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週間相場分析2018年03月12日


1300ドルが下値支持線!?

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3/9 15:15現在

海外情勢

 ロシア産金業界団体のゴールド・インダストリアリスツ・ユニオンは3月6日の業界会議で、2018年のロシア産金量は前年比3%増の328トン(鉱山、他金属からの副産物、スクラップからの精製含む)との見通しを示した。2018年の精錬金生産量は計285トンに達する見込みで、うち、鉱山採掘からの生産量は同7%増の271トン。 ロシアは、中国、オーストラリアに続く世界3位の産金国。ロシア中銀は保有金積み増しのために積極的に買い入れを進めている。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月27日時点で17万8718枚、前週比1万2204枚減。取組高は2月27日時点53万枚台、3月7日時点50万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(2月28日⇒3月7日)では、当業者は売り玉5000枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉3700枚減・買い玉1500枚増。

総合分析

 日足チャートを見ると、ニューヨーク金期近は1300ドル台割れを回避して切り返し、1300ドルが強い下値支持線になっている印象を受ける。3月20~21日のFOMCで米国の追加利上げが確実視されるなか、実際に"利上げ決定"となれば、『事前に織り込み済みとはいえ、多少の動揺はあり得る』(市場関係者)と考えられるだけに、再度、ニューヨーク金が下押される可能性も。そこで、やはり1300ドルを下回らずに推移出来るかどうか、要注目。

白金

下値探りが続こうが...

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3/9 15:15現在

海外情勢

 ドイツ連邦自動車局が発表した2月の国内新車販売台数(乗用車)は前年同月比7.4%増の26万1749台。プラスは2ヵ月連続で、1~2月累計の販売台数は前年同期比9.5%増と、1999年以降で過去最高を記録した。また、オーストラリア自動車産業会議所が発表した2月の同国新車販売台数は前年同月比7.8%増の9万5999台。メキシコ自動車工業会が発表した2月の同国内自動車生産台数は同6.2%増の32万8352台。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月27日時点で4万1751枚、前週比2枚減。取組高は2月27日時点8万5000枚台、3月7日時点8万2000枚台。東京市場の取組高は4万6000枚台。カテゴリー別(2月28日⇒3月7日)は、当業者は売り玉2100枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉1400枚増・買い玉3600枚増。

総合分析

 東京白金期先は3300円を下回った後も下げ止まらず、3200円台前半へと水準を下げ、年初来の最安値を更新。為替の円高地合が続いていること、ニューヨーク白金相場も上値が重いことから、このまま下値探りが続きそうな様相だが、そうなると、3200円台割れを回避出来るかどうか、台割れに見舞われた場合、昨年12月14日の3185円を下回らずに推移出来るかどうかが当面の焦点になろう。台割れ回避ならば、昨年12月の安値に対して二番底形成となるが...。

灯油

押目買い人気根強い

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3/9 15:15現在

海外情勢

 米シェールオイル増産懸念などで圧迫感があり、ユーロがECBの量的緩和継続の方針を明らかにしたことを見て対ドルで売られたことから、ドル高・ユーロ安を嫌気されて地合が軟化した。ニューヨーク原油は引け値では60ドル割れを回避して底固さを見せた。これは産油国の協調減産が下支えとなっているため。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは2月27日現在、82万3435枚の買いに対して11万9331枚の売り、差し引き70万4104枚の買い越し(前週は68万9366枚の買い越し)と買い越しが再び増加へ転じた。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは3月8日現在、4137枚の買いに対して2144枚の売り、差し引き1993枚の買い越し(2月27日現在は2001枚の買い越し)と買い越し玉が減少した。

総合分析

 輸入原油価格は下落している。これは円高によるもので、元売は灯油の卸値引下げを余儀なくされたが、現物需給は需要の増加に対し供給遅れは否めず、品薄傾向が強くなった。このため、現物市況は堅調でサヤ滑り現象が抑えられるなど強材料として注目される。東京バージ灯油期先はニューヨーク原油連動で先安懸念が潜在しているが、弱材料が一巡して押目買い人気は根強い。

ゴム

材料に強弱入り混じり、もみ合いの展開

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3/9 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり10トン~178トン。週末前(9日)の価格はキロあたり46.26~46.56バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は178.0~180.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(2月20日現在)は14,877トンと前旬比79トン減少。
【前検】3月前期ゴム品質検査の申請はなし。

展開予想

 3月2日にタイ政府が「ゴムの採集削減案」と「三か国協調輸出規制政策の継続とベトナムの同政策参加を呼びかけた」との情報に、週明けの東京ゴム市場は上伸したものの、「ゴム採集削減に伴う、農家への保証金確保の目途が立たないこと」「タイのよびかけにインドネシア、マレーシア、ベトナムが何らコメントを発していないこと」から強気ムードは続かず反落。原油や金といった大型商品の軟調に推移し、また、上海ゴム市場も、全国人民代表者会議の期間中であることや米国の鉄鋼輸入への関税強化案を受けて軟調の中、小動きの展開となったことで、週末を控えての東京ゴム先限は190円を挟んだ展開。
 RSIは長期・短期とも50前後と大きく動きにくい展開であり、一目均衡表において転換線が基準線を上にぬいたものの、相場は雲を大きく下回っており、依然、軟調な地合にあるといえる。ここ数日、罫線の上値が切り下がっていることを考えると、短期的に下放れが起こる可能性が高く、目先185円~195円のレンジでの取引を予想する。
 当先の鞘は順鞘6~7円台で推移しており、先限を「期限切貨物還流」が圧迫しており、目先、5円を割る水準まで縮小する可能性はあるが、中長期的にはキャリーコストの上昇や需給の悪さに15円へ拡大すると予想する。


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