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週間相場分析2018年05月14日


短期的には修正安の余地残す!?

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5/11 15:15現在

海外情勢

 WGCが発表した今年第1四半期(1~3月)の世界金需給は供給量が1063.5トン(前年同期比3%増)、需要量が973.5トン(同7%減)で、差し引き90.0トンの供給過剰(前年同期は15.2トンの供給不足)。宝飾品需要はルピー建て金価格の上昇と、宗教上縁起が良いとされる日が少ないことによる婚礼需要の不振でインドが同12%減となったが、春節とバレンタインデーの贈り物向けを中心に中国が同7%増え、世界全体では同1%減にとどまった。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1日時点で10万6779枚、前週比2万9867枚減。取組高は1日時点50万枚台、9日時点49万枚台。東京市場の取組高は8万枚台。カテゴリ別(2日⇒9日)では、当業者は売り玉300枚増・買い玉500枚減、非当業者は売り玉200枚減・買い玉600枚増。

総合分析

 東京金期先は5月9日の4575円でひとまず下げ止まり、4600円前後まで戻した。3月19日の4438円から4月12日の4672円までの上げ幅(234円高)に対して3分の1押し(78円安の4594円)強の水準で下げ止まった格好で、修正安の範囲内といえる。むしろ、『相場は上下ともに行き過ぎがつきもの』とすれば、半値押し(117円安の4555円)あるいは3分の2押し(156円安の4516円)水準への修正安の余地を残すか。

白金

JM社発表が材料視されるか注目

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5/11 15:15現在

海外情勢

 ドイツ自動車工業会が発表した4月の同国乗用車生産台数は前年同月比8%増の48万7600台で、4月の同国内新車販売台数(新車登録台数)は同8%増の31万4100台だった。一方、欧州ビジネス協会が発表した4月のロシアの新車販売台数(小型商用車含む)は同17.6%増(3月は同13.9%増だった)。また、オートデータによると、4月の米自動車販売台数は季節調整済みの年率で1717万台(前年同月は1688万台だった)。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1日時点で1万764枚、前週比7068枚減。取組高は1日時点8万枚台、9日時点7万9000枚台。東京市場の取組高は6万3000枚台。カテゴリー別(2日⇒9日)は、当業者は売り玉1600枚減・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉600枚減・買い玉1000枚増。

総合分析

 パラジウム価格反落を嫌気しての下げは一巡したものの、相変わらずドル高地合や米長期金利高がニューヨーク白金期近の上値を抑制し、900ドルを挟んだ揉合に終始している。東京白金期先も3200円前後での低迷を余儀なくされており、内外の白金相場を刺激する材料が欲しいところ。ロンドン時間の5月14日(月)13時に、JM社から『PGM Market Report May 2018』が発表予定で、そこで示される世界白金需給統計が材料視されるか要注目。

ガソリン

NY原油一段高を映す

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5/11 15:15現在

海外情勢

 イランがイスラエル占領地にロケット弾を撃ち込み、イスラエルがシリア領内のイラン精鋭部隊の本拠を空爆して中東情勢が緊迫化、更に、米トランプ大統領がイラン核合意から離脱する方針を明らかにし、イランからの原油輸出量が制限される可能性が高まっていたこと、しかも、米国内原油在庫が減少するなどで原油相場が急上昇した。また、米金融大手ゴールドマン・サックスが今夏までに北海ブレント原油が82.5ドルまで上昇する予測を明らかにした。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは5月1日現在、81万5176枚の買いに対して12万4449枚の売り、差し引き69万0727枚の買い越し(前週は71万2423枚の買い越し)と買い越し玉は減少。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは5月9日現在、5344枚の買いに対して4954枚の売り、差し引き390枚の買い越し(5月2日現在、520枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 5月5日現在の全国ガソリン在庫は前週比5万7002キロリットル減の166万1305キロリットルと販売量の伸びと原油生産量が絞られた結果が出た。卸値引き上げで小売価格が上昇した割に需要は衰えず、行楽需要という特殊性もあるが現物の需給は引き締まっている。東京バージガソリン期先はニューヨーク原油の写真相場で先高期待強く、売り玉手仕舞先行の上昇が続く可能性が高い。

ゴム

生産国の価格調整うかがい動意薄

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5/11 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり約0トン~2.4トン。10日の価格はキロあたり48.53~49.09バーツ、RSS3号タイ主要港6月積は174.0~176.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(4月20日現在)は16,606トン(4月10日から249トン増加)。
4月中旬の入庫は1,092トン、出庫は843トン。
【前検】5月前期ゴム品質検査には申請貨物なし。(5月10日の検査委員会も開催されず)

展開予想

 連休直前の4月27日、タイ農相が「インドネシア、マレーシア及びベトナムに対し、天然ゴム生産主要4カ国で最低輸出価格の設定を提案、5月に、それら4か国代表がバンコクで協議する予定」と述べたことで、5月第一週の主要な天然ゴム先物市場は、総じて下値の堅い動きを続けた。第二週に入り、米仏による「イラン核合意からの離脱」懸念に原油市場が急伸、東京ゴム市場もツレ高となり、8日には先限が194.7円まで上昇したが、過剰在庫による上値圧迫感を払しょくできず反落。金曜日午前の先限は193円を挟んだ展開となっている。週の高値は194.7円、安値は188.9円。11日夜にバンコクで開催されるタイ国天然ゴム輸出協会年次総会で何等かの「価格下支え対策」が発表されるのではないか?との憶測もあり、動意は薄い。
 RSIは短期線が依然60前後で「買われ過ぎ」にまでは至っていない。一目均衡表においては、相場は雲の中にあり、目先、下値は転換線である189.9円、雲を抜けた場合、次の抵抗線は197.9円となる可能性が高い。
 当限5月限と2番限である6月限との順鞘幅は「6月限の受腰が強いのではないか?」との思惑に5円を超え、7月限以降も先限の上伸に伴い順鞘幅は拡大、当先の順鞘幅は15円前後に回復。しかしながら、保管コスト等を考慮すると更なる拡大は困難と予想され、当先の順鞘幅は15円前後でしばらく安定するとみる。


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