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週間相場分析2018年06月04日


欧州地域の政治不安がユーロ安要因に

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6/1 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は5月30日時点で851.45トン。5月25日の848.50トンを直近のボトムに、週明けの29日に851.45トンへ増加した。USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は、『金はドルになびいた動きを示している。イタリアの政局が今後1、2日で落ち着けば、金は恐らく圧迫されるだろう』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は5月22日時点で9万957枚、前週比1486枚減。取組高は5月22日時点50万枚台、5月30日時点46万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(5月23日⇒5月30日)では、当業者は売り玉6300枚増・買い玉1300枚減、非当業者は売り玉4700枚減・買い玉2800枚増。

総合分析

 欧州地域ではイタリアの政局不安が続いているうえ、スペインでもラホイ首相の退陣要求が強まるなど、政治的リスクが高まっている。これは対主要通貨でのユーロ安につながって、相対的にドル高を演出、6月12~13日のFOMCでの追加利上げが確実視されていることと相まって、ニューヨーク金の圧迫要因となりやすい状況といえる。政治的リスクは安全資産の金買い要因でもあるが、現状ではユーロ安のプレッシャーの方が強く影響、金相場は頭重さを余儀なくされそう。

白金

上値の重い展開を継続

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6/1 15:15現在

海外情勢

 米調査会社のJDパワーとLMCオートモーティブは5月29日、5月の米新車販売台数が前年同月比1%減の127万台になるとの見通しを示した。季節調整済みの年率換算での販売台数は、前年同月比20万台減の1340万台と予想。一方、米国の調査会社であるIC Insightsは今年の半導体設備投資予測を上方修正、前年から14%増加して初めて1000億ドルを上回るとの見通しを示した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は5月22日時点で1462枚、前週比6734枚減。取組高は5月22日時点8万枚台、5月30日時点8万1000枚台。東京市場の取組高は6万5000枚台。カテゴリー別(5月23日⇒5月30日)は、当業者は売り玉300枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉2300枚増・買い玉2600枚増。

総合分析

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は5月22日時点で1462枚、前週比6734枚減。取組高は5月22日時点8万枚台、5月30日時点8万1000枚台。東京市場の取組高は6万5000枚台。カテゴリー別(5月23日⇒5月30日)は、当業者は売り玉300枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉2300枚増・買い玉2600枚増。

ガソリン

原油急落の後遺症続く

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6/1 15:15現在

海外情勢

 OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産が6月のOPEC総会でイランとベネズエラの減産をカバーするため、減産率を緩和させる方向で固まっているとの報道が弱材料となり、大幅な下げを演じ、その勢いが止まらず、戻すと売られる地合が続いている。玉整理とともに日柄整理も必要であるとの見方が多く、軟弱地合い継続の公算が大きい。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)は5月22日現在で75万0320枚の買いに対して11万6934枚の売り、差し引き63万3386枚の買い越し(前週64万4444枚の買い越し)と買い越し玉が減少している。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは5月30日現在、5582枚の買いに対して5243枚の売り、差し引き339枚の買い越し(5月23日現在、394枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 ガソリン現物市況はリットル当たり150円突破と3年ぶりの水準へ上昇した。輸入原油価格上昇によるコストアップが原因。また、5月26日現在の全国ガソリン在庫は前週比1万2994キロリットル減と生産調整と販売量増加の影響が出た。割高とはいえ景気の緩やかな回復と個人所得の増加が背景にある。それでも、東京バージガソリン期先は原油急落の影響を受けて戻り売りムードが続いており、当面は玉整理待ちで動意付くかどうか見極める市場心理。

ゴム

タイの生産回復期待と円高に軟調な展開

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6/1 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり1トン~5トン。5月31日の価格はキロあたり48.08バーツ、RSS3号タイ主要港7月積は171.0~173.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(5月20日現在)は16,672トン(5月10日から337トン減少)。
5月中旬の入庫は417トン、出庫は754トン
【前検】6月前期ゴム品質検査申請締切日は5日、検査日は11日予定。

展開予想

 25日夜間、サウジアラビア増産の報に米国原油市場が急落したことで、今週の東京ゴム市場は軟調に始まった。天然ゴム生産国連合(ANRPC)が「今年1月から4月の世界の天然ゴムの需要は消費を上回った」と発表したことから天然ゴム市場の下値は支えられ、また、中国河北省で「大気汚染対策としてコークス工場、製鉄所、発電所が操業停止に追い込まれた」ことで中国のコークス・石炭・鉄鉱石先物市場が急騰、上海ゴム市場も連れ高となり、東京ゴム市場先限も195.8円まで上昇。しかしながら、週後半、イタリアの政情不安に端を発するドル安円高に東京ゴム市場の上値は抑えられ「失望売り」に反落。タイ産地が雨季入りし「今後、原料ゴム生産の回復が期待され、生産量も安定してくる」との思惑にも売られ、金曜日午前の東京ゴム市場先限は190円丁度を中心とした狭いレンジでの取引となっている。週の安値は(現時点で)188.1円。
 RSIは短期線が40を下回り「売られ過ぎ」感が漂うが、一目均衡表において、相場は193.6円の基準線を下回っており、下方にある雲への下落の可能性が高く、目先の取引レンジは、183円~193円と予想するが、その雲を突破した場合は、「3月下旬から続いてきた中期的な上昇相場の終焉」が懸念されることになるだろう。
 当先の鞘は、保管コストや在庫水準を考慮すると10~15円の範囲で推移すると予想する。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引110,000円・損失限定取引453,000円(平成30年9月3日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成30年9月3日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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