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週間相場分析2018年07月09日


台割れ回避を続けるか注目

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7/6 15:15現在

海外情勢

 サクソ銀行の商品戦略部門責任者、オレ・ハンセン氏は、『ショート筋が依然として、相場を支配しており、地合はネガティブ。ドルと米国債が安全な資金の逃避先としての役割を担っている。貿易戦争が不透明感を生み出している限り、こうした流れがおそらく広がるだろう』との見方を示したうえで、金相場が1240ドル弱にあるいくつかの下値支持線を維持出来なければ、下げが加速するとの見通しを示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は6月26日時点で7万6672枚、前週比1万9840枚減。取組高は6月26日時点46万枚台、7月3日時点49万枚台。東京市場の取組高は11万枚台。カテゴリ別(6月27日⇒7月4日)では、当業者は売り玉2800枚増・買い玉500枚増、非当業者は売り玉2500枚増・買い玉4700枚増。

総合分析

 7月に入っても金相場は軟調を強いられ、ニューヨーク金期近、東京金期先ともにまたもや年初来の最安値を更新。ただ、ニューヨーク金期近は1200ドル台割れ、東京金期先は4400円台割れをそれぞれ回避して切り返す動きも見せており、こうした動きが今後も続けば、『売られても、売られても、下げない』という底固さが見直される可能性も。ニューヨーク金期近が1200ドル台、東京金期先が4400円台を維持出来るかが当面の焦点に。

白金

アヤ戻りの域を出ず

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7/6 15:15現在

海外情勢

 米業界誌オートモーティブ・ニュースが集計した今年上半期の米新車販売台数は前年同期比2.2%増の約863万台。また、米調査会社オートデータが発表した6月の米新車販売台数は、営業日数などの季節要因を調整した年換算で1747万台となった(前年同月は1670万台)。一方、ドイツ自動車工業会が発表した6月の新車登録台数は前年同月比4%増の34万1300台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット売り玉は6月26日時点で6115枚、前週比954枚増。取組高は6月26日時点8万6000枚台、7月3日時点8万3000枚台。東京市場の取組高は5万7000枚台。カテゴリー別(6月27日⇒7月4日)は、当業者は売り玉3500枚減・買い玉300枚増、非当業者は売り玉3200枚減・買い玉7000枚減。

総合分析

 日足チャートが示すように、7月に入って早々、ニューヨーク白金期近、東京白金期先ともに長い陰線を引いて年初来の最安値を大幅に更新した。さすがに長い陰線を引いただけに、その後は切り返す場面となったものの、アヤ戻りの域を出ておらず、基調が好転したとはいい難い。引き続き警戒される米中貿易摩擦の影響や、JM社が示している世界白金需給の供給過剰見通しなどを考え合わせると、下値模索がもうしばらく続きそう。

原油

米国内原油在庫の増加で反落するも底固い

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7/6 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油はリビアからの輸出停滞やイランが米国の制裁に対しホルムズ海峡封鎖も辞さない姿勢を示して上昇するも、米国内原油在庫の増加を嫌気されて反落するなど波乱含みの動きとなったが、依然として米国の対イラン制裁による供給不安が原油強調の背景となっている。米国内石油需要が伸び悩む恐れが上値を警戒する要因との見方がある。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは6月26日現在、71万9301枚の買いに対して9万4210枚の売り、差し引き62万5091枚の買い越し(6月19日現在58万0947枚の買い越し)と買い越し玉は増えている。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは7月4日現在、5万8868枚の買いに対して3万6840枚の売り、差し引き2万2028枚の買い越し(6月27日1万4491枚の買い越し)と買い越し玉が大幅に増えている。

総合分析

 米国のイラン制裁強化のほか、ベネズエラ、リビア、カナダの減産が続いていることから、世界石油需給はタイト化しているとの見方が市場に浸透している。米国のイランへの制裁方針は揺るがず、サウジアラビアやロシアの増産でも不足分をカバー出来ないとの見方が多いだけに、ファンドの買い進みもあってニューヨーク原油の騰勢は続き、東京ドバイ原油も連動せざるを得まい。

ゴム

過度の期限切在庫懸念に売られる

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7/6 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり約5トン~約23トン。7月5日の価格はキロあたり43.18~43.56バーツ、RSS3号タイ主要港7月積は148.0~149.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫(6月10日現在)は16,597トン(前旬比346トン減)、上旬入庫491トン、上旬出庫837トン、(6月20日現在)は16,175トン(前旬比422トン減)、中旬入庫592トン、中旬出庫1,014トン。
【前検】7月前期のゴム品質検査請求枚数はゼロであった。

展開予想

 米中両国による関税引上実施日を控え、じりじりと円安ドル高が進んだにも関わらず、東京ゴム市場は「受渡供用期限切れ貨物の存在」が注目され、週初から先限12月限が過度の売り圧力を受けることととなり166.9円まで下落、先限限月として2016年10月6日以来の安値に沈んだ。しかしながら、上海ゴム市場やシンガポールゴム市場の下げ幅は、東京ゴム市場と比較して極めて小さく、週末を控えた東京ゴム市場先限は買戻し中心の商いに小反発。先限は170円丁度を挟んでの狭いレンジで取引されている。週の高値は(6日午前)175.6円。
 RSI短期線は、一旦、反発を見せたものの、依然、30を下回り「売られ過ぎ」の状態は継続している。一目均衡表においては、転換線である174.1円を下回った後、上値を抑えられる展開となっているが、雲との乖離も非常に大きく、目先の180円を上回る自律反発局面の到来が予想される。
 期近限月は薄商いの中、底堅い動きを見せるものの、先限12月限が過度に売り込まれ、当先の順鞘幅は5円台まで縮小したが、先限が過度に「売られ過ぎ」になっていることは明らかであり、保管料等のコストを考えると、当先の順鞘は再び拡大し、15円前後に落ち着くと考える。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引125,000円・損失限定取引453,000円(平成30年11月1日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成30年11月1日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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