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週間相場分析2018年07月17日


円安で反発したが…

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7/13 15:15現在

海外情勢

 オーストラリア連邦政府はこのほど、1オンス当たりの金価格が2019年に1380ドルに上昇すると予想した。トムソン・ロイター傘下の英貴金属調査会社GFMSのアナリストと銀行ディーラーが公表した暫定統計によると、6月のインドの金輸入は前年同月比25%減の44トンと、6ヵ月連続で減少。ただ、ディーラーによると、ここ数ヵ月購入を最低限に抑えていた業者が在庫の積み増しを始めれば、7月の金輸入は55トンまで増加する可能性があるという。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3日時点で7万8327枚、前週比1655枚増。取組高は3日時点49万枚台、11日時点50万枚台。東京市場の取組高は11万枚台。カテゴリ別(4日⇒11日)では、当業者は売り玉900枚増・買い玉400枚増、非当業者は売り玉500枚減・買い玉100枚増。

総合分析

 円相場が1ドル=112円台後半へと下落したことで、東京金期先は13日に4500円に乗せた。しかし、ニューヨーク金の上値の重さもあって買いが続かず、4500円を大幅に抜くには至っていない。今後、円相場が反転上昇した場合、ニューヨーク金の軟調地合も相まって、東京金に強いプレッシャーを与える恐れもあるだけに、円相場の動向を注視したいところ。為替が円高に振れた場合、東京金期先は4400円台を維持出来るかがポイントになろう。

白金

3050円近辺が戻り一杯に

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7/13 15:15現在

海外情勢

 欧州ビジネス評議会が発表した今年上半期(1~6月)のロシアの新車販売台数(商用車含む)は前年同期比18.2%増の84万9221台と、2ケタ増加を達成。また、インド自動車工業会が発表した今年第2四半期(4~6月)の同国内新車販売台数(乗用車+商用車)は同25.4%増の110万3596台と過去最多を記録した。中国汽車工業協会が発表した6月の同国新車販売台数は前年同月比4.8%増の227万3700台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は3日時点で6902枚、前週比787枚増。取組高は3日時点8万3000枚台、11日時点8万1000枚台。東京市場の取組高は5万8000枚台。カテゴリー別(4日⇒11日)は、当業者は売り玉400枚減・買い玉200枚増、非当業者は売り玉2000枚増・買い玉1400枚増。

総合分析

 日足チャートを見ると、東京白金期先は6月15日の3240円から7月3日の2844円まで396円安と急落。その後、下げ幅の半値戻し(198円高の3042円)超となる7月10日の3058円まで切り返したものの、そこが戻り一杯で反落、その後の上昇場面でも結局、3050円近辺で上値を抑えられた。上昇の主因は為替の円安であり、その裏を返せば、円高に触れた場合のプレッシャーが警戒される。

ガソリン

反落するも押目買われる

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7/13 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油はサウジアラビアの増産でリビアやベネズエラの減産がカバーされるとの見方や、リビアの原油輸出再開による圧迫感から急落したものの、米国内原油在庫の大幅減少で米国内石油需給がタイトであるとの見方もあって、安値から反発。70ドル大台を取り戻す動き。米景気回復に伴う石油需要の堅調など見込まれ先高人気は根強い。

内部要因

 7月7日現在の全国ガソリン在庫は前週比15万1428キロリットル減の145万5840キロリットルと販売好調で減少した。輸入原油価格の上昇で卸値が引き上げられたものの、需要は堅調で個人ベースの販売と輸送業界の需要の伸びも認められ、景気回復が需要堅調の背景にある。東京バージガソリン期先はニューヨーク原油の底固さから先高人気は強く、押目を買われる引き締まった地合を維持しそうだ。

総合分析

 米国のイラン制裁強化のほか、ベネズエラ、リビア、カナダの減産が続いていることから、世界石油需給はタイト化しているとの見方が市場に浸透している。米国のイランへの制裁方針は揺るがず、サウジアラビアやロシアの増産でも不足分をカバー出来ないとの見方が多いだけに、ファンドの買い進みもあってニューヨーク原油の騰勢は続き、東京ドバイ原油も連動せざるを得まい。

ゴム

消費地市場の在庫圧力は強いものの産地天候懸念が台頭

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7/13 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ原料シートゴム現物の主要市場の取引量は一日当たり約12トン~約26トン。7月12日の価格はキロあたり43.01~43.50バーツ、RSS3号タイ主要港8月積価格は150.0~151.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(6月20日現在)は16,175トン(前旬比422トン減)。
【前検】7月後期のゴム品質検査請求期限は18日。

展開予想

 米中両国による関税引上実施で「米中貿易戦争」が始まったにも関わらず、主要商品市場は大きく下落しなかったばかりか、原油市場が上昇したことを好感し、週明けの東京ゴム市場は堅調に始まり、先限12月限は176.0円まで反発。しかしながら、上海ゴム市場が「依然、在庫が増加し続けていること」に上値の重い展開を続け、東京ゴム市場の反発基調も阻害され、先限12月限は一時的に170円を割りこむ場面もあったが、「東京ゴム先物用指定倉庫在庫が順調に減少していること」で下値は堅くなり、「インドの今年第二四半期の天然ゴム生産量が大きく減少し、輸入を促進する可能性が出ていること」や「台風8号の影響で中国南部からベトナム北部が季節外れの豪雨に見舞われていること」を受けて産地価格も底堅く、三連休を控えた東京ゴム市場は再び反発基調に入り、先限12月限は173円を挟んでの狭いレンジで取引されている。(13日午前現在)週の高値は176.0円、安値は169.0円。
 RSI短期線は、40台を回復し、長期線を上回ってきており、さらなる反発が予想され、一目均衡表においても、再び転換線である171.5円を上回り、少なくとも基準線である178.9円への自律反発が予想される。
 期近限月は依然、底堅い動きを見せるものの、先限12月限の「売られすぎ感」は強く、保管料等のコストを考えると、当先の順鞘は再び拡大し、15円前後に落ち着くと考える。


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