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週間相場分析2018年09月03日


ファンドや金ETFに注目

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8/31 15:15現在

海外情勢

 米アクティブ・トレーズのチーフアナリスト、カルロ・アルベルト・デ・カーサ氏は、金相場が1200ドルを維持出来れば、一段高となる可能性が大きいと指摘。1230ドルや1235ドルがターゲットになると予想した。ただし、1200ドルを割り込んだ場合は、弱気ムードが再び強まる可能性があり、当面のターゲットとなる金相場の下値支持線の水準は1180ドルになるとの見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット売り玉は8月21日時点で8710枚、前週比5022枚増。取組高は8月21日時点48万枚台、29日時点47万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(8月22日⇒29日)では、当業者は売り玉2400枚減・買い玉1000枚減、非当業者は売り玉3100枚増・買い玉1700枚増。

総合分析

 前述の"内部要因"にあるように、ニューヨーク金市場でのファンドの売り越しが増加。その後、ニューヨーク金期近が1200ドル台へ復帰したことから、8月28日時点では売り越しが減少していると推察されるが、実際にどうなのか、また、世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高が8月30日時点で757.81トンと、2016年2月24~25日の760.32トン以来の水準へ減少しているが、その減少に歯止めがかかるのかどうかがカギに。

白金

半値戻しを達成出来ず下値模索も!?

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8/31 15:15現在

海外情勢

 タイ工業連盟が発表した7月の同国自動車生産台数は前年同期比15%増の18万3119台と、13ヵ月連続で前年同月を上回った。観光業の好調による景況感の改善やタイ政府による公共投資の増加などで需要が膨らみ、生産台数を押し上げている。一方、インドネシア自動車製造業者協会が発表した7月の同国自動車生産台数は同34%増の12万8546台。稼働日が少なかった前月から通常に戻ったこと、輸出や国内需要への対応に向けて各社が生産を拡大し始めたことが貢献。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は8月21日時点で1万992枚、前週比810枚増。取組高は8月21日時点8万4000枚台、29日時点8万5000枚台。東京市場の取組高は5万枚台。カテゴリー別(8月22日⇒29日)は、当業者が売り玉300枚減・買い玉600枚減、非当業者は売り玉900枚減・買い玉600枚減。

総合分析

 東京白金期先は8月1日の3033円から16日の2680円まで353円安に対して、半値戻り(177円高の2857円)以上となる2887円(8月28日)まで切り返した。半値戻しを達成したことで、ひと頃よりも下値不安が後退、ひとまず8月16日の2680円が目先の安値と見て差し支えないか。ただ、その一方で、2887円の高値をつけたあとは上値が重く、2800円台前半で推移。このまま上昇に手間取ると、再度、失望売りを浴びる恐れも出てくるので要注意。

灯油

原油高に連動する

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8/31 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油相場は8月のイラン産原油やベネズエラ産原油の輸出量減少のほか、米国内原油在庫減少や世界石油需給のタイト化見込みなどを映して強基調を維持している。米国の景気回復と個人消費の伸びなどで米国内石油需給が引き締まっている一因とされ、米国内の産油量が予想外に伸びないことも圧迫感が弱い理由。このほか、中国経済の先行き不安は米中貿易戦争で強まったものの、すでに織り込まれ改めて弱材料となっていない。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは8月21日現在、64万2,062枚の買いに対して10万3,277枚の売り、差し引き53万8,785枚の買い越し(前週57万3,428枚の買い越し)と買い越し玉が3週連続減少。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは8月29日現在、2226枚の買いに対して1462枚の売り、差し引き763枚の買い越し(22日は539枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 8月25日現在の全国灯油生産量は前週比4919キロリットル減の25万2221キロリットルと不需要期と生産調整で生産量が絞り込まれている。輸入原油価格が上昇しているため、石油会社の卸値は引き上げられ、現物市況は引き締まっている。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油の先高期待を映して強気の買い進みが見込まれる。

ゴム

米中貿易戦争激化への懸念は高まるも、天然ゴムの需給は改善に向かう

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8/31 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約15トン~約45トン。8月30日の価格はキロあたり42.88~43.39バーツ、RSS3号タイ主要港9月積価格は150.0~151.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(8月10日現在)は13,855トン(入庫308トン、出庫1,332トン、前旬比1,024トン減)。
【前検】9月前期のゴム品質検査請求締切日は4日。検査日は10日。

展開予想

 天然ゴム生産国連合(ANRPC)が「今年1月から7月の期間における天然ゴムの需給に関して、消費量は昨年同期比5.2%増となったものの、モンスーンや台風による豪雨で、生産量の伸びが同3.7%増に留まったことで、需給バランスが約79万トンの供給不足になった」発表したことで、週明けに東京・上海両ゴム市場は堅調に始まった。また、当限8月限も国内当業者の受け越しが強く納会値は支えられた。しかしながら、納会直後から再び、「大量の期限切れ貨物の環流」懸念が再燃し、期近限月が下落。新圃2月限も発会から期近限月に引きずられる形で軟化。週末を控え、「米中貿易戦争激化」懸念が再燃し、上値の重い展開となった。8月31日の正午現在、東京ゴム先限は173.0円前後で推移。週の高値は177.3円、安値は171.3円。
 RSIは、短期線、長期線共に50前後。一目均衡表においては、先週、雲の中に突入したあと、雲の下限を支持線とした動きを続けるも、基準線の上にあり「下値は堅い」展開。当面、173.0円~183.0円のレンジでの取引が予想される。
 当先の順鞘幅は15円前後で落ち着いているが、「期限切れ貨物」の還流が懸念される期近・期中限月と、そうでない先限の順鞘幅は更に拡大することが予想される。


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