22 15:15現在

海外情勢

 中国汽車工業協会が発表した1月の同国新車販売台数は前年同月比15.8%減の236万7300台と、7ヵ月連続で前年実績を割り込んだ。景気減速で買い控えが広がり、乗用車の落ち込みが深刻だった。一方、WTOが四半期ごとに公表する世界貿易予測指数の最新リポートによると、2018年第4四半期は輸出受注、国際航空輸送、自動車生産・販売など大半の項目において『急激な落ち込み』が見られ、世界貿易の伸びは今年第1四半期も減速が続く見込み。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1月29日時点で4617枚、前週比2182枚増。取組高は2月14日時点8万6000枚台、20日時点8万3000枚台。東京市場の取組高は4万4000枚台。カテゴリ別(13日⇒20日)は、当業者は売り玉900枚減・買い玉1100枚増、非当業者は売り玉3000枚減・買い玉5000枚減。

総合分析

 東京白金期先は2月15日の2782円から21日の2960円へと続伸した。ただ、この間のカテゴリ別取組高(2分類)の変化を見ると、前述の"内部要因"にあるように、当業者、非当業者ともに売り玉が大幅に減少していることから、相場上昇の主因が売り玉の手仕舞だったことが窺える。裏を返せば、売り玉整理一巡後は、再び売られる公算があるということで、非当業者の買い玉減少、取組高の減少が示す人気の弱まりも気懸りなところ。

ガソリン

米原油在庫増えたが圧迫感は弱い

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2/22 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の増加を嫌気されて売られたものの、ガソリンや中間留分在庫は減少しており、米国内石油需要は堅調なこともあって、下げ幅は小さい。米シェールオイル増産圧迫懸念や米中貿易協議の行方が不透明な間は強気しにくいとの声も聞かれるが、市場心理は産油国の協調減産継続による供給不安の増大や、中国が米国との貿易協議で折り合いをつけて不安を解消し、アジア全体の石油需要は落ち込まないとの見方が根強い。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の1月29日現在の大口投機玉(ファンド)ポジションは49万9297枚の買いに対して15万8386枚の売り、差し引き34万0911枚の買い越し(前週33万4859枚の買い越し)と買い越し玉が増加している。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは2月21日現在、3786枚の買いに対して1776枚の売り、差し引き2010枚の買い越し(14日現在1963枚の買い越し)と買い越し玉は増えている。

総合分析

 2月16日現在の全国ガソリン在庫は前週比3万2067キロリットル増の173万7451キロリットルと原油処理量の増加と販売伸び悩みが反映された結果だ。産業活動が低調になる季節的な要因だけに市場関係者も弱材料とは見ていない。東京バージガソリン期先はニューヨーク原油の堅調な足取りを反映する"写真相場"を継続中で、原油価格上昇はそのままコスト高要因、小売価格値上げ要因となるため、期先が一段高を演じる可能性も出て来る。

ゴム

天然ゴム主要生産国会議開催の噂に上伸

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2/22 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の取引量は、一日当たり約18~26トン。2月21日の価格はキロあたり44.59~44.77バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は167.5~168.5セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、1月20日現在の10,395トン(前旬比656トン減)。

展開予想

 2月21日・22日にバンコクで天然ゴム主要生産国会議が開催され、輸出制限政策が検討されるとの噂に週明けの上海市場が急騰し、東京ゴム市場もツレ高。東京ゴムRSS市場先限が1月21日につけた今年の高値を更新したことで踏み上げが入り、昨年5月23日以来の199.6円まで上昇するも、同会議における輸出削減に積極的なインドネシアと消極的なタイとの温度差が解消せず、昨年の12月の会議同様、検討のみに終わるのではないか?との噂も流れ、週末を控えて反落。2月22日正午現在、RSS先限は194円前後、TSR先限は164円前後での取引となっている。週の高値はRSS199.6円/TSR167.6円、安値はRSS182.1円/TSR155.1円。今週の産地市場は、19日がタイの祝日をであったことで現材料市場は堅調も取引量は少なく、一方で、RSS市場は上海・東京市場の急伸を見た現物手当に取引は好調だった。
 東京RSSの単純移動平均は急伸し、相場が買われすぎであることを示し、一目均衡表においては、再び下方にある雲との乖離が拡大。単純移動平均線は月曜の急騰に買いサインを見せたものの、相場自体から大きく乖離し、行き過ぎ感が漂う。目先、このまま上昇基調が継続するのは困難と考え、185円の水準への反落が予想される。
 当限2月限の玉整理は終了し、納会は平穏となる可能性が高い。一方、3月限以降に関しては新規貨物の入着が予定されていることから上値の圧迫は強い。目先、買い人気が着き、相場の価格水準は上昇したものの、鞘は順鞘状態に戻る傾向にあり、今後も拡大していく可能性が強いと考える。



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