商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2018年  >  2018年10月01日

週間相場分析2018年10月01日


半値戻し達成で...

gold.jpg

9/28 15:15現在

海外情勢

 ミャンマー金事業者協会によると、同国内の金価格(同国通貨チャット建て)が過去最高水準に達している。金価格が上昇し始めたのは6ヵ月前ほどから。同協会幹部ウィン・ミン氏によると、最大都市ヤンゴン地域の高純度金の価格(1ティカル≒16.6グラム当たり)は年初の90万チャット台から101万チャット台へ上昇。同国政府は外貨獲得による為替レート安定と、国境地帯での違法貿易を防ぐ目的で、現在は制限している金の輸出を認める方向で準備を進めている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット売り玉は9月18日時点で1万844枚、前週比3254枚増。取組高は9月18日時点46万枚台、26日時点45万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(9月19日⇒26日)では、当業者は売り玉400枚増・買い玉600枚増、非当業者は売り玉1400枚減・買い玉1600枚減。

総合分析

 東京金期先は9月25日に4374円まで上昇。日足チャートを見ると、6月15日の4628円から8月16日の4112円までの下げ幅(三段下げで516円安)に対して、半値戻し(258円高の4370円)を達成した格好。『半値戻しは全値戻し』という相場格言があるが、これは、『半値戻しから最終的には全値戻しへ向かう』という先高を示唆するとともに、『全値戻しに向かうために、半値戻しで一旦、上昇一服』という修正安も示唆。これに基づき、まずは応分の修正安。

白金

チャートの姿が好転

platinum.jpg

9/28 15:15現在

海外情勢

 タイ工業連盟が発表した8月の同国自動車生産台数は前年同月比2%増の18万1237台。前年同月を上回るのは14ヵ月連続。同連盟は国内市場が好調であることを理由に今年の自動車生産の年間目標を従来の200万台から208万台に引き上げている。一方、ベトナム商工省・工業政策戦略研究所は同国内自動車生産について、2018年から2025年の伸び率が年平均18.5%になると見込んだ。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は9月18日時点で2210枚、前週比5358枚減。取組高は9月18日時点8万8000枚台、26日時点7万4000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリー別(9月19日⇒26日)は、当業者は売り玉500枚減・買い玉100枚減、非当業者は売り玉500枚減・買い玉900枚減。

総合分析

 東京白金先限は3000円台を回復し、9月25日の3016円まで上昇、相対力指数は高値警戒ラインの70ポイントに達した。9月5日の2740円からほぼ一本調子で上昇してきたことから高値警戒感が強まり、その後は上昇一服、修正安へ移行したが、3000円大台へと返り咲いたことで日足チャートの線型が好転して下値不安は後退したと考えられる。修正安後のもう一段高が理想だが、そのあと押しとなる新規の強材料が欲しいところ。

原油

米石油需給タイトな状態が続く

oil.jpg

9/28 15:15現在

海外情勢

 米国のイラン制裁は不可避とされ、原油供給量減少で世界石油需給が均衡からタイト化へ向かう可能性が高いとの意識が強い。米中貿易戦争の影響で中国経済の減速懸念が弱材料となっていたものの、11月の米中首脳会談で両者歩み寄りが見込まれるなど、貿易戦争という材料は織り込まれたとの見方が多い。むしろ、サウジアラビアやロシアの増産余力が低いことが強材料視されるなど下値不安は薄れている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは9月18日現在、62万6914枚の買いに対して9万6548枚の売り、差し引き53万0366枚の買い越し(前週54万3845枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは9月26日現在、5万4257枚の買いに対して3万7462枚の売り、差し引き1万6795枚の買い越し(19日現在1万7545枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 米国内原油在庫が増加へ転じたものの、週間ベースの需給バランスは供給不足が続いており、需給はタイトな状況。米国内原油生産量は過去最高記録を更新しているものの、その圧迫感がない。シェールオイル増産が続いているとはいえ、増産ペースは予想外に緩やかでシェールオイル企業の採算は全体が好転しているとは言い切れず、原油価格水準が下がれば赤字となる企業も少なくない。一方で米国の景気回復で個人消費は旺盛でガソリン需要は伸びており、下値不安は強くならない。東京ドバイ原油はニューヨーク原油連動のパターンが続いており、先高人気の強さから堅調地合継続と判断したい。

ゴム

米中貿易戦争激化に一段安

20rubber.jpg

9/28 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約22トン~約63トン。9月27日の価格はキロあたり40.12~42.32バーツ、RSS3号タイ主要港10月積価格は145.5~146.5セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(9月10日現在)は13,199トン(前旬比321トン減)、9月上旬の入庫は277トン、出庫は598トン。

展開予想

先週9月21日の9月限納会が比較的平穏であったことを受け、連休中明けの東京ゴム市場では新圃2019年3月限が堅調に発会、先限限月として9月3日以来の171円台を回復した。しかしながら、中秋節の連休中明けとなる上海ゴム市場は「米国による第三次追加関税を発動」と「米中通商協議を打ち切り」に貿易戦争激化が確定的となり、産業資材需要の減少懸念から下落。東京ゴム市場もツレ安となる。「OPECによる増産見送り」に堅調となった原油市場にゴム市場は一時的に下支えられたものの、27日には、米国の原油在庫増に原油市場が軟化し、支えを失った上海・東京両ゴム市場は売られ、中国が「1585品目の工業品・一次原材料等の商品(商品の詳細は後日発表とのこと)への輸入関税を11月から引き下げる」と発表したことで、国慶節休暇に控えた上海ゴム市場は一段安となり、東京ゴム市場も再びツレ安。9月28日正午現在、円安ドル高に下値を支えられ東京ゴム先限は166.5円前後で推移。週の高値は171.2円、安値は165.2円。上海市場の国慶節休場は10月1日から5日までとなっており、現物市場の大口買い方の不在に世界の天然ゴム相場の価格は低迷する可能性が高い。
 RSIは、長・短期線は共に40前後にあり、一目均衡表においては、雲の下限からの乖離が大きく、目先は、大きく下げることは予想し難い、しかしながら、相場が底入れするには、まだ、時間が必要と考える。
 当先の順鞘幅は26円前後にまで拡大し、1990年以降の最大幅である29.7円に迫る。「期限切れ貨物の還流懸念」により期近限月の上値が抑えられる一方、輸入採算価格を大きく下回っている先限は、新規貨物入着のめどが立たず下値が堅い状況に変わりはなく、順鞘幅は「期限切貨物の還流懸念」が払しょくされるまでの、目先数か月の間、さらに拡大が続くと予想される。


このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引115,000円・損失限定取引453,000円(平成30年10月1日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成30年10月1日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
日本商品先物取引協会相談センター http://www.nisshokyo.or.jp