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週間相場分析2018年08月27日


ファンドポジションの変化に注目

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8/24 15:15現在

海外情勢

 英貴金属調査会社トムソン・ロイターGFMSのアジア金属需要部門ディレクター、キャメロン・アレクサンダー氏は、『為替相場がこのところドル高基調となっており、金相場に影響を及ぼしている。金価格は当面、弱含みで推移する見込み』としながらも長期的に見た場合には、『金価格の緩やかな上昇トレンドはこれからも続く』と予想した。また、同社は金価格(年平均)を2018年が1270ドル、2019年が1305ドル、2020年が1355ドルと予想。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット売り玉は14日時点で3668枚、前週の1万2688枚の買い越しから売り転換。取組高は14日時点47万枚台、22日時点48万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(15日⇒22日)では、当業者は売り玉4700枚減・買い玉500枚減、非当業者は売り玉3200枚減・買い玉7400枚減。

総合分析

 前述の"内部要因"で述べたように、8月14日時点のニューヨーク金のファンドポジションが買い越しから売り越しへと転換した。その後、ニューヨーク金は安値から若干、切り返しているが、その影響で21日時点のファンドポジションはネット売り玉が減少しているのか(あるいは買い越しへ転換しているのか)、注目されるところ。ネット売り玉が減少しているようならば、売られ過ぎが強く意識されていることを裏付け、その後の出直り相場につながる可能性も否めないが...。

白金

半値戻しを達成出来ず下値模索も!?

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8/24 15:15現在

海外情勢

 タイ国トヨタ自動車が発表した今年7月のタイの新車販売台数は前年同月比25.7%増の8万1946台。約3割拡大した商用車が牽引した格好。伸び率は11ヵ月連続の2ケタ成長で、19ヵ月連続でプラス成長を維持。一方。インドネシア自動車製造業者協会が発表した今年7月の同国自動車生産台数は同34%増の12万8546台。稼働日が少なかった前月から通常に戻ったこと、輸出や国内需要への対応に向けて各社が生産を拡大し始めたことが増加の主因。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は14日時点で1万182枚、前週比2039枚増。取組高は14日時点8万3000枚台、22日時点8万4000枚台。東京市場の取組高は5万1000枚台。カテゴリー別(15日⇒22日)は、当業者は売り玉2000枚減・買い玉100枚減、非当業者は売り玉3200枚減・買い玉5000枚減。

総合分析

 東京白金期先は8月16日の2680円からは切り返し、22日に一時、2842円の高値まで切り返した。この戻りは、それ以前の下げ幅(8月1日の3033円から16日の2680円まで353円安)に対して3分の1戻り(118円高の2798円)以上・半値戻り弱(177円高の2857円)の水準となる。半値戻りを達成出来なかったこと、その後、再び2800円を下回って2700円台で上値の重さが感じられることから、今一度の下値模索もあり得るか。

ガソリン

米国内原油在庫増の圧迫織り込む

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8/24 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油市場は米国内原油在庫の減少がサポート要因で、米国の対イラン制裁再開が石油供給不安に結びつく強材料との見方が多く、カナダと米国を結ぶキーストーン・パイプラインの建設遅れも強材料となっている。このほか、米株高は米経済の好指標を反映して石油関係銘柄の株価上昇期待に結びつこうが、米中貿易摩擦で中国のエネルギー需要減退観測が上値抑制要因となって戻りを売られる場面も。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは8月14日現在、65万5245枚の買いに対して8万1817枚の売り、差し引き57万3428枚の買い越し(前週60万8927枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは8月22日現在、6055枚の買いに対して4135枚の売り、差し引き1920枚の買い越し(15日は1718枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 8月18日現在の全国ガソリン在庫は前週比3万8509キロリットル増の149万0245キロリットルと製油所稼働率低下したものの、販売量が伸びず在庫が増加したとの見方もある。ただ、先高を見込んで在庫投資に動いた流通業者もあるため、実質的な在庫の圧迫感はない。東京バージガソリン期先は原油先高人気の高まりから上値余地が出てきた。

ゴム

米中貿易戦争への懸念は高まるも、インドの洪水に急騰

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8/24 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約5トン~約40トン。8月16日の価格はキロあたり43.07~43.60バーツ、RSS3号タイ主要港9月積価格は149.0~150.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(7月31日現在)は14,909トン(入庫616トン、出庫803トン、前旬比187トン減)が最新データ。
【前検】8月後期のゴム品質検査請求締切日は20日。検査日は24日。

展開予想

 米中貿易戦争激化回避への期待に原油・非鉄市場が堅調となったことで、週明けの東京ゴム市場は底堅く始まった上値は、米国ドル安に押さえられていた。21日(火)大引前、インドの天然ゴム主要産地ケララ州で洪水被害が深刻化しているとの報道があり、上海ゴム市場が急騰。東京ゴム市場も踏み上げ中心の商いに全限月が高騰、先限は6月15日以来の180円を回復した。インドネシア、マレーシア、シンガポールがイスラムの祝日で現物市場が閑散であったことも急騰を許す一因となった。しかしながら、23日(木)、米中双方が第二次関税引上を実施したことで強気相場は冷やされ、週末を控えた東京ゴム市場先限は175円前後で取引されている。週の高値は180.8円、安値は167.9円(8月24日午前現在)
 RSIは、短期線が60台を回復、長期線も50台に乗せた。一目均衡表においても、相場は雲の中に突入し、基準線・転換線も173円近辺で相場を支えており、ようやく「自立反騰局面」に突入にしたと考えられ、目先、雲の上限である185円近くの水準への上昇が期待でき、次週の先限の取引レンジは、173円~183円と予想。現時点で当限と2番限が同鞘となっており、28日に発会する新圃2月限は期限切貨物の圧力が小さいことから、当先の順鞘幅は15円前後に達すると考える。


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