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週間相場分析2018年09月18日


実需の買いが下支え!?

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9/14 15:15現在

海外情勢

  世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は9月12日時点で745.18トン。7月23~24日の802.55トンを直近のピークに減少傾向が続き、2016年2月以来の水準に低下した。BB&Tウェルス・マネジメント(米アラバマ州バーミンガム)のシニアバイスプレジデント、ウォルター・ヘルウィグ氏は、『米当局が金融引き締めモードにある限り、金価格には逆風となるだろう』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット売り玉は4日時点で1万3497枚、前週比1万434枚増。取組高は4日時点、12日時点ともに47万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(5日⇒12日)では、当業者は売り玉800枚増・買い玉2100枚増、非当業者は売り玉100枚減・買い玉1300枚減。

総合分析

 前述の"内部要因"にあるように、ニューヨーク金市場でのファンドの売り越しが前週からざっと1万枚も増加。ファンドの買い玉減少・売り玉増加が進んだ割に、ニューヨーク金期近が1200ドル前後から値崩れせずに推移していることは興味深い。市場関係者からは、『安値で中国やインド、東南アジアの実需が買いを入れている』との指摘もあり、こうした安値買いが今後も金相場を下支えるのかどうか、成り行きが注目される。

白金

ダブルボトム形成なるか!?

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9/14 15:15現在

海外情勢

 インド自動車工業会が発表8月の同国乗用車販売台数は前年同月比2%減の28万7186台と2ヵ月連続で減少。長雨により南部ケララ州で過去100年間で最悪とされる洪水や地滑りが発生し、一部地域で経済が麻痺したことが響いた。一方、中国汽車工業協会が発表した8月の同国新車販売台数は同3.8%減の210万3400台で、こちらも2ヵ月連続の減少。米中貿易戦争などが景気の先行きに対する消費者の懸念をもたらし、新車購入意欲に影響していると見られる。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は4日時点で1万1916枚、前週比940枚増。取組高は4日時点8万9000枚台、12日時点9万4000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリー別(5日⇒12日)は、当業者は売り玉100枚減・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉100枚減・買い玉200枚減。

総合分析

 東京白金先限は9月5日の2740円から14日の2898円へと反発。この結果、日足チャートの姿は、8月28日の高値2887円を上抜け、ダブルボトムを形成しつつある。この水準を維持できれば、トレンドの転換点となる可能性が高まるが、再び戻りを売られるようであれば、ニューヨーク白金の頭の重さや白金独自の新規材料難、米ドル高地合などから、失望売りを浴びる恐れも否めないか。

ガソリン

上値警戒感が台頭

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9/14 15:15現在

海外情勢

 8月のOPEC(石油輸出国機構)原油供給量が増加したことで利益確定売りが先行して反落した。米国のイラン制裁が11月4日に始動する。米国は同盟国を中心にイラン産原油の輸入停止を要請、多くの国がイラン産原油輸入停止を決めていることや、米国内原油在庫の減少、IEA(国際エネルギー機関)が今年第3四半期(10~12月)の世界石油需要が日量1億バレルに達するとの予測を明らかにしたことは強材料。ハリケーンによる原油への影響はないと見て良い。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは9月4日現在、67万3427枚の買いに対して10万7697枚の売り、差し引き56万5730枚の買い越し(前週55万0313枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは9月12日現在、6568枚の買いに対して4646枚の売り、差し引き1922枚の買い越し(5日現在1926枚の買い越し)と買い越し玉が増加した。

総合分析

 9月8日現在の全国ガソリン在庫は前週比1万1101キロリットル減の155万5143キロリットルと製油所稼働率が89%(前週92%)と生産調整で低下、原油処理量は前週比16万6708キロリットル減の342万0850キロリットルとなった。レギュラーガソリン小売価格は上昇しているが、それでも販売量は増加しており、ガソリン需給はタイト化。東京バージガソリン期先は原油の先高人気を反映して強気勢の買い進みで一段高へ向かおう。

ゴム

米中貿易戦争激化懸念に下落も、天候懸念に反発

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9/14 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約19トン~約30トン。9月13日の価格はキロあたり41.28~41.82バーツ、RSS3号タイ主要港10月積価格は144.0~145.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(8月20日現在)は13,929トン(前旬比44トン増)、8月中旬の入庫は300トン、出庫は256トン。

展開予想

 9月8日に発表された中国の貿易統計を受け、米国が第四弾となる対中国制裁関税実施に言及したことで、原油や非鉄金属市場が下落。週明けの東京ゴム市場は軟調に寄り付いた。米国ドルが対日本円で堅調に推移したことで下値は支えられたものの、「タイ政府による天然ゴムの政府在庫売却」の噂が流れ、11日の寄付直後に東京ゴム先限は急落。8月16日に付けた164.6円を下回り、164.2円まで下落。先限として今年の最安値を更新したが、「在庫売却」の噂はタイ政府から公式に否定され、相場は反発。また、週央12日には米国東海岸を超大型ハリケーンが襲うとの報道に原油市場が急騰、東京ゴム市場も週初の水準まで値を戻し、また、中国気象台が今週後半に、非常に強い台風22号と中国近海で発生した23号が相次いで広東省から海南島、インドシナ半島の北部にかけて襲来、天然ゴムの産地でもある同地域に暴風雨警報を発令したこともあり、上海ゴム市場も堅調に推移。週末を控え、買い戻し中心の商いに反発。9月14日の正午現在、東京ゴム先限は168.0円前後で推移。週の高値は170.0円、安値は164.2円。
 RSIは、短期線・長期線共に40台を回復、更なる上伸が期待できるも、一目均衡表においては、雲の下限である170.7が抵抗となり、また、抵抗を突破できても分厚い雲を上に抜くことは困難であり、当面165.0円~175.0円のレンジでの取引が予想される。
 当先の順鞘幅は18円前後に拡大しており「期限切れ貨物」の還流が懸念される期近の下値は堅く、新規貨物入着のめどが立っていない先限が割安なことから順鞘幅はさらに拡大することが予想される。


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