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週間相場分析2018年03月19日


まだ修正高の域を出ない

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3/16 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は14日時点で833.73トン。2月15日の821.30トンを直近のボトムに、16日の824.54トン⇒20~22日の827.79トン⇒23日の829.26トン⇒26~28日の831.03トン⇒3月1~6日の833.98トンと増加したあと、7日の833.73トンへと微減。しかし、そのまま14日時点まで833.73トンの横ばいのまま推移している。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は6日時点で18万3823枚、前週比5105枚増。取組高は6日時点50万枚台、14日時点53万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(7日⇒14日)では、当業者は売り玉1500枚減・買い玉100枚増、非当業者は売り玉3500枚増・買い玉1900枚増。

総合分析

 東京金先限は3月2日の4463円から反発したが、今年1月9日の4793円から3月2日の4463円までの下げ幅(330円安)に対し、その戻り幅は3分の1戻り(110円高の4573円)にも満たず、まだ、修正高の域を出ないままに再度4500円台割れ。こうしたなか、今週20~21日のFOMCでの追加利上げ決定の有無、今後の米利上げペースのメド次第では、更に下押される恐れもあり、その場合、3月2日の安値を大きく下回らずに推移出来るか要注目。

白金

三段下げに向かうのか!?

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3/16 15:15現在

海外情勢

 ブラジル自動車工業会が発表した2月の同国自動車生産台数は前年同月比6.2%増の21万3000台、2月の同国新車販売台数は同15.7%増の15万7000台だった。一方、インド自動車工業会が発表した2月の同国内乗用車販売台数は同7.8%増の27万5329台。需要が伸びているスポーツ用多目的車(SUV)が同21.8%増と好調な売れ行きで、全体をリードした。また、商用車は同31.1%増の8万7777台だった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は6日時点で3万5641枚、前週比6110枚減。取組高は6日時点8万枚台、14日時点7万9000枚台。東京市場の取組高は4万8000枚台。カテゴリー別(7日⇒14日)は、当業者は売り玉1200枚増・買い玉300枚減、非当業者は売り玉500枚増・買い玉2000枚増。

総合分析

 東京白金先限日足チャートを見ると、①1月23日の3618円⇒2月13日の3331円、②2月21日の3480円⇒3月9日の3234円と二段下げの線型を描き、その後、3350円手前まで切り返した。ただ、その後、再び3300円台を下回っており、足取りは重いまま。こうなると、教科書通りにもう一段安、つまり、三段下げに向かい、昨年12月14日の3185円を下回る恐れも否めない。いずれにせよ、まずは3200円台で下げ止まるかどうか注視したい。

原油

需要増と減産効果で底固い

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3/16 15:15現在

海外情勢

 米国内原油在庫の増加が弱材料だが、OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産が高い順守率で継続され、IEA(国際エネルギー機関)による2018年の世界石油需要予想の上方修正など、世界の景気回復を背景とした需要の伸びが見込まれることから、ファンドの買い意欲も強く、底固い動きを続けている。米株価が上昇すると好材料として買われる。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは3月6日現在、81万4991枚の買いに対して12万8484枚の売り、差し引き68万6507枚の買い越し(前週は70万4104枚の買い越し)と買い越し玉が減少している。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは3月14日現在、5万6463枚の買いに対して4万5901枚の売り、差し引き1万0562枚の買い越し(3月7日現在、1万1112枚の買い越し)と買い越し玉が減少している。

総合分析

 産油国の協調減産が続いている間は底固い動きを見込めるとの見方が多く、更に、中国の原油輸入量増加や他のアジア諸国の石油需要増加など、欧米の需要堅調と併せて世界石油需要の伸びが改めて強材料として注目されている。一方では米シェールオイルの増産が続いていることで圧迫感が増大し、原油価格を押し下げるとする石油関連企業の分析、予測が出ているが、それでも原油相場は大きく崩れない。底固い動きが続き、反発する余地が出てきた。

ゴム

基調は弱いが、外部環境を材料に買われる

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3/16 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり10トン~21トン。週末前(15日)の価格はキロあたり46.34~46.39バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は173.0~175.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(2月28日現在)は15,206トンと2月20日から329トン増加。
(全国ゴム営業倉庫在庫の15,000トン台回復は2015年6月20日以来のこと)
【前検】3月後期ゴム品質検査には1,600トンの新規貨物が申請された。

展開予想

 3月8日発表の中国の2月ゴム輸入量(天然ゴムと合成ゴム)は約38万トン、また、12日発表の同国2月の新車生産及び販売台数は共に170万台前後と、輸入・消費は前月比4割近い減少となり、春節休暇があったことを差し引いても、中国の需要は好調ではないことを示唆、週を通して上海ゴム市場は軟調な展開を続けたものの、東京ゴム市場は安倍政権への不安と米国利上げ期待による円安ドル高に下値を支えられた。タイ政府は15日、ゴム減反実施への農家への補償資金集めに国債発行を考慮と発表したものの、この3か月の輸出規制政策により減産期入りしたにも関わらず在庫は潤沢。その効果は疑問視されている。東京ゴム先限は195.8円まで上昇したものの、高値更新に至らず反落。週末を控え192円を挟んだ展開。週の高値は195.8円、安値は189.0円。
 RSIは短期が60台を回復後、反落。一目均衡表においては雲までに距離を縮めているものの、軟調相場にあることに変わりはない。目先の取引レンジは依然として185円~195円と予想する。
 当先の鞘は順鞘10円前後まで拡大しており、26日の納会に向けて、当限の地合いの弱さが先限の「期限切貨物還流」よりも注目され始めている模様。中長期的にはキャリーコストの上昇や日本国内の需要低迷を反映して、15円程度へ拡大すると予想する。


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○商品デリバティブ取引は最初に委託者証拠金等の預託が必要で、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚当たり通常取引125,000円・損失限定取引453,000円(平成30年7月17日現在)です。また、委託者証拠金は相場変動や日数の経過により追加預託が必要になることがあり、その額は商品や相場の変動によって異なります。○商品デリバティブ取引は相場の変動によって損失が生ずることがあります。また、実際の取引金額は委託者証拠金の約10倍から70倍と著しく大きいため、損失額が預託している委託者証拠金の額を上回ることがあります。○商品デリバティブ取引は委託手数料がかかり、その額は商品によって異なりますが、最高額は1枚あたり往復24,840円(平成30年7月17日現在)です。手数料額は相場変動により増減する場合があります。

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