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週間相場分析2018年04月09日


二段上げか!?"Wトップ"か!?

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4/6 15:15現在

海外情勢

 調査会社メタルズ・フォーカスは『Gold Focus 2018』で、今年の金需要量は前年の水準から大きく変わらないとの見通しを示した。金現物への投資、また宝飾品・業界の需要は小幅に増加する一方で、中央銀行による購入は2010年以来の低水準となる見込みだという。また、同社のディレクター、ニコス・カバリス氏は、株式が調整局面に入れば、控えめな規模であっても金への投資は回復し、金価格は年末までに1450ドル前後に上昇する可能性があるとした。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3月27日時点で20万3354枚、前週比5万4623枚増。取組高は3月27日時点52万枚台、4月4日時点49万9000枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(3月28日⇒4月4日)では、当業者は売り玉700枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉3300枚減・買い玉2600枚減。

総合分析

 東京金期先は4月5日に一時、4595円まで上昇、日足チャート上で3月27日の4590円とほぼ顔合わせした格好となった。今後、このまま4600円台へコマを進めれば、3月19日の4438円を起点にした二段上げの姿になるが、4600円台奪回に手間取ると"Wトップ"形成となり、失望売りに下押される恐れも出てくる。上昇基調を維持するのか、上昇一服となるのか、円相場の動向と併せて、その成り行きを注視したい。

白金

3100円台を維持出来るか!?

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4/6 15:15現在

海外情勢

 米調査会社オートデータが発表した3月の米新車販売台数は前年同月比6.3%増の165万3529台。一方、ドイツ連邦自動車局が発表した3月の同国内新車販売台数は同3.4%減の34万7433台で、1~3月累計は前年同期比4.0%増。なお、車種別販売台数はディーゼル車が前年同月比25.4%減、ガソリン車が同9.3%増、電気自動車が同73.1%増、プラグインハイブリッド車が同31.9%増。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3月27日時点で2万8039枚、前週比1032枚減。取組高は3月27日時点7万6000枚台、4月4日時点7万6000枚台。東京市場の取組高は5万8000枚台。カテゴリー別(3月28日⇒4月4日)は、当業者は売り玉3700枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉1000枚増・買い玉4800枚増。

総合分析

 東京白金先限は年初来の最安値を更新し続け、4月6日には一時、3143円まで下落、昨年12月15日の3182円を大きく下回った。こうなると、3100円台を維持出来るかが当面の焦点であり、仮に台割れすると2016年10月24日の3091円(ニューヨーク白金期近は当時890ドル台だった)、同年1月21日の3045円(同810ドル台だった)が下値目標となる。ニューヨーク白金が900ドル台を維持するなか、そうした下値は行き過ぎと思われるが...。

原油

不安要因が後退

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4/6 15:15現在

海外情勢

 米中貿易摩擦は米高官が話し合いで解決が可能なことを示唆したほか、欧米の株価が堅調なこと、米国内原油在庫が予想に反して減少したことを好感されて上昇。ファンドの強気買い進みも上昇要因として見逃せない。リスクオフによる買いではなく、原油需給のタイト化期待が背景にあることが先高人気を裏付けている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは3月27日現在、85万4255枚の買いに対して13万8485枚の売り、差し引き71万5770枚の買い越し(前週は70万3708枚)と買い越し玉が増えた。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは4月4日現在、5万4065枚の買いに対して4万2307枚の売り、差し引き1万1758枚の買い越し(3月28日は9435枚の買い越し)と買い越し玉が増えた。

総合分析

 米中貿易戦争回避の可能性が高まり、産油国の協調減産継続の再確認と米国内原油在庫の減少が示す需要の堅調など、ファンダメンタルズの強さを背景にファンドが買い進んでいることから、下値不安を解消して一段高を演じる可能性が高まっている。目下、サウジアラビアと米国によるイラン核開発疑惑への制裁強化問題が注目され、イランからの原油輸出が停止する恐れがあるだけに、原油高の強材料となりそうだ。

ゴム

米中貿易戦争懸念に下落

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4/6 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり0トン~6トン。週末前(5日)の価格はキロあたり45.61~45.65バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は168.0~170.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(3月10日現在)は15,054トン(2月28日から152トン減少)。
(4月6日現在、3月20日現在の数値は未入電)
【前検】4月前期ゴム品質検査には700トンの新規貨物が申請された。(検査日は10日)

展開予想

 シンガポール・インドネシア市場が「復活祭休場」となった3月30日、薄商いの中、東京ゴム市場先限は夜間節にて185.9円まで上昇したが、週明けの相場は「主要3生産国による輸出削減政策終了」が確定したことで軟調に始まった。「タイ政府の現物市場への介入」と「減産期入りによる原材料の市中出回り量の減少」に下値は支えられたものの、週央4日、米中双方が「相手国への制裁関税案」を発表し「米中貿易戦争」への懸念が再燃、同日夜間節から週末まで清明節休場に入る上海ゴム市場が急落、700トンの新規検査が申請された東京ゴム市場も連れ安となり、タイ市場がチャクリ王朝記念日で休場となった金曜日午前の東京ゴム市場先限は178円を挟んだ展開。週の高値は185.9円、安値は176.1円。
 RSIは短期が30台に入り、やや「売られすぎ」が懸念されてきた。一目均衡表において相場は雲から遠のき、軟調相場にあることに変わりないが、転換線が上向いてきており、自立反発の可能性がある。目先の取引レンジは180円~190円と予想する。
 当先の鞘は「先限限月への期限切在庫懸念」に順鞘7円前後に縮小したままだが、当限の下値は固く、中長期的にはキャリーコストの上昇や日本国内の需要低迷を反映して、15円程度へ拡大すると予想する。


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