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週間相場分析2018年06月25日


"黒三兵"で目先は下値模索!?

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6/22 15:15現在

海外情勢

 ロシア財務省が発表した今年1~2月の同国金生産量は33.46トンと、前年同期実績の31.01トンを上回った。このうち、鉱山採掘量は25.95トン(前年同期は23.76トンだった)。一方、世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は20日時点で828.76トン。直近のピーク(5月29~30日の851.45トン)から6月8日の828.76トンまで減少して以降、9営業日連続で横ばいの状態が続いている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は12日時点で12万240枚、前週比8824枚増。取組高は12日時点44万枚台、20日時点46万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(13日⇒20日)では、当業者は売り玉7700枚増・買い玉600枚減、非当業者は売り玉2000枚減・買い玉6300枚増。

総合分析

 泥沼化している米中貿易摩擦の影響で、中国での金需要減退懸念が浮上したほか、世界的な株安⇒安全資産のドル買いや円買いが進み、内外の金相場は下落を余儀なくされた。東京金先限日足を見ると、20日まで3営業日連続で陰線引けとなったが、これは目先的に相場の弱さを示唆する"黒三兵"というケイ線であり、しかも、その後も軟化しており、当面、下値模索を継続しようか。その下値模索のなかで、3月19日の4438円を下回らずに推移出来るかが焦点に。

白金

当面は頭重さを継続か

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6/22 15:15現在

海外情勢

 マレーシア自動車協会が発表した5月の同国新車販売台数は前年同月比15.0%減の4万2983台。また、欧州自動車工業会が発表した5月の欧州主要18ヵ国の新車販売台数(乗用車)は2ヵ月ぶりのマイナスとなる同0.1%減の131万台。一方、タイ工業連盟が発表した5月の同国自動車生産台数は同14%増の19万3130台で、前年同月を上回るのは11ヵ月連続となった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は12日時点で3561枚、前週比1415枚増。取組高は12日時点8万5000枚台、20日時点8万7000枚台。東京市場の取組高は6万6000枚台。カテゴリー別(13日⇒20日)は、当業者は売り玉ほぼ変わらず・買い玉100枚減、非当業者は売り玉1600枚増・買い玉1600枚増。

総合分析

 ロンドンのカーン市長ら英主要都市の首長は6月18日、ディーゼル車、及びガソリン車の新車販売禁止を2030年からとすることを英政府に求める意向を表明した。メイ英首相は昨年、2040年からディーゼル車とガソリン車の新車販売を禁止する方針を示したが、これを10年前倒しすることを求めた格好。こうした動きは将来的に白金の自動車触媒向け需要に影響することから、今後も要注目材料に。当面の相場は米中貿易摩擦の影響で頭重さを継続する公算。

ガソリン

産油国増産懸念で下押す

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6/22 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油はサウジアラビアの増産提案をイランが条件付きで容認する意向を示したことから、産油国の増産を前提として弱気ムードとなって売られた。米中や米欧の貿易戦争懸念による石油需要減少懸念も圧迫要因となった。それでも下げ過ぎ警戒感が台頭するのは米国内の原油在庫減少や米国内需要堅調が下支えとなっているため。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは6月12日現在、72万0342枚の買いに対して12万5049枚の売り、差し引き59万5293枚の買い越し(前週は58万3576枚の買い越し)と買い越しが増加へ転じた。東京バージガソリンの非当業者売買バランスは6月20日現在、5097枚の買いに対して4662枚の売り、差し引き435枚の買い越し(6月13日現在は452枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 6月16日現在の全国ガソリン在庫は前週比1万5151キロリットル減の174万3177キロリットルと石油会社の生産調整かたがた、需要の堅調で在庫が取り崩されている。東京バージガソリン期先は海外原油価格が上下波乱の様相を呈しているため、これに連動して不安定な動きとなっている。当面、米欧中の貿易戦争が激化する恐れや、産油国の協調減産緩和などが圧迫要因となりそうで、下値不安は拭えない。

ゴム

米中貿易戦争懸念に今年の安値更新

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6/22 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり約1トン~約13トン。6月21日の価格はキロあたり43.67~43.70バーツ、RSS3号タイ主要港7月積は154.0~155.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(5月31日現在)は16,943トン(前旬比271トン増)のまま。
【前検】6月後期のゴム品質検査へは268枚が申請されている。(検査日は22日)。

展開予想

  米中貿易戦争激化懸念が高まり、原油市場が急落したことや、大阪北部地震の影響による円高に、週明け18日の東京ゴム市場は軟調に始まり、翌19日、端午節連休明けの上海ゴム市場が600元(約10円/キロ)以上下落したことで東京ゴム市場も続落、先限は今年の安値173.3円を僅かに更新し、173円丁度まで下げた。しかしながら、25日に納会を控えた当限の投げが一巡した後は相場全体が下げ渋り、OPEC総会を前に原油市場が反発したことをもあって、週末を前に東京ゴム市場は底堅い展開となり、先限は175円丁度を挟んでの狭いレンジで取引されている。週の高値は(現時点で)177.8円。
 RSI短期線は週を通して30を下回り「売られ過ぎ」懸念が高まっている。一目均衡表においては、厚い雲の下で「軟調相場」にあることに変わりないが、雲との乖離は著しく、目先、転換線である180円丁度への自律反発が予想され、26日発会の新圃12月限も「季節的な要因もあり」上鞘発会の傾向が強く、目先の取引レンジは新圃12月限で175円~185円と予想する。
 当先の鞘は、玉整理が終了した当限6月限は平穏に納会すると予想され、7月限との鞘も縮小していることから、新圃12月限発会に伴う「大きな鞘スベリ」は考え難い。今後、数か月は、期限切れ貨物懸念の高まりに、当先の鞘は15円前後から徐々に拡大していく可能性がある。


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