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週間相場分析2018年12月17日


強基調は続く

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12/14 15:15現在

海外情勢

 中国工業・情報化部(工信部)の情報によると、今年1~9月の中国の金生産量は前年同期比0.6%減の372.8トンだった。一方、今年1~9月の同国金実質消費量は前年同期比5.1%増の849.7トン。うち、金の装飾品の消費量は同6.9%増の538.9トン、ゴールドバーの消費量は同5.1%減の210.9トン、金貨の消費量は同6.5%増の18.1トン、工業および他分野での消費量は同24.7%増の81.9トンだった。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は4日時点で4万9001枚、前週比4万7130枚増。取組高は4日時点39万枚台、12日時点40万枚台。東京市場の取組高は7万枚台。カテゴリ別(5日⇒12日)では、当業者は売り玉2700枚減・買い玉1300枚減、非当業者は売り玉2800枚減・買い玉4300枚減。

総合分析

 東京金期先が4500円台に乗せた。先週末にかけ円相場が1ドル=113円台前半への円安で推移したことから上昇場面を演じており、金相場の基調の引き締まりが窺える。英国のEU離脱問題やイタリアの財政懸念、米中貿易戦争の先行き不透明感、米株価の頭打ち感などを背景に、ニューヨーク金は今後も底固さを維持する公算が大きく、そのことが東京金のサポート要因にもなると推察されよう。

白金

2800円台前半で下げ渋る動きも

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12/14 15:15現在

海外情勢

 中国自動車工業協会は今年の同国新車販売台数が前年に比べ3%程度減少し、1990年以来28年ぶりに前年水準を割り込むとの見通しを明らかにした。1~11月の累計販売台数は前年同期比1.7%減の2542万台で、11月単月の販売台数は前年同月比13.9%減の254万8000台と5ヵ月連続で落ち込んだ。一方、インド自動車工業会が発表した11月の同国新車販売(乗用車+商用車)は同1.6%減の33万8812台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は4日時点で1万4626枚、前週比8189枚減。取組高は4日時点7万6000枚台、12日時点8万3000枚台。東京市場の取組高は4万8000枚台。カテゴリー別(5日⇒12日)は、当業者は売り玉ほぼ変わらず・買い玉200枚増、非当業者は売り玉2300枚増・買い玉2100枚増。

総合分析

 日足チャートを見ると、東京白金先限は12月7日の2825円を安値に、11日の2826円、12日の2829円など、2800円台前半で何度も下げ渋る動きを見せ、その後、2900円台へと切り返す動きを見せたことが判る。米国をはじめとする株価の頭打ち感や米中貿易戦争に対する不安感などから、世界的に景気の先行きへの一抹の不安が残り、産業金属である白金の需要減退懸念も根強い。そうしたなか、下落場面でも12月7日の2825円が支持線になるかどうか注目。

灯油

米国内在庫の減少で地合引き締まる

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12/14 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫は12月7日現在、前週比120万バレル減の4億4200万バレル(オクラホマ州クッシングは同110万バレル増の3940万バレル)となり、需給バランスも日量で1899万3000バレルの供給に対して1991万バレルの需要、差し引き71万7000バレルの供給不足となり、米国内産油量も前週比10万バレル減となった。米景気回復に伴う需要の増加で在庫が取り崩され、シェールオイルが減産傾向を示したことが原油の強材料に。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは12月4日現在、50万5292枚の買いに対して17万5146枚の売り、差し引き33万0146枚の買い越し(前週34万8121枚の買い越し)と買い越し玉が減少している。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは12月13日現在、1060枚の買いに対して694枚の売り、差し引き366枚の買い越し(12月7日334枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 12月8日現在の日本国内の灯油在庫は前週比1万6933キロリットル減の280万4616キロリットルと、需要期入りと西南暖地の異例な低温などが販売量を伸ばした結果といえる。原油処理量が前週比9万6101キロリットル減の358万6949キロリットルと設備稼働率が91・6%(前週94・1%)と低下したことも一因だ。なお、ニューヨーク原油相場が下げ過ぎの反動で地合が引き締まっており、先高期待もあるため東京バージ灯油期先も上値期待のムード。

ゴム

期限切在庫払しょく後の在庫懸念に期近から反発

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12/14 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要3市場取引量は、一日当たり約12トン~約28トン。12月13日付の価格は、キロあたり38.41~39.18バーツ、RSS3号タイ主要港1月積価格は137.5~138.5セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫は、11月10日現在の12,120トン(前旬比423トン減)が最新値。

展開予想

 OPECの減産合意によって反発したエネルギー市場を見て今週の東京ゴム市場は底堅く始まった。RSS市場は12月前期の事前検査に新規入着貨物が申請されなかったことから「12月限で大量の貨物が期限切れとなった後、受け渡し在庫が不足するのではないか?」との懸念に、期近限月から急伸。「中国への再輸出も順調に進んでいる」との噂に更に踏み上げが入り、相場全体が持ち上がることとなり、先限が最近の高値である170.0円を突破したところで、罫線筋の新規買いが入り170円手前まで上昇した。今週末にタイ、マレーシア、インドネシアの主要3か国が天然ゴム政策に関する会合がマレーシアで開催されるが、そこで「輸出割当政策」の復活が議論されるとの噂も流れている。週末を控えた東京ゴム市場は確りした動きを見せており12月14日の正午現在、RSS先限は169円前後、TSR先限は148円後半で取引されている。週の高値はRSS170.0円/TSR150.0円、安値はRSS158.2円/TSR142.0円。
 東京RSS市場の移動平均は大きく上昇しており目先、165円台への修正安が入る可能性はあるものの、相場は既に一目均衡表における雲を上に抜けており、取引レンジは165~175円に切り上がると考えられる。
 当先の順鞘幅は9円台まで縮小したものの、当限12月限における踏みが一巡した後は再び拡大し、新甫6月限の発会によって当先の順鞘幅は再び20円台に拡大していくと予想する。



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