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週間相場分析2018年02月19日


上下波乱の可能性

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2/16 15:15現在

海外情勢

 13日の米当局への届け出によると、資産家レイ・ダリオ氏率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツは、2017年第4四半期(10~12月)に金ETF"SPDR Gold Shares"と"iShares Gold Trust"の持ち分を買い増した。また、資産家ジョン・ポールソン氏が運営するヘッジファンド運用会社ポールソンは、昨年末時点で"SPDR Gold Shares"の持ち分を436万口と5四半期連続で維持した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は6日時点で19万0877枚、前週比1万6385枚減。取組高は6日時点53万枚台、13日時点51万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(7日⇒14日)では、当業者は売り玉8200枚増・買い玉2400枚減、非当業者は売り玉3600枚減・買い玉7000枚増。

総合分析

 東京金期先は一時、4600円台を割り込んで4500円台半ばまで急落。1ドル=106円台まで円高が進行したことで下値を深くし、それ以前の上げ幅(昨年12月13日の4511円から今年1月9日の4793円まで282円高)の3分の2以上を消した。その後は一転、4600円台半ばまで切り返し、ニューヨーク金が1300ドル台割れを回避した底固さはサポート要因になろうが、一方で、円高に対する警戒感も根強いことから、当面、上下波乱の様相を強めそう。

白金

3分の2押しで下げ止まる

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2/16 15:15現在

海外情勢

 中国汽車工業協会が発表した今年1月の新車販売台数は前年同月比11.6%増の280万9200台。中国政府のあと押しを受けて中国メーカーは電気自動車(EV)などの販売を強化しており、EVを中心とする新エネルギー車の販売台数は前年同月実績の5.3倍の3万8500台と大きく伸びた。一方、インド自動車工業会が発表した今年1月の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は同14%増の37万1137台と、3ヵ月連続で2桁の伸びを示した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は6日時点で4万1819枚、前週比1574枚減。取組高は6日時点9万枚台、13日時点8万4000枚台。東京市場の取組高は4万2000枚台。カテゴリー別(7日⇒14日)は、当業者は売り玉800枚増・買い玉1200枚減、非当業者は売り玉4000枚減・買い玉1900枚減。

総合分析

 東京白金先限は昨年12月14日の3185円から今年1月23日の3618円までの上げ幅(433円高)に対して3分の2押し水準(288円安の3330円)となる3331円(2月13日)まで急落。ただ、そこで下げ止まって切り返し、3400円台へ返り咲いた。東京金期先が上げ幅のほとんどを消したのに対し、東京白金期先が3分の2押しで下げ止まったことは評価出来よう。これで安値出尽しとなり、3400円台に定着出来るかが当面の焦点に。

灯油

販売好調による現物高も影響

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2/16 15:15現在

海外情勢

 ニューヨーク原油はIEA(国際エネルギー機関)による非OPEC産油国の増産が需要の伸びを上回るとの予測を嫌気して下げた。米シェールオイル増産が続いていることも売り材料となった。しかし、米国内原油在庫のうち集散地在庫が連続減少となり、米国内石油需要の旺盛さを裏付けたことから、下げたところはファンドに買われて戻す場面が認められる。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは2月6日現在、86万2102枚の買いに対して12万3005枚の売り、差し引き73万9097枚の買い越し(前週は73万4558枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。東京バージ灯油市場の非当業者売買バランスは2月14日現在、4925枚の買いに対して2842枚の売り、差し引き2083枚の買い越し(2月7日現在は2031枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。

総合分析

 2月10日現在の全国灯油在庫は前週比15万7049キロリットル減の127万4915キロリットルと全国的な異常低温、降雪による需要の増加を映して在庫の減少が続いている。4月まで全国的に寒波の影響を受ける可能性が高いことから、当分の間、現物需要増により市況は堅調に推移する可能性が高いといえよう。東京バージ灯油期先についてはニューヨーク原油相場に連動する展開が続いているため、原油先高人気が再燃すると追随高となる公算大。

ゴム

180円まで軟調に下落

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2/16 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり32トン~80トン。週末前(16日)の価格はキロあたり44.99~45.00バーツ、RSS3号タイ主要港3月積は168.0~169.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(1月31日現在)は14,736トンと前旬比1,429トン増加。
【前検】2月後期のゴム品質検査申請日は2月15日、検査日は同月21日。

展開予想

 東京ゴムは週を通じて弱含みの展開、週末現在は180円前後と、昨年6月以来の安値圏で推移している。週の高値は190.6円、安値は180.0円。ドル円相場が円高に進行したことや、当限の納会事情で期近に売り圧力が掛かっていることから、東京ゴムは軟調な展開となっている。中国市場が休場で市場参加者が少ない中、今後は動意薄の展開が予想される。先物価格は産地価格より割安な水準となり、今後は期近を中心に下げ止まる可能性が高くなっている。
 罫線は一目均衡表の雲の下限より下で推移、約8か月ぶりの安値水準となっている。RSIは26付近と、売られ過ぎの水準となっており、一旦下げ止まる可能性が高いと思われる。今後は雲の下限200円付近を上値の目途とした、戻り売り優勢の展開が予想される。
 当先の鞘は、現在順鞘12円前後となっている。当限に納会事情から売り圧力が掛かっていることや、一部貨物の受渡期限到来への懸念と保管料の上昇によって順鞘幅は拡大し、順鞘15円前後が常態となる可能性が高い。


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