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週間相場分析2018年11月05日


ヘッジファンドの玉整理に注意

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11/02 15:15現在

海外情勢

 米ボストンで開かれたLBMA(ロンドン地金市場協会)の年次会合で、金価格が来年10月14日までに1532ドルへ上昇するとの予想が示された。同会合に参加した業界関係者に調査した結果。また、『2019年、最も悪いパフォーマンスが予想される貴金属』の回答は金が最も少なく、全体の8%にとどまった(最多は銀で50%)。一方、『最も良いパフォーマンスが予想される貴金属』の回答は金が全体の27%で2番目に多かった(一番はパラジウムで54%、最下位は銀の9%)。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10月23日時点で2万9388枚、前週比1万1721枚増。取組高は10月23日時点47万枚台、10月31日時点49万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(10月24日⇒10月31日)では、当業者は売り玉200枚増・買い玉1300枚増、非当業者は売り玉2200枚増・買い玉1000枚増。

総合分析

 東京金期先は11月に入って早々、一時、4400円台を割り込む場面もあったが、すぐさま切り返して、10月の高値を上回った。日足チャートを見ると、6月15日の4628円から8月16日の4112円までの下げ幅(516円安)に対して、3分の2戻し(344円高の4456円)超を達成、基調は更に引き締まったといえようか。当面は、ヘッジファンドの12月決算を前にした"45日ルール"の期限(11月中旬)に向けた玉整理の行方に要注意。

白金

目先は修正安も

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11/02 15:15現在

海外情勢

 米ボストンで開かれたLBMA(ロンドン地金市場協会)の年次会合で、白金価格が来年10月14日までに1010ドルへ上昇するとの予想が示された。同会合に参加した業界関係者に調査した結果。また、『2019年、最も悪いパフォーマンスが予想される貴金属』の回答では白金は全体の26%と2番目に多かった(最多は銀で50%)。一方、『最も良いパフォーマンスが予想される貴金属』の回答では白金が全体の10%で2番目に少なかった(パラジウムが最多の54%)。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10月23日時点で1万1662枚、前週比1418枚減。取組高は10月23日時点7万4000枚台、10月31日時点7万5000枚台。東京市場の取組高は4万7000枚台。カテゴリー別(10月24日⇒10月31日)は、当業者は売り玉1700枚減・買い玉1000枚減、非当業者は1400枚増・買い玉700枚増。

総合分析

 東京白金先限日足チャートを見ると、9月5日の2740円から9月25日の3016円へ上放れたあと、下値を9月28日の2920円⇒10月11日の2927円⇒10月23日の2945円へと切り上げる一方、上値を10月4日の3046円⇒10月16日の3037円と切り下げる"上昇ペナント型"を形成し、先行きの上昇を示唆していた。その矢先、ドル安を受けたニューヨーク白金高を背景に2日、3100円台へと急伸。その反動で、目先は応分の修正安も。

灯油

海外原油安見て下落

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11/02 15:15現在

海外情勢

 10月のOPEC(石油輸出国機構)の産油量が2016年12月以来の高水準まで増加。EIA(米エネルギー情報局)によると10月26日現在の米国内原油在庫は前週比320万バレル増の4億2600万バレルとなり、集散地であるオクラホマ州クッシングの在庫も同190万バレル増の3190万バレルとなった。また、米国内原油生産量は過去最高を記録、ロシアの原油生産量が増加するなど世界石油需給は供給過剰が懸念されるとの見方から売られた。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは10月23日現在、58万5412枚の買いに対して13万0134枚の売り、差し引き45万5378枚の買い越し(前週は49万3229枚)と買い越し玉は減少している。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは10月31日現在、2773枚の買いに対して1548枚の売り、差し引き1225枚の買い越し(10月24日現在、1291枚の買い越し)と買い越し玉が減少している。

総合分析

 10月27日現在の日本国内の灯油在庫は前週比5万5715キロリットル増の262万2895キロリットルと不需要期による販売不振を反映した。原油の輸入価格が上昇を続けているために小売価格は上昇しており、現物市況は底固いものの、長期予報によると今年は暖冬の見通しで、在庫投資意欲が削がれている。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油価格の下落で上値は抑えられており、当面、戻り売りムードの影響は免れまい。投機筋も様子を見ているため商いは盛り上がりを欠いている。

ゴム

本格的な底入れはまだ先か

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11/02 15:15現在

ファンダメンタルズ

産地】USSのタイ主要3市場取引量は、一日当たり約6トン~約95トン。11月1日の価格は、キロあたり40.00バーツ(政府介入によってハジャイ、シャンディー、スラタニの3市場とも同一値段)、RSS3号タイ主要港11月積価格は137.0~138.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(9月30日現在)は12,831トン(前旬比19トン減)、9月下旬の入庫552トン、出庫571トン。

展開予想

 米中貿易戦争の激化と世界景気減速懸念に上海非鉄先物市場が急落、上海ゴム市場も大きく下落。東京市場は週明けから売られ、週央にはドル安の影響もあり、RSS先限は2016年9月16日以来となる「160円割れ」を示現した。しかしながら、週後半、中国政府の景気対策期待や、米中首脳会談を楽観視する思惑に反発。週末を控え、RSS先限は163円前後、TSR20号は148円前後で取引されている。週の高値はRSS164.3円/TSR150.4円、安値はRSS159.6円/TSR143.4円。
 東京RSS3号のRSIは長・短期線共に40台で推移も反発基調にあり、相場は移動平均線を依然として下回っており、一目均衡表においても雲との乖離も大きく、目先は166~167円への自立反発が予想される。本格的な底入れ確認は、その自律反発の後となるだろう。
 当先の順鞘幅は20円前後で落ち着いているが、当限を含む、期近2限月は依然として「期限切貨物」の圧迫を受けているが、中限以降はその圧迫を受けないことから順鞘幅は更に拡大すると予想する。


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