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週間相場分析2018年08月06日


ファンドの売り圧力が更に強まるか!?

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8/3 15:15現在

海外情勢

 アクティブトレーズのアナリスト、カルロ・アルベルト・デカーサ氏は、『金相場はドルが上昇するたびに下落しているが、ドルが反落しても回復出来ずにいる。このことは、現在の局面で投資家の金への投資意欲があまりないことを浮き彫りにしている』と指摘。また、OCBCのアナリスト、バーナバス・ガン氏は、『貿易摩擦の問題も、安全な資金逃避先としてのドルへの資金フローを促している。ドルは引き続き、金よりも安全資産として好まれている』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月24日時点で4万8597枚、前週比9244枚減。取組高は7月24日時点49万枚台、8月1日時点45万枚台。東京市場の取組高は11万枚台。カテゴリ別(7月25日⇒8月1日)では、当業者は売り玉1000枚増・買い玉100枚増、非当業者は売り玉3600枚減・買い玉2700枚減。

総合分析

 ニューヨーク金市場におけるファンドのネットロングが4万8597枚(7月24日)まで減少、取組高(49万6620枚)に占める割合は9.8%にまで低下。振り返ると、この割合は2015年12月1日に2.5%まで低下しており、今回、こうした低水準まで更に落ち込むのかが注目される。ちなみに、2015年のニューヨーク金期近は、実質ゼロ金利解除観測を背景に、10月14日の1189.9ドルから12月3日の1045.4ドルまで下落した経緯がある。

白金

800ドルを維持出来るかに注目

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8/3 15:15現在

海外情勢

 調査会社オートーデータが発表した7月の米自動車販売台数は季節調整済みの年率で1677万台となり、前月の1724万台から減少した。一方、英国自動車工業会が発表した今年1~6月の同国自動車生産台数は前年同期比3.3%減の83万4402台。また、ASEAN(東南アジア諸国連合)自動車連盟がまとめた今年1~6月の域内自動車生産台数は同6.6%増の210万9048台、同新車販売台数は同4.7%増の169万834台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は7月24日時点で8116枚、前週比1528枚減。取組高は7月24日時点8万枚台、8月1日時点8万2000枚台。東京市場の取組高は5万8000枚台。カテゴリー別(7月25日⇒8月1日)は、当業者は売り玉ほぼ変わらず・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉100枚減・買い玉100枚減。

総合分析

 ニューヨーク白金期近日足チャートを見ると、800ドル台を割ってもすぐさま切り返していることから、800ドルが下値支持線として意識され始めている印象を受ける。引き続き800ドル台を維持出来れば、その底固さが再評価される可能性もあり、その成り行きを注視したい。東京白金先限については、日足チャートを見ると、7月3日の2844円を起点に、下値を切り上げる一方、上値を切り下げており、相場は膠着感を強めつつあり、どちらへ放れるかが焦点に。

ガソリン

円安がサポート要因に

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8/3 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近は70ドルが上値抵抗線の様相を示しているが、これは米国内原油在庫が増加したことや原油輸出が減少したことなど嫌気されたほか、ドルが対ユーロで上昇したことなど反映している。サウジアラビアの増産が機動的であるとの見方も弱材料になるとの見方が多い。それでも、ベネズエラやアンゴラの減産が続いているほか、中国の石油需要も堅調なことがサポート要因となっている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは7月24日現在、68万8176枚の買いに対して7万7705枚の売り、差し引き61万0471枚の買い越し(前週63万1294枚の買い越し)と買い越し玉が減少している。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは8月1日現在、4280枚の売りに対して5409枚の買い、差し引き1129枚の買い越し(7月25日現在774枚の買い越し)と買い越し玉が増加している。

総合分析

 7月28日現在の全国ガソリン在庫は前週比5万0212キロリットル減の148万2548キロリットルと原油処理量の増加(前週比2万0977キロリットル増)よそに減少していることは販売が好調であったことを裏付ける。全国的に記録的な猛暑が続いているためカーエアコンの稼働率が急速にアップし、それだけガソリン消費が増加したことも影響している。東京バージガソリン期先はニューヨーク原油の下値の浅さや為替の円安が追い風となり上値を見込めそう。

ゴム

消費地在庫過剰懸念に売られるも、産地は底堅い

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8/3 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約6トン~約33トン。7月26日の価格はキロあたり43.30~43.89バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は148.0~149.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(6月30日現在)は16,067トン(前旬比108トン減)。6月下旬の入庫692トン、出庫426トン。
【前検】8月前期のゴム品質検査請求締切は6日、検査日は10日。

展開予想

 天然ゴム生産国聯合(ANRPC)が2018年通年で需要が昨年比5.7%増、供給は5.2%増との予測を発表したことで、週明けの東京ゴム市場は堅調に始まり、原油市場が上昇したこともあり、先限は171.1円まで回復も、7月末付けの中国青島保税区在庫が、前回(7月16日付)から3%増加していたことを嫌気した売りに、上海ゴム市場が軟化。東京ゴム市場も上値を抑えられる展開となり、日米の7月度自動車販売に伸びが見られなかったことが失望売りを誘い、東京ゴム先限1月限は週の安値となる167.0円まで下落。しかしながら、台風9号上陸以降、豪雨の影響で「中国雲南省からインドシナ半島を縦貫するメコン川流域にて洪水が多発」、タイでもゴム農園冠水が観測され、同川流域の国々で、数か所のダムの貯水量が限界水準を超え放水間近との情報もあり、産地価格は底堅い。週末を控えた東京ゴム市場先限は167.5円前後で取引されている。
 (8月3日午前現在)
 RSIは長短共に依然として40を下回り、一目均衡表においても、基準線・転換線共に下回っており「買い気」に乏しいものの、「売られ過ぎ」状態は継続しており、175円台への反発が予想される。
 「大量期限切懸念」に先限が圧迫されているものの、日本国内の在庫は順調に減少しており、東京ゴム市場への貨物入着は、この3か月間途絶えており、時間の経過と共にその「懸念」は軽減される可能性が高く、現在の当先が順鞘5円まで縮小する状態は「行き過ぎ」であり、再び15円前後に拡大すると考える。


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