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週間相場分析2018年02月26日


強弱バランスの変化を注視

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2/23 15:15現在

海外情勢

 世界最大の金ETF"SPDR Gold Shares"の保有残高は2月21日時点で827.79トン。2月9~12日の820.71トンから13~14日の823.66トンへと2.95トン増加後、翌15日に821.30トンへと2.36トン減少。しかし、16日の824.54トン(前日比3.24トン増)⇒20日の827.79トン(前営業日比3.25トン)と再び増加に転じており、増減を繰り返し不安定に推移。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で17万5606枚、前週比1万5271枚減。取組高は13日時点51万枚台、21日時点52万枚台。東京市場の取組高は10万枚台。カテゴリ別(14日⇒21日)では、当業者は売り玉2100枚増・買い玉500枚減、非当業者は売り玉1000枚増・買い玉3500枚増。

総合分析

 東京金期先は23日に一時4550円を下回るなど上値の重い値動きが続いている。ニューヨーク金期近が引き続き1300ドル台を維持する底固さを示していることが下支えるものの、それ以上に為替の円高に対する警戒感が上値を抑制していると推察される。こうした強弱材料のバランスが今後、どう変化するのか、その成り行きを注視したいところ。なお、市場には、28日に予定されているパウエル新FRB議長の議会証言まで模様眺めが続く可能性があるとの声も。

白金

底固さを見せる

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2/23 15:15現在

海外情勢

 フィリピン自動車工業会は、同国自動車輸入・流通業者連合と合わせた2018年の同国新車販売台数が前年並みの47万台超になるとの予測を示した。1月に施行された税制改革法で新車物品税が引き上げられたものの、前年割れはないとの見方で、来年には2020年の目標である50万台を前倒しで達成できる可能性もあると見ている。一方、タイ工業連盟が発表した1月の同国自動車生産台数は前年同月比9%増の16万6196台。国内販売向けが同16%増と伸びを牽引。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は13日時点で3万8371枚、前週比3448枚減。取組高は13日時点、21日時点ともに8万4000枚台。東京市場の取組高は4万1000枚台。カテゴリー別(14日⇒21日)は、当業者は売り玉2900枚増・買い玉200枚増、非当業者は売り玉3300枚減・買い玉600枚減。

総合分析

 白金の主産地である南アフリカ共和国の通貨ランド高を受けた供給減少懸念や、中国での排ガス規制強化を受けた白金の自動車触媒向け需要増加期待を受けて、東京白金期先は3400円近辺で底固さを見せている。そうしたなか、市場関係者からは、南アフリカ共和国の新大統領・ラマポーザ氏の動向に注目したいとの声も。同氏は経済分野に強いとされ、様々な規制緩和などに対する同国内産業界からの期待が大きいという。その動向が白金の鉱山生産にどう影響するのか要注目。

原油

予想外の米国内原油在庫減で上昇

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2/23 15:15現在

海外情勢

 2月16日現在の米国内原油在庫が予想に反して減少した。米シェールオイル増産は前週比で微減といずれも予想外の結果で原油価格は押し上げられた。特に集散地在庫の減少が大幅であったことが影響した。OPEC(石油輸出国機構)と非OPEC産油国の協調減産は継続されており、早くも年末までの期限を延長するかどうかが話題となっていることも強材料視された。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは2月13日現在、83万7456枚の買いに対し、12万5195枚の売り、差し引き71万2261枚の買い越し(前週は73万9097枚の買い越し)と買い越しが減少した。東京ドバイ原油市場の非当業者売買バランスは2月21日現在、5万6785枚の買いに対して5万4575枚の売り、差し引き2210枚の買い越し(14日は1203枚の買い越し)と買い越し玉は大幅増加。

総合分析

 ニューヨーク原油相場の後追いという展開の域は出ないものの、国内の原油需給も無関係な要因とはいえない。なかでも、為替の影響を受ける原油処理コストは無視出来ない。円高ならコストダウン、円安ならコストアップという具合だ。それでも、ニューヨーク原油価格が一段高を演じれば、例え為替相場が円高となっても上昇スピードは落ちにくい。原油相場の調整局面が一服したと見る向きが多く、再び下値を固めて上昇へ向かう展開へ。

ゴム

連休明け上海は堅調で上伸

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2/23 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり10トン~40トン。週末前(23日)の価格はキロあたり44.31~44.60バーツ、RSS3号タイ主要港5月積は170.0~171.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(1月31日現在)は14,736トンと前旬比1,429トン増加。
【前検】21日の2月後期ゴム品質検査には40枚(200トン)の申請があった。

展開予想

 東京ゴムは週を通じて堅調な展開、週末現在は189円前後で取引されている。週の高値は189.6円、安値は181.0円。週初は中国が休場で市場参加者が少ない中、軟調に始まった。その後はドル円相場が円安に進行したことや、競合品である合成ゴムの原料である原油価格が上昇したことを受けて、東京ゴムは戻り歩調となった。また、連休明けの上海ゴムは堅調に始まっていることも要因となっている。先物価格は産地価格より割安な水準となり、今後は期近を中心に下げ止まる可能性が高くなっている。
 罫線は一目均衡表の雲の下限より下で推移、8か月ぶりの安値から若干戻った水準となっている。RSIは40付近と売られ過ぎ感は解消している。今後は雲の下限200円付近を上値の目途とした、戻り売り優勢の展開が予想される。


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