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週間相場分析2019年2月12日


修正安が欲しいところ

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2/8 15:15現在

海外情勢

 LBMAが発表した2019年の金価格予測平均は1311.71ドルで、2018年平均価格(1268.41ドル)から3.4%高の見通し(※30人のアナリストが示した、『何ドル~何ドル』という予想レンジと平均値から算出)。予想レンジの最低値は1150ドル、最高値は1475ドル、平均値の最低は1242ドル、最高は1365ドル(※平均値の最高1365ドルは2人のアナリストが予想)。平均値で1300ドル以上を示したのは30人中24人。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月31日時点で12万3772枚、前週比1万2787枚増。取組高は1月30日時点47万枚台、2月6日時点48万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(1月30日⇒2月6日)では、当業者は売り玉3700枚増・買い玉2500枚増、非当業者は売り玉5900枚減・買い玉4700枚減。

総合分析

東京金期先は2月5日と6日にそれぞれ一時、4637円まで上昇して年初来の最高値を更新した。これで昨年4月12日の4672円にまた一歩、近付いた格好だが、相対力指数が70ポイントを超えて高値警戒のシグナルが点灯しており、このまま更に続伸するかといえば、少々、疑問符が付く。息の長い上昇に向けて、ここは一旦、小休止場面で修正安が欲しいところ。『押目待ちに押目なし』の格言もあるが、焦らずに、『利食千人力』を意識するのも一法か。

白金

ドル高嫌気され一段安

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2/8 15:15現在

海外情勢

 マークラインズが2月4日時点で集約した今年1月の米国新車販売台数(GM、及びテスラの推定値を含む速報値)は前年同月比1.9%減の113万2911台で、1月の季節調整済み年率換算は前年同月の1719万台を下回り、1670万台。また、ドイツ自動車工業会が発表した今年1月の同国自動車生産台数は前年同月比19%減の36万7300台、輸出台数は同20%減の28万5800台。ストに起因する影響で不振となった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月31日時点で1万2457枚、前週比787枚増。取組高は1月30日時点8万1000枚台、2月6日時点8万枚台。東京市場の取組高は4万6000枚台。カテゴリー別(1月30日⇒2月6日)は、当業者は売り玉700枚増・買い玉900枚増、非当業者は売り玉2400枚減・買い玉2600枚減。

総合分析

 ニューヨーク白金期近、東京白金期先ともに、依然として他の貴金属に比べて上値が重い。LBMAが発表した今年の貴金属価格予測(30人のアナリストを対象に調査)で、金が対前年比3.4%高、銀が同3.6%高、パラジウムが同23.2%高の予測に対し、白金が同3.3%安と先安見通しにあることからも人気の弱さが窺える。JM社が現地時間13日に発表予定の『PGM Market Report』が何らかの刺激になるか要注目(※2019年予測は示されない見込み)。

灯油

NY原油がドル高嫌気して下落

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2/8 15:15現在

海外情勢

 EU(欧州連合)経済圏の四半期経済成長見通しで、今年と来年の成長予測を下方修正、イングランド銀行も経済成長の下方修正予測を明らかにしたことからユーロが対ドルで下落、ドル高を嫌気したファンドの売りでニューヨーク原油相場は一段安を演じた。米国のベネズエラ制裁とベネズエラ国内の政治的混乱で同国産原油輸出が停止する可能性が高まるなど供給不安で買われた反動もあっての急落となったが、このまま下げ続けることへの抵抗が認められる。

内部要因

ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは12月31日現在、50万2972枚の買いに対して20万4259枚の売り、差し引き29万8713枚の買い越し(12月24日現在、30万6312枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは2月7日現在、980枚の買いに対して836枚の売り、差し引き144枚の買い越し(1月31日現在、282枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。

総合分析

 2月2日現在の日本国内灯油在庫は前週比9万2784キロリットル減の192万0902キロリットルと冬季暖房需要期特有の販売増加の結果、在庫の取り崩しが増えたことを示す。原油処理量が減少したことも影響しているが、現物需給はタイトで、卸値が引き上げられているため堅調に推移している。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油相場が急落したことに連動するも、下げたところは強気勢が買い拾い、下げ渋りから再び反発へ転じる可能性大。

ゴム

中国・東南アジアの旧正月休みに緩慢な動き

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2/8 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の取引量は、一日当たり約3ン~約51トン。2月7日の価格はキロあたり43.05~43.43バーツ、RSS3号タイ主要港3月積価格は165.0~166.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、12月31日現在の11,113トン(前旬比401トン増)。12月下旬の入庫は813トン、出庫は412トン。12月10日の在庫は11,104トン、12月20日の在庫は10,712トン。

展開予想

 中国及び東南アジア市場が旧正月休暇となり売買高が減少する中、今週の東京ゴムRSS市場は原油高とドル高に堅調に始まり、先限は185円まで買われたものの、在庫増による原油市場軟化に東京ゴム市場も反落。当限は依然、空売り筋の買い戻しが終わっていないことから底堅い動きとなったものの、先限は新規貨物の大量入着懸念と米中貿易戦争再燃による世界的な景気後退懸念に売られ、2月8日正午現在、RSS先限は177円前後、TSR先限は150円前後で取引されている。週の高値はRSS185.0円/TSR153.9円、安値はRSS176.8円/TSR149.4円。今週の上海市場は週を通して休場、産地市場は動意薄の展開に終始。
 東京RSSの単純移動平均は長・短期線ともに50台を挟んだ動きだが低下傾向にある。一目均衡表においては雲との乖離は10円程度まで縮小、単純移動平均線においても長・短期線が売りサインを見せたままであり、修正安局面は継続し、依然、170円を割り込む可能性が高い。
 当限の空売り筋の買い戻しが解消するまでは、当限の下値は底堅く、一方で新規入着貨物による圧迫は強くなる一方であり、目先、逆鞘状態は続くも、2月限納会後は、順鞘化していく可能性が高いと考える。



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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引210,000円・損失限定取引453,000円(平成31年2月18日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復24,840円(平成31年2月18日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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