商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2018年  >  2018年10月22日

週間相場分析2018年10月22日


底固さ維持なら見直し買いも!?

gold.jpg

10/19 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク金市場のファンドの売り越しが9日、4万枚弱に増加したが、その後、ニューヨーク金期近は1200ドル台前半へ急伸。これを受け、アバーディーン・スタンダード・インベストメンツの投資戦略ディレクター、マクスウェル・ゴールド氏は、『株式市場でのリスクの高まりによって金の市場心理は改善するはず』、『今は株式市場のボラティリティーへの懸念に対するヘッジと投資先の多様化のため、金投資のポジションを戦略的に積み上げる好機』と述べた。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット売り玉は9日時点で3万8175枚、前週比1万6353枚増。取組高は9日時点、17日時点ともに46万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(10日⇒17日)では、当業者は売り玉800枚増・買い玉2800枚増、非当業者は売り玉700枚増・買い玉1400枚減。

総合分析

 一時、ニューヨークダウが900ドル以上切り返し、ドル指数が95ポイント台へ急伸、米10年債利回りが3.2%台へ上昇しながらも、ニューヨーク金期近は大きく崩れることなく1200ドル台前半を底固く推移。これは、株価やドル、金利の"暴騰"といった極端な動きでない限り、ドル高などに対して、ニューヨーク金の耐性が強まってきた表れといえようか。このまま底固い動きが続けば売り玉の手仕舞に見直し買いも加わって、上昇に弾みがつく可能性もあろう。

白金

もう一段高に手間取ると...

platinum.jpg

10/19 15:15現在

海外情勢

 欧州自動車工業会が発表した9月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数(乗用車)は前年同月比23.1%減の104万8835台で、4カ月ぶりの減少。また、9月のEUの新車販売台数(乗用車、マルタを除く)は同23.5%減の109万1220台で、こちらは6ヵ月ぶりのマイナス。一方、中国汽車工業協会が発表した9月の同国新車販売台数は同11.6%減の239万4100台で、前年同月を下回るのは3ヵ月連続。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は9日時点で8226枚、前週比1177枚増。取組高は9日時点7万4000枚台、17日時点7万5000枚台。東京市場の取組高は4万7000枚台。カテゴリー別(10日⇒17日)は、当業者は売り玉800枚減・買い玉100枚減、非当業者は売り玉200枚減・買い玉900枚減。

総合分析

 日足チャートを見ると、東京白金先限は3000円大台を挟んだ揉合相場へ移行していることが判る。今後の焦点は3000円台前半からもう一段、水準を切り上げるのかどうか。仮に、もう一段高に手間取ると、10月4日の3046円と16日の3039円で"Wトップ"を形成、売られる恐れもあるが、その場合、2900円台割れに見舞われなければ、今度は9月28日の2920円と10月11日の2927円が"Wボトム"として意識され、新たな下値支持線になる可能性も。

原油

在庫増と株安で下落

oil.jpg

10/19 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の増加や米シェールオイルの増産(過去最高記録を連続更新)、あるいは、サウジアラビア問題が収束する動きなど中東の地政学的リスク後退が下げに結びついている。このほか、米国の景気回復に伴う石油需要の増加期待はあったが、夏のトライブシーズンが終わり、ハリケーンシーズンも終盤になるなど、新規の強材料が乏しいことも利益確定の売りが出やすい環境となっている。米株安も下げ足を加速させた。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは10月9日現在、63万3117枚の買いに対して10万5066枚の売り、差し引き52万8051枚の買い越し(前週54万8909枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。東京ドバイ原油市場の非当業者バランスは10月17日現在、5万2962枚の買いに対して3万2007枚の売り、差し引き2万0955枚の買い越し(10日は2万0005枚)と買い越し玉は増えている。

総合分析

 我が国の10月中の原油輸入価格は9月平均5万3136円から1000円がらみ上昇する見込み。対象となるオマーン原油は77ドル強、為替レートは111円台半ばとの想定だが、一度は米国内原油在庫増で売られた相場も売られ過ぎの反省から反動高を見込める。為替が円安へ振れるかどうか、今後は円安が追い風となる可能性がある。なお、東京ドバイ原油期先はニューヨーク原油連動の写真相場の様相を呈しており、ニューヨーク原油相場の展開待ちで押目狙いの買いが出たら急反発も。

ゴム

東京ゴム市場は原油市場急落にツレ安

20rubber.jpg

10/19 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要市場取引量は、一日当たり約20トン~約52トン。10月18日の価格はキロあたり39.89~40.57バーツ、RSS3号タイ主要港11月積価格は143.5~144.5セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(9月20日現在)は12,850トン(前旬比349トン減)、9月中旬の入庫は777トン、出庫は1,126トンが最新データ。

展開予想

 タイ市場が「前国王記念日」で休場となった15日、東京ゴム市場は閑散な商いの中、底堅い状況で始まった。中国の9月度自動車生産販売統計が比較的良好だったことや青島保税区のゴム在庫が急減しているとの情報から上海ゴム市場が堅調となり、東京ゴムRSS3号市場も週央に171円台を回復した。しかしながら、18日には「米国内の原油在庫増」によるエネルギー市場の急落が引き金となり、東京ゴム市場は下落、次週に納会を控えた東京ゴムRSS3号市場当限10月限が、一般筋の整理商いに大きく下落したことも売りを誘った。10月19日正午現在、東京ゴム市場の先限価格はRSS3号で166円前後、TSR20号で149円前後と、共に週の安値圏で推移。週の高値はRSS171.6円/TSR154.7円、安値はRSS165.5円/TSR148.7円。
 東京RSS3号のRSIは長期線が44台・短期線が37台で推移、若干の売られすぎが懸念され、また、相場も移動平均線からの乖離が開きつつあり、目先の下値余地は限られているとされる。一目均衡表においても雲からの乖離は大きく、短期的には、更なる下げは買い場と考えるが、本格的な底入れ確認には時期尚早と考える。
 当先の順鞘幅は19円前後にまで回復。当限を含む、期近3限月は依然として「期限切貨物の還流懸念」による圧力を払拭できそうにない、しかしながら、先限限月は新規貨物入着が可能な水準に遠く、順鞘幅は再び拡大傾向にあると予想される。


このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引115,000円・損失限定取引453,000円(平成30年12月3日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成30年12月3日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
日本商品先物取引協会相談センター http://www.nisshokyo.or.jp