商品先物取引 TOP  > マーケット情報  > 週間相場分析(Weekly Hotline)  > 2018年  >  2018年04月23日

週間相場分析2018年04月23日


"Wトップ"形成か!?

gold.jpg

4/20 15:15現在

海外情勢

 中国黄金協会が発表した今年第1四半期(1~3月)の中国の金産出量は前年同期比2.95%減の98.216トン、金消費量は同5.44%減の284.97トン。産出量は一部の鉱山が閉鎖・整理されたことから減少。消費量が減ったのは主に金地金の消費減によるもの。金地金の消費量は昨年初めの急増の反動もあって、同27.58%の73.28トンだった。なお、昨年の金産出量は前年比6.03%減の426.14トン。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10日時点で15万5372枚、前週比1万1217枚減。取組高は10日時点49万枚台、18日時点51万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(11日⇒18日)では、当業者は売り玉6600枚減・買い玉1600枚増、非当業者は売り玉800枚増・買い玉7400枚減。

総合分析

 東京金先限日足チャートを見ると、4月12日の4672円、20日の4662円と、4650円超の水準で上値が抑えられている。それ以前の下げ幅(1月9日の4793円から3月19日の4438円まで355円安)に対して3分の2戻し弱の水準だが、このままこの水準を大きく上回るのに手間取るようだと、日足チャートで"Wトップ"形成となり、一旦、下押す可能性もあろうか。もっとも、3分の2戻しをほぼ達成したことで、根本的な基調は引き締まっているといえる。

白金

ようやく3分の1戻しを達成

platinum.jpg

4/20 15:15現在

海外情勢

 欧州自動車工業会が発表した今年1~3月期の新車登録台数は前年同期比0.6%増と、2013年4~6月期以来の小さな伸び率だった。一方、中国汽車工業協会が発表した今年1~3月期の同国自動車生産台数は同1.4%減の702万2000台、同自動車販売台数は同2.8%増の718万3000台。また、新エネルギー車の生産・販売量はそれぞれ同156.9%増の15万台、同242.6%増の14万3000台だった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は10日時点で1万9000枚、前週比4743枚減。取組高は10日時点、18日時点ともに7万6000枚台。東京市場の取組高は6万枚台。カテゴリー別(11日⇒18日)は、当業者は売り玉200枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉700枚減・買い玉500枚減。

総合分析

 東京白金期先は4月20日に一時的ながら3300円台を回復。その結果、1月23日の3618円から4月6日の3143円までの下げ幅(475円安)に対して、ようやく3分の1戻し(158円高の3301円)を達成出来た。とはいえ、まだ3分の1戻しでは基調回復とはいい難く、次の目標は半値戻し(238円高の3381円)となるが、果たしてそこまでエネルギーがあるかどうか。わずかとはいえ、取組高が減少、つまり、資金が流出しているのが気懸りなところ。

灯油

現物堅調も全体の地合引き締める

oil.jpg

4/20 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の大幅減少に加え、ガソリンや中間留分の在庫も軒並み減少したことで、米国内石油需要が旺盛なことが裏付けられた。シェールオイルの増産が続くも原油輸入量が減少、週間石油需給は供給不足があきらかとなり、ニューヨーク原油相場急上昇のキッカケになった。背景には世界的な景気回復に伴う石油需要堅調と、産油国の協調減産が続いていることへの評価がある。OPECが供給過剰は解消したとの見解を明らかにしたことが注目され、米株価の堅調も原油高に投影されている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは4月10日現在、83万6353枚の買いに対して12万9273枚の売り、差し引き70万7080枚の買い越し(前週は69万9545枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは4月18日現在、3280枚の買いに対して1781枚の売り、差し引き1499枚の買い越し(11日現在、1574枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。

総合分析

 4月14日現在の全国灯油在庫は前週比10万7268キロリットル減の141万0724キロリットルと低温が続く不安定な天候で需要が増加したことを示す。原油処理量が減少したことも一因ながら、設備の補修の影響は強くなかった。今後は5月の行楽期における需要動向が気になる。なお、東京バージ灯油期先は海外原油相場の堅調を見て先高を期待出来そうだ。

ゴム

上海ゴム市場から自立反騰局面到来

20rubber.jpg

4/20 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり0トン~8トン。19日の価格はキロあたり45.25~47.02バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は169.0~171.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(3月31日現在)は14,999トン(3月20日から47トン減少)。
3月下旬の入庫は825トン、出庫は872トン。
【前検】4月後期ゴム品質検査には900トンの貨物が申請されている。(検査日は4月20日)

展開予想

 13日午後に発表された3月の中国のゴム輸入(天然ゴムと合成ゴムの合計)が2月より約53%増加したことを受けて上海ゴム市場が軟調に推移。今週の東京ゴム市場は、上値の重い展開で始まる。17日、中国政府が「自動車分野における外国企業の出資制限緩和」を打ち出した為、上海ゴム市場の下値は堅くなり、19日に中国商務部が「欧米・シンガポール産の合成ゴムの一種ハロゲン化ブチルゴムの輸入に対し20日から税関がアンチダンピング保証金を徴収する」と発表したことで急騰。東京ゴム市場先物も上伸し、一ヶ月ぶりの190円台を回復。金曜日午前の東京ゴム市場先限は188円を挟んだ展開。週の高値は190.4円、安値は179.0円。
 RSIは短期線が60台を回復、「買い人気」の終焉には至っていない。一目均衡表において雲の下限に振れた後反落しているが、転換線は基準線を上回っており、目先、上方にある雲の中に突入する可能性がある。目先の取引レンジは依然188円~193円と予想する。
 当限4月限の納会は堅調と予想され、2番限である5月限との鞘も殆どなく、当限納会・新圃発会後も当先の順鞘幅は10円前後で落ち着くと考えるが、中長期的には保管料の上昇や日本国内の需要低迷を反映し、15円程度へ拡大すると予想する。


このレポートはお客様への情報提供を目的としています。情報に関しては正確を期するよう最善を尽くしておりますが、内容の正確性、信憑性に関し保証をするものではありません。利用にあたっては自己責任の下で行って下さい。売買の判断はお客様御自身で行って下さい。

○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引110,000円・損失限定取引453,000円(平成30年9月3日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復23,328円(平成30年9月3日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

当社(商品先物取引業者)の企業情報は当社本・支店及び日本商品先物取引協会で開示しています。お取引についての御相談は、当社顧客サービス担当(東京)電話03-3249-8827 (受付時間:平日8:30~17:30)
日本商品先物取引協会相談センター http://www.nisshokyo.or.jp