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週間相場分析2018年04月02日


底固さを重視

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3/30 15:15現在

海外情勢

 コモディティー調査会社CPMグループは3月27日に『Gold Yearbook 2018』を公表。そのなかで、地政学上の緊張や、米国が景気後退に向かうとの警戒感を背景に、今年は5年連続で世界の金投資が増加するとの見通しを示した。2018年の金投資は差し引き2030万オンス(≒631トン)と、前年の1910万オンス(≒594トン)から6.6%増加する見通し。また、加工用の需要は前年と同じ9700万オンス(≒3017トン)の見通し。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3月20日時点で14万8731枚、前週比1万9217枚減。取組高は3月20日時点54万枚台、28日時点50万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(3月20日⇒28日)では、当業者は売り玉ほぼ変わらず・買い玉200枚減、非当業者は売り玉3900枚減・買い玉3700枚減。

総合分析

 ニューヨーク金期近日足チャートを見ると、1350~1360ドル台が上値抵抗線になっている一方で、1300ドル強が下値支持線になって、揉合相場を継続していることが判る。この相場を"頭重い"と見るか、それとも、"底固い"と見るかだが、3月20~21日のFOMCで米国の追加利上げが決定したこと、米朝関係の緊張緩和ムードなどを受けても売り崩れることなく推移したことを重視、"底固い"と評価してはどうか。

白金

下値を固めるか注視

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3/30 15:15現在

海外情勢

 コンサルタント会社のJDパワーとLMCオートモーティブによると、3月の米自動車販売台数は前年同月比0.4%増の約161万台と、4ヵ月ぶりのプラスに転じる見通し。一方、SEMI(国際半導体製造装置材料協会)によると、半導体前工程の装置投資額は2019年に4年連続の成長となる見込みで、装置投資が今年、3年連続成長となると、『1990年代中期以降で初めて』(SEMI)の事態となる。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は3月20日時点で2万9071枚、前週比4362枚減。取組高は3月20日時点7万8000枚台、28日時点7万5000枚台。東京市場の取組高は5万3000枚台。カテゴリー別(3月20日⇒28日)は、当業者は売り玉2800枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉2300枚増・買い玉5200枚増。

総合分析

 東京白金先限は、3月30日に一時、3200円台割れ。前回、『昨年12月14日の3185円を下回らず推移することで、3185円の大底に対して二番底形成となり、先行き基調転換も期待されるが...』と述べたが、今回の台割れによって3185円とほぼ顔合わせした格好となり、"二番底"ではなく、"Wボトム"形成となるかどうかが当面の焦点になったといえる。3100円台後半で下げ渋る動きを見せ、下値固めとなるかどうかを注視。

灯油

NY原油底固く先高人気へ

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3/30 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油相場は米株価が下落すると追随する。米中貿易戦争が勃発する不安が石油需要減少懸念に結びついているが、その材料を織り込み、下げ過ぎ警戒で切り返す場面も。OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産継続が確認され、先高見通しも台頭するなど、底固い基調が続くとの見方が広がっている。ファンドも買い玉利食一巡で買い直す動きを見せている。ベーカー・ヒューズ調査の米石油掘削リグ稼働数は前週比7基減の797基と3週間ぶりにマイナスに転じる。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは3月20日現在82万3181枚の買いに対して11万9473枚の売り、差し引き70万3708枚の買い越し(前週は66万8533枚の買い越し)と買い越し玉が増加。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは3月28日現在3343枚の買いに対して1843枚の売り、差し引き1500枚の買い越し(20日は1589枚の買い越し)と買い越し玉は減少した。

総合分析

 現物の売れ行きは好調だ。これも日本列島全体の異常低温が影響している。それでも全国的に気温が上昇しつつあるが、各地で夜間の冷え込みが聞かれるなど、まだ需要の強さが続きそうだ。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油相場に連動する動きが続いており、為替相場のブレで連動のタイミングが遅れることはあるが、先高人気の高まりが認められ、売り玉手仕舞先行の反発場面も期待出来そうだ。期先6万円大台奪回は時間の問題。

ゴム

相場は目先、自立反発局面

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3/30 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり2トン~7トン。週末前(29日)の価格はキロあたり45.39~45.55バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は167.0~170.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(3月10日現在)は、依然、15,054トン(前旬比152トン減)。
【前検】4月前期ゴム品質検査は10日、申請期限は4日。

展開予想

 3月23日夜間節にて上海ゴム市場は更に下落したことを受け、今週の東京ゴム市場は急落して始まり、先限は2016年10月11日以来の173.3円まで沈んだ。しかしながら、先週の相場急落の引き金となった「米国の対中国制裁関税実施」に関し、米財務長官が「米中貿易戦争回避に楽観的な見通し」を示したことから東京ゴム市場の下値は支えられ、また、タイ政府が同国現物市場で介入を続けたことで、天然ゴム先物市場では買戻し先行の中、緩やかな反発を見せ、27日に発会した新圃先限9月限は、180円台を回復。週の高値は183.8円、安値は173.3円。週末を控えて181.0円を挟んだ展開となっている。3月末で終了となる主要3生産国による「輸出削減政策」に関しては、依然として「継続」に関する情報は発表されていない。
 RSIは短期が40台を回復し、相場は「中立状態」に近くなったが、目先は、更なる上昇が予想される。一目均衡表においては、再び「堅調相場への転換」が期待されるものの、190円の上には分厚い雲があり、反発の上値抵抗線になり、目先の先限取引レンジは180円~190円と予想。中期的には堅調相場への転換は困難とみる。
 当先の順鞘幅は「受渡期限切貨物懸念」に先限が売られ7円を割り込んでいるが、当限の下値は堅く、中長期的にはキャリーコストの上昇や日本国内の需要低迷に順鞘幅15円程度へ拡大すると予想する。


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