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週間相場分析2019年1月21日


下値切り上げの線型を維持

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1/18 15:15現在

海外情勢

  ヘレウス・メタル・マネジメントのバイスプレジデント、ミゲル・ペレスサンタラ氏は、『現段階で株式市場や世界経済、貿易に対する多くの不安感が生じている』としたうえで、『これらの懸念が金相場を下支え1300ドルを上回る可能性がある』との見通しを示した。また、スタンダード・チャータード銀行の貴金属アナリスト、スキ・クーパー氏は、『ドル安が見込まれるほか、FRBも今年下期まで追加利上げを見送ると見られ、全体として金に非常に好ましい環境だ』と指摘。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月18日時点で7万5960枚以降、CFTCの業務閉鎖で未発表。取組高は1月8日時点45万枚台、16日時点50万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(9日⇒16日)では、当業者は売り玉900枚減・買い玉400枚減、非当業者は売り玉600枚減・買い玉1100枚減。

総合分析

 東京金期先は7日の4447円からジワリ浮上、4500円台で推移している。日足チャートを見ると昨年8月16日の4112円を起点にした下値切り上げの線型を維持。しかも、円相場が1ドル=107~109円台で高止まりするなかでも、その線型を維持していることから、いかに基調が底固いかが窺い知れよう。ニューヨーク金期近が高値警戒感から目先、修正安へ移行する可能性があり、東京金もそれに連動する場面もあり得るが、そのまま値崩れは考えにくい。

白金

なかなか浮上出来ない状況

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1/18 15:15現在

海外情勢

 欧州ビジネス協議会は今年のロシアの新車販売台数が前年比3.6%増の187万台となり、前年の大幅増(同12.8%増)からは伸びが鈍化するとの予想を示した。一方、中国自動車工業協会が発表した2018年の同国新車販売台数は前年比2.8%減の2808万台で、1990年以来28年ぶりに前年実績を割り込んだ。また、欧州自動車工業会が発表した2018年のEUとEFTA内の新車販売台数は前年比0.04%減の1560万台で、2013年以来の前年割れ。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月18日時点の1万1387枚以降、CFTCの業務閉鎖で未発表。取組高は1月8日時点8万6000枚台、16日時点8万3000枚台。東京市場の取組高は4万6000枚台。カテゴリー別(9日⇒16日)は、当業者は売り玉200枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉300枚減・買い玉100枚減。

総合分析

 ニューヨーク白金期近は800ドル前後、東京白金期先は2800円前後で推移。日足チャートの姿を見ると、パラジウムや金、更には銀の線型が確りしているのに対して、白金だけが上値の重い姿となっており、白金市場が強材料難、手掛かり材料難であることが窺える。米株価が安値から反発、ドル安が一服しても、依然として米国経済、更には世界経済に対する不安が根強く、世界的な自動車生産・販売の鈍化懸念もあって、白金相場はなかなか浮上出来ない状況といえそうだ。

灯油

原油に連動し方向定まらず

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1/18 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の減少や米中貿易戦争は両国の協議が進展しており、中国の石油需要減退懸念が薄れた。中国石油大手は2019年の同国石油需給がタイトであるとの見通しを明らかにしており、政治的な内需促進策の影響も考慮しており、米国内の石油需要が堅調なことがEIA(米エネルギー情報局)のデータでも明らかになったことから下値不安は後退している。サウジアラビアが減産枠を守っていることもサポート要因で、英国のEU離脱問題が引き起こした混乱は市場に織り込まれた。

内部要因

 ニューヨーク原油市場におけるファンド筋のネット買い玉は昨年12月18日時点の30万9608枚以降、CFTCの業務閉鎖で未発表。取組高は1月8日現在130万8202枚。1月16日現在、117万0314枚。東京バージ灯油の取組高は1月9日現在2856枚。1月16日現在2891枚。非当業者売買バランスは1月16日現在、1062枚の買いに対して699枚の売り、差し引き363枚の買い越し(1月9日は289枚の買い越し)と買い越し玉は増えている。

総合分析

 1月12日現在の全国灯油在庫は前週比20万1524キロリットル減の227万6937キロリットルと冬季暖房需要の増加を反映している。例年に比べて気温低下の時期が早まり、しかも、広域にわたることから中国・四国など西南暖地での気温低下が灯油需要の伸びに寄与している形。東京バージ灯油期先は原油価格に連動する他動的な動きを強いられているため、常に原油価格の後追いになりがちで、原油の不安定な動きに振り回されるので新規売買が増えない。しばらくは様子を見る商状が続こう。

ゴム

主要生産国会議を前に狭いレンジの動き

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1/18 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の取引量は、一日当たり約11トン~約40トン。1月17日付の価格は、キロあたり43.49~43.85バーツ、RSS3号タイ主要港2月積価格は162.0~163.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、11月20日現在の11,963トン(前旬比157トン減)。(協会の都合により、しばらく発表停止となっています)

展開予想

 日本市場が連休中に発表された中国の貿易統計が予想下回ったことで中国の景気減速懸念が台頭、上海ゴム市場は下落し、連休明けの東京ゴム市場は軟調に始まった。しかしながら、中国政府が減税・景気下支対策を実施するとの報に下値は支えられた。東京ゴムRSS市場は堅調な当限を見て買い戻しが入るも、上海ゴム市場や産地市場は追随する気配を見せず、週末を控えて当限の踏みが一巡したとの思惑が広がり、上値が重くなるも、週末に主要天然ゴム生産国が会合を開くとの報道もあり、下値の堅い展開となっている。1月18日正午現在、RSS先限は186.0円前後、TSR先限は153.0円前後で取引されている。週の高値はRSS186.4円/TSR153.6円、安値はRSS180.5円/TSR149.2円。
 東京RSSの単純移動平均は短期線ともに70台に乗り、市場は買われ過ぎとなっており、また、一目均衡表においても雲との乖離は20円近くあることから、いつ修正安局面が到来しても遅くない状況と考えられる、目先は170~180円の取引レンジの修正局面に突入する可能性が高い。
 当限1月限は玉整理の進展に、納会に向けて徐々に落ち着きを取り戻す中、2月限以降は新規貨物の入着が現実化する可能性が高く、1月限の納会以降は期近限月から新規貨物到来圧力にさらされ、当先の鞘は再び20円台に拡大すると考える。



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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引200,000円・損失限定取引453,000円(2019年6月17日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(2019年6月17日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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