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週間相場分析2018年05月21日


当面は頭重さ続く!?

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5/18 15:15現在

海外情勢

 ABNアムロのアナリスト、ジョルジェット・ベール氏は、金相場が6月末までに1275ドル、2018年末までには1250ドルの水準にまで下落すると予想した。1月以降維持していたレンジの1310~1360ドルを大きく下回ることになる。ベール氏は、『金相場は十分、長期にわたって高値を維持していた。1300ドルと200日間移動平均を今や割り込んでいる。ロングポジションを保持している向きは若干、神経質になっている』との見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は8日時点で10万7440枚、前週比661枚増。取組高は8日時点49万枚台、15日時点51万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(9日⇒16日)では、当業者は売り玉1600枚増・買い玉1300枚減、非当業者は売り玉3000枚増・買い玉5900枚増。

総合分析

 ニューヨーク金期近が1300ドル台を割り込んだ。米長期金利上昇やドル高が嫌気されたほか、ヘッジファンドの"45日ルール"(※ヘッジファンドを解約する場合、顧客は45日前までにその旨を申し出なければならない)に絡む買い玉整理が影響したと推察される。"45日ルール"絡みの玉整理は一巡したと考えられるが、金利高地合、ドル高地合に加え、利上げが確実視されている6月12~13日のFOMC接近で、当面、ニューヨーク金は頭重さを余儀なくされようか。

白金

世界白金需給は2年連続の供給過剰見通し

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5/18 15:15現在

海外情勢

 インド自動車工業会が発表した4月の同国新車販売台数(乗用車+商用車)は前年同月比16%増の37万1497台。2ケタ増は6ヵ月連続。一方、中国汽車工業協会が発表した4月の同国新車販売台数は同11.5%増の231万8600台。2ケタの増加率は旧正月の時期ずれが影響する月を除くと、2016年11月以来1年5ヵ月ぶり。また、ブラジル自動車工業会が発表した4月の同国自動車生産台数は前年同期比40.4%増の26万6111台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は8日時点で1万0388枚、前週比376枚減。取組高は8日時点8万枚台、15日時点8万枚台。東京市場の取組高は6万3000枚台。カテゴリー別(9日⇒16日)は、当業者は売り玉900枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉1200枚減・買い玉300枚減。

総合分析

 14日(月)にJM社が発表した『PGM Market Report May 2018』によると、今年の世界白金需給予測は供給量が188.3トン、需要量が178.5トンで差し引き9.8トンの供給過剰。2017年(3.1トンの供給過剰)に続き2年連続で供給が需要を上回ること、しかも、過剰幅が拡大することは、少なからず内外の白金相場の上値を重くする要因になろう。また、現在のドル高地合や米長期金利上昇もニューヨーク白金の圧迫要因に。

灯油

先高人気が強い

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5/18 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油期近は米国によるイラン制裁再発動による石油供給懸念で一時、72ドル台と年初来高値をつけた。米原油在庫の減少、シリアなど中東地域全体の緊張感の高まりから供給不安が増大しており、OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産による在庫調整効果が上がっていることも支援要因となった。先高人気強く、とりあえずフシ目の75ドル目標。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは5月8日現在、80万4806枚の買いに対して12万4878枚の売り、差し引き67万9928枚の買い越し(前週は69万0727枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは5月16日現在2489枚の買いに対して1384枚の売り、差し引き1105枚の買い越し(5月9日は1042枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 ニューヨーク原油期近は北海ブレント原油が80ドルを突破して2014年11月以来の高値をつけたことを受けて72ドル台へ上昇した。中東緊張による供給不安が続く間、原油は堅調に推移しよう。一方、灯油の現物市場はタイトな状況が続いている。5月12日に終わる週の灯油生産量は前週比1万0543キロリットル減の16万9243キロリットルと原油処理量の減少を反映した。需要面も好調だ。東京バージ灯油期先は海外原油高に連動する形で先高人気が強い。

ゴム

介入策なしに失望も原油高に支えられる

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5/18 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】5月11日~17日のタイ国原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり0~5トン、17日の価格はキロあたり49.09バーツ、RSS3号タイ主要港6月積は173.0~175.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(4月20日現在)16,606トンのまま更新されていない。
【前検】5月後期ゴム品質検査へは新規貨物300トン、再検査貨物650トン程度の申請が予想されている。
検査日は5月24日。

展開予想

 5月11日のタイ天然ゴム輸出協会年次総会の席上で「タイ、インドネシア、マレーシア及びベトナムによる最低輸出価格の設定」の件が取り上げられなかったことで、週明けの東京・上海ゴムは「失望売り」に軟化、15日に上海ゴム当限が安納会したことで両市場の売り圧力は強まり、東京ゴム先限は187.7円まで下落した。しかしながら、中東での軍事的緊張は高く原油市場が堅調に推移したこと、また、イスラム教の断食月「ラマダーン」の開始により「天然ゴム採取量の低下やテロの発生」の可能性が懸念され、天然ゴム市場は底堅く推移。週末を控え上海ゴム市場が「安納会の後、在庫過剰感が軽減されるのでは?」との思惑に急伸。東京ゴムもツレ高となり先限は195.0円まで買われ、金曜日午前の東京ゴム先限は193.5円を挟んだ展開となっている。
 RSIは短期線が60前後と先週末と変わらず。一目均衡表においては、相場は雲を上に抜けてしまい、目先、190.0円~198.0円のレンジでの堅調な動きを見せる可能性が高い。
 当限5月限と6月限との順鞘幅は納会を控えた玉整理に縮小したが、一方で、6月限と7月限の順鞘幅が5円前後に拡大している、だが、当先の順鞘幅は依然15円前後で安定しており、保管コスト等を考慮すると、在庫の大きな変動がない限り、大きな当先の鞘に変化は予想しにくい。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引125,000円・損失限定取引474,000円(平成30年5月16日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復24,840円(平成30年5月16日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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