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週間相場分析2018年03月26日


東京は売られ過ぎ感が強い!?

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3/23 15:15現在

海外情勢

 ロイターは、『年初は、米国の好景気で利上げが加速し、長期金利とドルの上昇が予想されるなか、金は1200ドル方向に下落するとの見方が主流だったが、そのシナリオは早くも消失』、『底固い金需要の背景にはドル安だけでなく、米株安に対するヘッジニーズもあるようだ』と指摘。そのうえで、米投資会社ダブルライン・キャピタルを率いるジェフリー・ガンドラック氏の、『S&P総合500種株価指数のリターンが今年、マイナスになると確信している』との見方を伝えた。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で16万7948枚、前週比1万5875枚減。取組高は13日時点52万枚台、21日時点55万枚台。東京市場の取組高は11万枚台。カテゴリ別(14日⇒20日)では、当業者は売り玉1900枚増・買い玉500枚減、非当業者は売り玉ほぼ変わらず・買い玉2300枚増。

総合分析

 日足チャートが示すように、東京金先限は19日の4438円へと、もうひと押しに見舞われた。ニューヨーク金期近がレンジ相場に終始するなか、円相場が高止まっていることがプレッシャーになったと推察される。強弱のバロメーターであるRSIを比較すると、ニューヨーク金期近が中立ラインの50ポイント前後で推移する一方、東京金先限は30~40ポイント台で低迷、売方の勢力圏にあり、売られ過ぎ感が強い印象。そろそろ下値固まるか。

白金

二番底形成なるか!?

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3/23 15:15現在

海外情勢

 マレーシア自動車協会が発表した2月の同国新車販売台数は前年同月比4.4%減の4万0578台。一方、タイ工業連盟が発表した2月の同国自動車生産台数は同15.4%増の17万8237台。プラス成長は8ヵ月連続で、輸出向け・国内向けともに2ケタ伸びた。なお、1~2月累計は前年同期比12.3%増の34万4433台。また、日本自動車工業会が発表した2018年度の国内新車販売予測は前年度比0.3%減の517万5100台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で3万3433枚、前週比2208枚減。取組高は13日時点7万9000枚台、21日時点7万5000枚台。東京市場の取組高は4万8000枚台。カテゴリー別(14日⇒20日)は、当業者は売り玉2300枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉1700枚減・買い玉700枚増。

総合分析

 東京白金先限は、金同様にもう一押しに見舞われたが、辛うじて3200円台割れは回避。このまま底固く推移すれば、①1月23日の3618円⇒2月13日の3331円、②2月21日の3480円⇒3月9日の3234円、③3月14日の3345円⇒19日の3207円を含めた3200円がらみの安値...で三段下げを完了、なおかつ、昨年12月14日の3185円を下回らず推移することで、3185円の大底に対して二番底形成となり、先行き基調転換も期待されるが...。

ガソリン

上昇期待が高まる

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3/23 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油は産油国の協調減産と世界的な石油需要増加期待がサポート要因となり、65ドル台を回復した。その直後に売られたが、これは利益確定の売りで、底固さは維持。ドル安も短期的な強材料。米景気回復に伴う米国内石油需要の増加と原油在庫の減少も買い材料となり、米シェールオイル増産圧迫懸念は話題として後退。当面、米金利情勢や欧州経済の行方など経済指標の動向が変動要因として関心を高めている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは3月13日現在、79万9257枚の買いに対して13万0724枚の売り、差し引き66万8533枚の買い越し(前週は68万6507枚の買い越し)と買い越し玉が減少。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは3月20日現在、4766枚の買いに対して4877枚の売り、差し引き111枚の売り越し(3月14日現在、73枚の売り越し)と売り越し玉が減少。

総合分析

 3月17日に終わる週の原油処理量は前週比6万9321キロリットル減の365万8147キロリットルと、製油所稼働率が低下して製品供給量が減少している。在庫は微増となったが、同週の輸出量は前週比3545キロリットル増の11万9461キロリットルとアジア市場からの引き合いが増えた。卸値の引き下げにより需要が回復しているようだ。引っ越し件数増加など移動活発化で現物需要が伸びる可能性が高い。東京バージガソリン期先はニューヨーク原油の写真相場で原油先高人気を背景に上昇を期待出来る。

ゴム

相場は輸出規制継続に悲観的

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3/23 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり6トン~12トン。週末前(22日)の価格はキロあたり45.46~45.58バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は171.0~173.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(3月10日現在)は15,054トン(前旬比152トン減)。3月上旬入庫は711トン、出庫は863トン。
【前検】3月後期ゴム品質検査には1,600トンの新規貨物が申請されている。

展開予想

 3月19日に発表された中国青島保税区在庫は微減したものの、依然、高水準にあり、また、中国での天然ゴム生産が順調に再開されたとの報もあり、上海ゴム市場が下落、東京ゴム市場も軟調に始まった。また、主要3生産国輸出制限政策継続に関しても「3か国の足並みがそろわず、3月末で打ち切り」との悲観的見方が多く、上値の重い展開となり、週末を控え「米大統領の対中国制裁関税実施」に上海ゴム市場がストップ安。 円高もあって東京ゴム市場先限は今年の安値(179.2円 2月16日)を更新、2016年10月24日以来の175.1円まで沈んだ。週の高値は192.8円、安値は175.1円。週末を控えて178.0円を挟んだ展開となっている。
 RSIは短期が25を割り込み、相場は「売られ過ぎ」なことから、目先、自律反発局面の到来が予想されるが、一目均衡表においては、堅調相場への転換に失敗しており、中期的には軟調な展開が続く可能性が高い。目先の取引レンジは178円~188円と予想する。
 当先の鞘は順鞘10円前後を維持しているが、26日の3月限の納会後、新圃先限9月限は「期限切貨物還流」により売られ易く、目先、当先の順鞘は一時的に縮小するかもしれない。しかし、中長期的にはキャリーコストの上昇や日本国内の需要低迷に15円程度へ拡大すると予想する。


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