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週間相場分析2019年1月28日


取組高減少でも崩れず

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1/25 15:15現在

海外情勢

 FXTMの調査アナリスト、ラクマン・オトゥヌガ氏は金相場について、『日足チャートで上向きのチャンネル内にとどまっている』、『1286ドルを上回る水準で突破すれば、1295~1300ドルに向けた道筋を開く公算が大きい』と指摘。また、ソシエテ・ジェネラルのアナリストは、『投資家らが市場の混乱や景気後退の可能性、広がりつつある弱地合からの防衛策として、安全資産買いとポートフォリオの多様化を改めて行っていることが金相場の支援材料』と指摘した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月18日時点で7万5960枚以降、CFTCの業務閉鎖で未発表。取組高は1月16日時点50万枚台、23日時点51万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(16日⇒23日)では、当業者は売り玉3300枚減・買い玉300枚増、非当業者は売り玉300枚減・買い玉4000枚減。

総合分析

東京金の取組高は16日の7万9861枚から23日の7万6219枚へと1週間で3000枚以上減少。内部要因を見ると、非当業者の買い玉手仕舞が進んでいることが窺える。ただ、取組高減少でも、東京金先限日足チャートは崩れておらず、相対力指数も中立ラインの50ポイント近辺で下げ渋る動きを見せていることから、底固い基調を維持しているといえよう。指標であるニューヨーク金期近も1200ドル台後半を底固く推移、内外のこうした動きを評価したい。

白金

下げ渋る動きが続くか!?

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1/25 15:15現在

海外情勢

 チリ全国自動車産業協会が発表した2018年の同国新車販売台数は前年比15.6%増の41万7038台で、過去最高記録(2013年の37万8240台)を更新。また、タイ工業連盟が発表した2018年の同国自動車生産台数は同9%増の216万7694台。一方、韓国産業通商資源部が発表した2018年の同国自動車生産台数は暫定集計で同2.1%減の約402万9000台で、3年連続でマイナスとなった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月18日時点の1万1387枚以降、CFTCの業務閉鎖で未発表。取組高は1月16日時点8万3000枚台、23日時点8万5000枚台。東京市場の取組高は4万9000枚台。カテゴリー別(16日⇒23日)は、当業者は売り玉900枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉1900枚増・買い玉2900枚増。

総合分析

 東京白金先限日足チャートを見ると、1月4日の2762円以降、例えば、23日の2775円、24日の2792円など、2800円を下回ると、すぐさま2800円台へと切り返す動きが続いている。これは、『2800円以下は売られ過ぎ』との意識が強まりつつある表れといえそうだ。このまま2800円以下で下げ渋る動きが続けば、その底固さを見直した買いが入る可能性も。ただ、積極的に買い進めるような白金独自の強材料が乏しい点は気懸りで、上値が限定される恐れも。

原油

波乱含みながら地合引き締まる

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1/25 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油市場ではOPECや非OPEC産油国の減産体制を背景に売り物が細っている。米国内原油在庫の減少やシェールオイルの生産先細り見通しなどが下支え要因となり、中国経済の先行き不安が後退していることもサポート要因とされている。米株価の堅調は原油価格を後押しする要因となり、米株高期待は原油の先高期待と重なっている。50ドル台後半への上昇を予測する向きが増えている。目先は30,31日の米中通商交渉の行方が注目される要因。

内部要因

 1月22日現在のニューヨーク原油の取組高は204万8817枚と1月2日の210万4875枚から減少したが、1月2日の出来高73万枚から1月22日には138万5000枚と大幅に増加し、動意付いていることが判る。東京ドバイ原油市場における非当業者の売買バランスは1月23日現在、4万8439枚の買いに対して2万6415枚の売り、差し引き2万2024枚の買い越し(17日現在2万1932枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 1月19日に終わる週の全国原油処理量は前週比1万0493キロリットル減の366万6724キロリットルと製油所稼働率の低下を反映している。原油処理量の低下は季節的な動きではなく、石油会社の石油製品の自主減産姿勢を反映したもので、原油の消費が減少している動きではない。東京ドバイ期先はニューヨーク原油の売られ過ぎの調整高を見込んで先高人気が台頭しており、4万円大台定着の動き。

ゴム

当限の上昇にけん引されるも基調は弱い

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1/25 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の取引量は、一日当たり約10トン~約40トン。1月24日付の価格は、キロあたり43.17~43.80バーツ、RSS3号タイ主要港2月積価格は180.5~181.5セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、11月30日現在の11,517トン(前旬比446トン減)

展開予想

米中通商交渉に楽観的な噂が流れ原油市場が堅調に推移、天然ゴム市場は海外市場・国内市場共に堅調に推移。特に、東京ゴムRSS市場な当限は空売り筋の買い戻しに急伸し、ほぼ1年ぶりに201円台に到達した。しかしながら、中限以降は、上海ゴム市場や産地市場の上昇幅が限定され、また、大量の貨物が入着することが確定的となってきた為、売られ、当先の逆鞘幅は一時、200円を超える。週末を控えて当限は納会を迎え、上昇けん引の材料が消えることから上値の重い展開となっている。1月24日正午現在、RSS先限は183.7円前後、TSR先限は154.5円前後で取引されている。週の高値はRSS193.4円/TSR159.0円、安値はRSS180.4円/TSR151.5円。
 東京RSSの単純移動平均は長・短期線ともに60台を割り込み、市場の「買われ過ぎ」ムードは一段落するも、一目均衡表においても雲との乖離は縮まりつつあり、相場は既に修正安局面に突入していると考えられる、目先は170~180円の取引レンジの修正局面に突入する可能性が高い。
 当限1月限は堅調納会し、大量の受渡が観測されたものの、2月限以降は新規貨物の入着が確定的となり、また、現受貨物の納会値を考えると貨物に行方は限定的となる。中長期的には「大量の貨物到来」と共に「2017年の相場同様に過剰在庫の圧迫感に長い低迷」に突入するだろう。



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