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週間相場分析2018年07月30日


手掛かり材料難で下値探り!?

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7/27 15:15現在

海外情勢

 カナダの産金大手バリック・ゴールドは25日、今年4~6月期の純利益(季節調整済み)が8100万ドルと、前年同期の2億6100万ドルから減少したと発表。金価格の低下や、維持管理と燃料コストの増加が響いた。また、同期の金生産量は107万オンス(≒33.3トン)で、前年同期の140万オンス(≒43.5トン)を下回った。なお、年間の金生産量については450万~500万オンス(≒140~156トン)との見通しを据え置いた。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は7月17日時点で5万7841枚、前週比2万3593枚減。取組高は7月17日時点52万枚台、25日時点50万枚台。東京市場の取組高は11万枚台。カテゴリ別(7月18日⇒25日)では、当業者は売り玉1000枚増・買い玉1700枚減、非当業者は売り玉1000枚増・買い玉3700枚増。

総合分析

 東京金期先は7月27日に一時、4354円まで売られ、年初来の最安値をまたもや更新した。その後、切り返す場面も見られるが戻り幅は小幅で、4400円台回復にはほど遠い状況。指標となるニューヨーク金期近が1200ドル台前半で低迷していること、円相場が一時、1ドル=110円台へと反発したことが圧迫要因となった。本格的に切り返すための手掛かり材料が乏しいことから、当面、下値探りを継続することになろうか。

白金

ファンド筋のネット売り玉が過去最多に

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7/27 15:15現在

海外情勢

 トヨタ自動車が発表した今年上半期(1~6月)のタイの新車販売台数は前年同期比19.3%増の48万9118台。国内経済の回復などに伴い、前年同期に続き2年連続で2桁成長を維持した。一方、フィリピン自動車工業会と同国自動車輸入流通業者協会が発表した今年上半期の同国新車販売台数は同12.5%減の17万1352台。また、インドネシア自動車製造業者協会が発表した今年上半期の同国自動車生産台数は同4%増の62万4408台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は7月17日時点で9644枚、前週比2777枚増。取組高は7月17日時点8万枚台、25日時点7万9000枚台。東京市場の取組高は5万8000枚台。カテゴリー別(7月18日⇒25日)は、当業者は売り玉700枚減・買い玉100枚増、非当業者は売り玉100枚減・買い玉900枚減。

総合分析

 前述の内部要因で触れたように、ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉が増加、しかも、過去最多記録を更新した。その後、相場が若干、切り返していることから推してネット売り玉も若干の減少が予想されるが、とはいえ、依然として相場が低迷していることから、ファンド筋の弱気姿勢は変わらないと見られる。米中貿易戦争を受けた需要減退懸念や、ドル高地合が相場を圧迫、東京白金期先にも重石に。

灯油

サウジのタンカーが攻撃され上昇

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7/27 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の減少に加えてサウジアラビアのタンカー2隻が航行中に攻撃を受け、サウジアラビアは全航路の航行を中止するなど紅海におけるリスクの高まりから一段高を演じた。サウジアラビアが増産する予定ながら、実行するのはまだ先で、足元では中東地域の地政学的リスクが高まるなど供給不安心理が台頭している。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは7月17日現在、71万0471枚の買いに対して7万9177枚売り、差し引き63万1294枚の買い越し(前週は65万4465枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは7月25日現在、5万7416枚の買いに対して3万5600枚の売り、差し引き2万1816枚の買い越し(18日現在2万1247枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 米国が夏のドライブシーズンを迎え、米経済の好調さから米国内石油需要は旺盛で国内原油、石油製品在庫とも軒並み減少するなど需給タイト化が見込まれている。また、サウジアラビアのタンカーがフーシ派の攻撃を受けたことから紅海からの原油積み出しリスクが高まるなど中東地域の地政学的リスクの高まりが意識され、今後、サウジアラビアやロシアが増産する予定ながら、リビアやベネズエラの減産が続くなど需給タイト化で先高人気が高まろう。

ゴム

過剰在庫懸念に売られるも産地の天候懸念は高まる

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7/27 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は、一日当たり約6トン~約33トン。7月26日の価格はキロあたり43.30~43.89バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は148.0~149.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(6月30日現在)は16,067トン(前旬比108トン減)。6月下旬の入庫692トン、出庫426トン。
【前検】8月前期のゴム品質検査請求締切は6日、検査日は10日。

展開予想

 米大統領が利上に反対する立場をとったことで、ドルは対円で弱含み、週明けの東京ゴム市場は軟調に始まった。週央の当限7月限納会は、モンスーンの影響によりタイ北・東北部が豪雨に見舞われたことや、ベトナム北部から中国海南省にかけて、熱帯低気圧となった台風9号が滞留し流通に影響与えていることで、の為下げ渋ったことから受腰は強く、162.5円で取引を終え、受渡枚数は319枚(1,595トン)となった。翌日、発会した新圃2019年1月限は168.8円で発会、12月限と、ほぼ同鞘で寄り付いた。週末を控えて上海ゴム市場が、在庫増を懸念して軟化したことを受け、東京ゴム先限は167円を挟んだ狭いレンジで取引されている。(27日午前現在)週の高値は169.4円、安値は165.1円。
 RSIは長短共に40を下回り、一目均衡表においても、基準線の171.5円、転換線の170.4円を下回り自律反発に失敗したものの、「売られ過ぎ」であることは変わらず、目先、175円台への反発が予想される。
 当限8月限も産地の状況を考慮すると7月限同様の底堅い納会が予想され、「大量期限切懸念」の懸念が薄れていく新圃1月限が発会から売り込まれていることは、現在の当先が順鞘5円まで縮小していることは「行き過ぎ」であり、再び15円前後に拡大すると考える。


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