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週間相場分析2018年08月13日


テクニカル的には修正高の時期だが...

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8/10 15:15現在

海外情勢

 WGCは8月2日、今年4~6月の世界金需要が約964トンと前年同期に比べて4%減ったと発表した。うち、需要全体の半分を占める宝飾向けは前年同期比2%減の510.3トン。大消費国のインドで同8%減と落ち込みが大きかったが、これはインド通貨ルピー安が進み、現地通貨建ての金価格が上昇したほか、前年は2017年7月の物品税導入前の駆け込み需要が膨らんだため、今年はその反動で減少しやすい事情もあった。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月31日時点で3万5337枚、前週比1万3260枚減。取組高は7月31日時点45万枚台、8月8日時点46万枚台。東京市場の取組高は11万枚台。カテゴリ別(8月1日⇒8日)では、当業者は売り玉600枚減・買い玉500枚増、非当業者は売り玉800枚減・買い玉1900枚減。

総合分析

 東京金先限は9日に一時、4304円と、4300円台割れ寸前まで下落した。ニューヨーク金期近が1200ドル台割れ目前へと続落していることから、これに追随した格好。内外ともに相対力指数が下値警戒ラインの30ポイント近辺となって、テクニカル的には修正高に移行しても不思議ないが、その切り返しのキッカケになる材料が不足していることから、当面、低迷はやむを得ないところか。台割れを回避出来るかどうか、成り行きを注視したい。

白金

先行き下放れる線型!?

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8/10 15:15現在

海外情勢

 ブラジル全国自動車製造者協会が発表した7月の同国自動車輸出台数は前月比21%減。減少の主因として隣国アルゼンチンの通貨危機を挙げた(※ブラジル車にとってアルゼンチンはずばぬけて最大の輸出相手国)。なお、7月の同国自動車生産台数は前月比4.1%減で、販売台数は同7.7%増。一方、メキシコ自動車工業会が発表した7月の同国自動車生産台数は前年同月比3.7%減の29万1577台だった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は7月31日時点で8183枚、前週比67枚増。取組高は7月31日時点8万2000枚台、8月8日時点7万9000枚台。東京市場の取組高は5万8000枚台。カテゴリー別(8月1日⇒8日)は、当業者は売り玉100枚減・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉400枚増・買い玉300枚増。

総合分析

 東京白金先限は、下値が7月3日の2844円⇒7月20日の2891円⇒8月3日の2920円と切り上がる一方、上値は6月15日の3240円⇒7月13日の3059円⇒8月1日の3033円と切り下がっている。こうした日足チャートの線型は"三角保合"のうち、"下降ペナント型"に分類され、先行き下放れる可能性があることを示唆するが...。ニューヨーク白金市場でファンドが依然として売り越していることも気懸りなところ。

灯油

ニューヨーク原油の下落に連動

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8/10 15:15現在

海外情勢

 米中貿易摩擦で中国経済の先行き不安が増大して石油需要減退の恐れが弱材料となり、EIA(米エネルギー情報局)の米石油需給見通しの先行き不透明なども嫌気されニューヨーク原油相場は下落、中国が対米報復関税の対象から原油を外したことは本来強材料だが、市場ではどのように響くのか、判断しにくく、これも不安材料となった模様。7月のイラクの原油生産量が13カ月ぶりの高水準であったことも反映された。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは7月31日現在、69万8719枚の買いに対して8万5319枚の売り、差し引き61万3400枚の買い越し(前週61万0471枚の買い越し)と買い越し玉が増加した。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは8月8日現在、1846枚の買いに対して1304枚の売り、差し引き542枚の買い越し(8月1日現在、607枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。

総合分析

 8月4日に終わる週の全国灯油生産量は前週比5万5807キロリットル減の13万1924キロリットルと夏の不需要期を想定して自主減産する石油会社が多かったことを裏付ける。原油輸入価格が上昇しており、現物卸値も引き上げられていることから現物相場の地合は引き締まり、これが東京バージ灯油期近限月のサポート要因となっている。また、期先は先行き原油の高値波乱を想定する向きが買い進み、一段高を警戒する声が聞かれる。

ゴム

産地の底堅い動きに、踏み上げが始まる

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8/10 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約20トン~約60トン。8月9日の価格はキロあたり43.17~43.66バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は147.0~148.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(7月20日現在)は15,096トン(入庫550トン、出庫797トン、前旬比257トン減)が最新データ。
【前検】8月前期のゴム品質検査には325枚(1,625トン分)の検査請求があった。検査日は10日。

展開予想

 米中貿易戦争が深刻化する中、週明けの東京・上海両ゴム市場は軟調に始まったものの、合成ゴム市場の上昇や、今年第二四半期のインドの天然ゴム生産量が6年ぶりの低水準に落ち込んだことを受け、産地市場が底堅く推移。週を通じて、東京・上海ゴム市場共に「売り方のもとまった買戻し」に堅調に推移した。また、モンスーンの影響によって中国雲南省やインドシナ半島諸国は依然、豪雨にさらされ、河川・貯水池の増水による洪水がじわじわと天然ゴム収穫への障害になりつつある。週末を控えた東京ゴム市場先限は薄商いの中、173円前後で取引されている。週の高値は174.7円、安値は167.7円
 (8月10日13時現在)
 RSIは、短期線が今年5月中旬以来の60台を回復、一目均衡表においても、相場は基準線・転換線を上回り、ようやく「自立反騰局面」に突入したとみられ、取引レンジは175円~185円へ移行すると予想される。
 日本国内の在庫は順調に減少しており、一方で東京ゴム市場先限価格は新規貨物を呼ぶには安すぎる為、当先の順鞘幅は拡大を続け、再び15円前後に達すると考える。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引115,000円・損失限定取引432,000円(平成30年8月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復21,816円(平成30年8月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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