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週間相場分析2018年04月16日


当面は上値の重さも!?

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4/13 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は11日時点で859.99トン。3月27~29日の846.12トンから4月2~3日の852.31トンへと増加後、4日に852.03トンへ減少したものの、5日には854.09トンへと再び増加に転じ、6~11日の859.99トンへと更に保有残高を積み増した。860トン大台目前は、昨年10月2日の859.33トン以来、半年ぶりの高水準。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3日時点で16万6589枚、前週比3万6765枚減。取組高は3日時点49万枚台、11日時点53万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(4日⇒11日)では、当業者は売り玉8200枚減・買い玉100枚減、非当業者は売り玉3400枚増・買い玉4700枚減。

総合分析

 東京金先限は4月12日に一時、4672円まで上昇、それ以前の下げ幅(1月9日の4793円から3月19日の4438円まで355円安)のほぼ3分の2を取り戻した。その達成感、そして、相対力指数が70ポイント台に達したことによる高値警戒感から、応分の修正安があっても不思議なく、当面は上値の重い展開を余儀なくされる可能性もあろうか。もっとも、ニューヨーク金に連動して、東京金も底固い地合を維持する公算。

白金

引き続き下値不安が残る

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4/13 15:15現在

海外情勢

 中国汽車工業協会が発表した3月の同国新車販売台数は前年同月比4.7%増の265万6300台。また、インド自動車工業会が発表した2017年度(2017年4月~2018年3月)の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は前年度比10.2%増の414万4418台で、過去最高を記録した。この数字を他国の2017年の暦年と比較すると、インドはドイツを抜いて国別の新車販売台数が世界4位の規模となった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3日時点で2万3743枚、前週比4296枚減。取組高は3日時点、11日時点ともに7万5000枚台。東京市場の取組高は6万1000枚台。カテゴリー別(4日⇒11日)は、当業者は売り玉600枚増・買い玉ほぼ変わらず、非当業者は売り玉2300枚増・買い玉2900枚増。

総合分析

 東京白金期先は4月6日の3143円から切り返したものの、4月10日の3244円、11日の3240円、12日の3248円と、何度も3250円手前で上値を抑えられ、再度3200円台割れを余儀なくされた。1月23日の3618円から4月6日の3143円まで475円安。その下げ幅に対して3分の1戻りは158円高の3301円だから、3分の1戻りにも満たずに反落した格好で、依然として下値不安が残る。引き続き3100円台を維持出来るかどうかがカギに。

ガソリン

現物弱いが先高人気も

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4/13 15:15現在

海外情勢

 シリア情勢が緊迫化、トランプ米大統領がロシアに対してシリア政府軍基地への攻撃を示唆して警告、英仏を巻き込んでシリア政府軍の化学兵器使用に対する制裁措置を推し進める姿勢を示した。こうした中東情勢緊迫化が同地域からの原油供給量の減少懸念を招いたことが原油価格急騰の原因で、その後、急騰に対する警戒感が台頭したものの、依然として底固い基調を維持している。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは4月3日現在、82万9287枚の買い玉に対して12万9742枚の売り、差し引き69万9546枚の買い越し(前週は71万5770枚の買い越し)と買い越し玉は減少。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは4月11日現在、4834枚の買いに対して4885枚の売り、差し引き51枚の売り越し(6日は103枚の売り越し)と売り越し玉が減少している。

総合分析

 現物は軟調となったが、再び海外原油高で卸値引き上げとなり地合は引き締まった。現物の需給は原油処理量の増加、4月7日現在の全国ガソリン在庫の増加などしたが、これは販売量の減少が認められるためで、東京バージガソリンの期近限月の基調も弱含みとなっている。それでも、期先はニューヨーク原油急騰の影響もあって売り玉手仕舞先行で上昇しており、先高人気の台頭で更に一段高も。

ゴム

タイの連休入りに自立反騰局面到来の可能性あり

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4/13 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり0トン~3トン。12日の価格はキロあたり46.29~46.77バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は170.0~172.0セント。(13日は休場)
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(3月20日現在)は15,046トン(3月10日から8トン減少)。
3月中旬の入庫は799トン、出庫は807トン
【前検】4月後期ゴム品質検査申請締切日は16日、検査日は20日)

展開予想

 「現地時間8日にシリア政権が反政府勢力に対し化学兵器を使用した」との疑惑に米露間の緊張が高まり、原油市場が上伸。今週の東京ゴム市場も連れ高に始まった。10日に中国国家主席が「米中貿易戦争回避のための譲歩」ともとれる演説を行い、また、11日に発表された中国の3月度自動車販売生産台数は共に前月比54%増となり、1月度の水準をほぼ回復したことで相場は底堅く推移。タイ市場の連休(ソンクラン祭にて13日から17日まで)を控え「今年は価格低迷に農家からの連休前の換金売りが期待できず、一時的な生産減少を懸念される」との思惑に買われ上伸。金曜日午前の東京ゴム市場先限は185.0円まで上昇している。週の安値は178.6円。
 RSIは短期線が55前後に上昇、「買い人気」が付き始めている状態にあり、一目均衡表においても基準線である184.6円を上回り、目先、上方にある雲の下限となる190.0円近辺までの続伸が期待される。目先の取引レンジは依然180円~190円と予想する。
 当先の鞘は「一般筋の買い戻し」に当限が上昇、「期限切在庫懸念」が先限の上値を圧迫し、順鞘幅は一旦5円台に縮小したが、週末を控え8円台を回復。中長期的にはキャリーコストの上昇や日本国内の需要低迷を反映し、15円程度へ拡大すると予想する。


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