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週間相場分析2018年03月05日


4500円割れで下げ止まるか!?

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3/2 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は2月28日時点で831.03トン。2月15日の821.30トンを直近のボトムに、16日の824.54トン⇒20~22日の827.79トン⇒23日の829.26トン⇒26~28日の831.03トンと増加傾向が続いている。市場関係者からは、ヘッジファンドの"45日ルール"が過ぎたことで、玉整理が一巡、再び買い直されているのではとの見方も。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月20日時点で19万0922枚、前週比1万5316枚増。取組高は2月20日時点52万枚台、28日時点52万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(2月21日⇒28日)では、当業者は売り玉4500枚増・買い玉800枚減、非当業者は売り玉800枚増・買い玉6100枚増。

総合分析

 2月28日のパウエル新FRB議長の議会証言を受けて米国の利上げが改めて意識されただけではなく、年4回の利上げもあり得るとの見方が広がり、ニューヨーク金期近は1300ドルそこそこまで続落。これに円高地合も加わって、東京金期先は一時、4500円台割れを余儀なくされた。こうなると当面は4500円前後で下げ渋る動きになるかどうかが焦点に。下げ止まれば、昨年12月13日の4511円と併せて日足は"Wボトム"の姿になるが...。

白金

低迷から立ち直るか?

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3/2 15:15現在

海外情勢

 日本自動車販売協会連合会の小関真一会長は2018年度の国内新車販売について505万台程度との見通しを明らかにした。『所得改善の緩慢さから個人消費は伸び悩む』とし、2017年度予測の510万台から微減を見込む。一方、日本自動車工業会が発表した1月の自動車生産台数は前年同月比4%減の73万2092台と、15ヵ月ぶりに減少。また、英自動車工業会が発表した1月の同国内自動車生産台数は同0.05%減の14万7481台とほぼ横ばいだった。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は2月20日時点で4万1753枚、前週比3382枚増。取組高は2月20日時点8万5000枚台、28日時点8万4000枚台。東京市場の取組高は4万2000枚台。カテゴリー別(2月21日⇒28日)は、当業者は売り玉600枚減・買い玉800枚減、非当業者は売り玉1800枚増・買い玉1900枚増。

総合分析

 東京白金期先は3月2日に一時、3278円まで売られた。為替の円高地合に加え、米利上げ観測を受けた国際商品全般の軟調を受けて売り物優勢になった格好。ただ、現時点で2月13日の3331円を下回っており、こうなると、昨年12月14日の3185円がターゲットになる。株価が内外で再び下げ足を早め、しかも、原油安が追い討ちをかけているだけに、しばらくは安値での低迷を余儀なくされよう。

ガソリン

海外原油は調整安後に反発も

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3/2 15:15現在

海外情勢

 米国内在庫の増加やシェールオイル増産基調が続いているうえ、冬季暖房需要が終わり、製油所稼働率が低下、定期修理に入るなど需要減少懸念もあってニューヨーク原油相場は地合軟弱を強いられている。60ドル攻防まで後退。産油国の協調減産継続は強材料として新鮮味に乏しいため、週間ベースのデータが弱気を示すと市場は反応する。一方、世界石油需給改善期待は根強く、シェールオイル業界も上げ賛成であることもあり、下げると下値警戒で反発する。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは2月20日現在、80万4138枚の買いに対して11万4772枚の売り、差し引き68万9366枚の買い越し(前週は71万2261枚の買い越し)と買い越し玉が減少。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスは2月28日現在、4905枚の買いに対して5114枚の売り、差し引き209枚の売り越し(21日は262枚の買い越し)と買い越しから売り越しへ転換。

総合分析

 2月24日現在の全国石油在庫のうち、粗ガソリン在庫は前週比5万0295キロリットル減の244万7594キロリットルと原油処理量の減少(前週比3万6141キロリットル減)を反映している。販売量は伸び悩んでいるが、これは全国的な異常降雪による交通事情の悪化が影響している。現物市況は底固く推移しているため、サヤ滑りの可能性は低い。東京バージガソリン期先は為替の円高プレッシャーは吸収しており、ニューヨーク原油に調整一巡後の反発余地ありとの見方で強気に傾斜する可能性が高い。

ゴム

外部環境の悪化を受けて上値の重い展開

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3/2 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり10トン~37トン。週末前(2日)の価格はキロあたり46.57~46.95バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は178.0~180.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(2月10日現在)は14,877トンと前旬比79トン減少。
【前検】3月前期ゴム品質検査の申請日は6日。

展開予想

 東京ゴムは週を通じて軟調な展開、週末を前に189円前後で取引されている。週の高値は195.7円、安値は187.6円。週初は連休明けの上海ゴム市場が堅調に始まったことを受けて、195円を超える場面もあったが、週後半にかけては株安、円高、原油安と外部環境が悪化、これに連れ安となっている。先物価格は産地価格より割安な水準となり、今後は期近を中心に下げ止まる可能性が高くなっている。
 罫線は一目均衡表の雲の下限より下で推移、8か月ぶりの安値から若干戻った水準となっている。RSIは42付近と売られ過ぎ感は解消している。今後は雲の下限200円付近を上値の目途とした、戻り売り優勢の展開が予想される。
 当先の鞘は、現在順鞘9.0円前後となっている。今後は一部貨物の受渡期限到来への懸念と保管料の上昇によって順鞘幅は拡大し、順鞘15円前後が常態となる可能性が高い。


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