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週間相場分析2019年2月18日


売り玉整理の一巡で上昇一服も!?

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2/15 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は13日時点で796.85トン。1月29~31日の823.87トンを直近のピークに、2月1日の817.40トン⇒4日の813.29トン⇒5日の811.82トン⇒6日の809.76トン⇒7日の803.29トン⇒8~11日の802.11トン⇒12日の798.89トン⇒13日の796.85トン...と減少が続いている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1月15日時点で8万7913枚、前週比1万1303枚減。取組高は2月6日時点48万枚台、13日時点47万枚台。東京市場の取組高は6万8000枚台。カテゴリ別(6日⇒13日)では、当業者は売り玉4200枚減・買い玉1700枚増、非当業者は売り玉3000枚増・買い玉3000枚減。

総合分析

東京金期先は14日に一時、4682円まで上昇、昨年4月12日の4672円を超え、年初来の最高値をまたもや更新した。ニューヨーク金期近が1300ドル台を維持しているところに、円相場の反落が加わって、上昇に弾みがついた格好だ。ただ、この間に、東京金は取組高が減少、特に、当業者の売り玉の減少が目を引くことから、目先、売り玉整理一巡で上昇一服の可能性も。昨年8月16日の4112円から半年間、下値切り上げ型の上昇を続けており、ひと息欲しいところ。

白金

供給過剰が上値を抑制

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2/15 15:15現在

海外情勢

 フィリピン自動車工業会と同国自動車輸入流通業者協会が発表した2018年の同国新車販売台数は前年比15.3%減の40万1624台。2012年以降、2017年まで同国の新車販売台数は6年連続で最高記録を更新していたが、7年ぶりに前年を下回った。また、インド自動車工業会が発表した今年1月の同国新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は前年同月比1%減の36万7716台。前年割れは3ヵ月連続で、消費者の需要低迷が続き、乗用車の販売が振るわなかった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1月15日時点で7729枚、前週比4257枚減。取組高は2月6日時点8万枚台、13日時点8万2000枚台。東京市場の取組高は4万8000枚台。カテゴリー別(6日⇒13日)は、当業者は売り玉800枚増・買い玉600枚増、非当業者は売り玉900枚増・買い玉1100枚増。

総合分析

 JM社が発表した2018年の世界白金需給(暫定推定値)は供給合計が190.0トン、純需要合計(需要合計-リサイクル量合計)が174.4トンで、需給バランスは15.6トンの供給過剰(前年は5.3トンの供給過剰)。2019年の需給については、『供給は大きく変動することはないと思われ、需要は緩やかに増加する可能性があり、リサイクル量もやや増加することから、市場は引き続き供給過剰になろう』とした。こうした見通しは白金相場の上値を抑制する公算。

原油

米中通商交渉の進展が強材料

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2/15 15:15現在

海外情勢

 米中通商交渉の前進を期待してファンドの買いに上昇。米国内原油在庫は増加したものの、集散地在庫は減少し、シェールオイルも増産が止まった。米国内の石油需給はタイト化したままで、世界石油需給も産油国の協調減産で引き締まっている。先行き需要減少懸念も中国経済への不安が薄れているため後退した。サウジアラビアが減産強化を表明したほか、ベネズエラからの原油供給量が大幅に減少していることも強材料。

内部要因

ニューヨーク原油市場の1月15日現在の大口投機玉(ファンド)ポジションは49万8357枚の買いに対して19万1432枚の売り、差し引き30万6925枚の買い越し(前週27万7211枚の買い越し)と買い越し玉が増えた。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは2月14日現在、4万5087枚の買いに対して3万1411枚の売り、差し引き1万3676枚の買い越し(6日現在1万4131枚の買い越し)と買い越し玉は減少。

総合分析

 2月9日に終わる週の全国原油処理量は前週比2万8074キロリットル増の356万0410キロリットルと製油所稼働率がアップしたことで処理量がふえた。それだけ原油の需要が増えていることになり、冬季の暖房需要向け灯油の出荷量が増えているように、低温地帯が九州、中・四国まで広がっていることで暖房油需要が増加していることを裏付ける。東京ドバイ原油期先は弱材料の後退もあり、売り玉手仕舞先行で上昇基調を示しており、まだ上値を狙える展開へ。

ゴム

米中貿易協議合意への期待に堅調

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2/15 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の取引量は、一日当たり約23~48トン。2月14日の価格はキロあたり42.96~43.66バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は162.0~163.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、1月20日現在の10,395トン(前旬比656トン減)。1月中旬の入庫は204トン、出庫は860トン。1月10日の在庫は11,051トン。

展開予想

 2月14日・15日開催の米中貿易協議で「両国の歩み寄り」が期待されエネルギー市場が堅調に推移、旧正月の休暇を終えた上海ゴム市場はエネルギー市場にツレ高。連休明けの東京ゴム先物市場は為替が円安に振れたこともあり上伸。RSS市場先限は、最近の高値である185.0円を突破する場面もあったものの、踏み上げを誘発するには至らず、2月15日正午現在、RSS先限は181円前後、TSR先限は155円前後での取引となっている。週の高値はRSS185.8円/TSR157.8円、安値はRSS177.4円/TSR149.5円。今週の産地市場は現材料市場は動意は薄も、RSS市場はタイバーツ安に伴う輸出需要への期待に取引は好調だった。
 東京RSSの単純移動平均は長・短期線ともに一旦、上昇を見せたものの反落、一目均衡表において下方にある雲との乖離は7円程度まで縮小、単純移動平均線は売りサインを見せたまま中立となっており、修正安局面からの離脱は失敗に終わり、目先、このまま下落基調が継続し170円を割り込む可能性が高い。
 当限の「空売り筋の買い戻し」は解消されつつあるも、産地価格が大きく動かないことから、当限の下値は依然底堅く、その一方で新規貨物の入着は順調であり先限の圧迫は強い。目先、逆鞘状態は続くも、2月限納会後は、急速に順鞘化していく可能性が高いと考える。



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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引200,000円・損失限定取引453,000円(2019年6月17日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(2019年6月17日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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