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週間相場分析2018年02月13日


3分の2押し水準で下げ渋るか!?

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2/9 15:15現在

海外情勢

 産金業界団体WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)は2018年のインドの金需要が700~800トンと、過去10年間の平均(840トン)を下回ると予想した。2017年は727トンだった。WGCインド担当のソマスンダラム氏は、2017年7月に同国内の金の物品・サービス税(GST)が1.2%から3.0%に引き上げられたことや、購入監視策の導入を受けて、2018年の需要は弱まるとの見方を示した。

内部要因

 ニューヨーク金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1月30日時点で20万7262枚、前週比7422枚減。取組高は1月30日時点55万枚台、2月7日時点52万枚台。東京市場の取組高は9万枚台。カテゴリ別(1月31日⇒2月7日)では、当業者は売り玉5700枚増・買い玉100枚減、非当業者は売り玉3000枚減・買い玉2900枚増。

総合分析

 米株価が大暴落したなか、ニューヨーク金期近も続落を強いられた。株安の主因が米長期金利の上昇だったことから、利息のつかない金も売られた格好。その結果、米株安⇒リスクオフの動き⇒円買い⇒円高も加わって、東京金期先も4600円台割れ寸前まで続落。日足チャートを見ると、昨年12月からの上げ幅(282円高)に対し、3分の2押しまで下げており、この水準で下げ渋る動きとなるかどうかを当面、注視したい。

白金

金よりも下げ幅小さいが...

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2/9 15:15現在

海外情勢

 ブラジル全国自動車製造者協会が発表した1月の同国自動車生産台数は前年同月比24.6%増の21万6834台。一方、ドイツ自動車工業会が発表した1月の同国内新車登録台数は同12%増の26万9400台。うち、ディーゼルエンジン車の販売は引き続き減少し、全体に占める比率は前年同月の45%から約33%に落ち込んだ。 また、豪連邦自動車産業会議所が発表した1月の同国新車販売台数は同4.3%増の8万8551台で、同月として過去最高を記録した。

内部要因

 ニューヨーク白金市場におけるファンド筋のネット買い玉は1月30日時点で4万3393枚、前週比477枚増。取組高は1月30日時点9万2000枚台、2月7日時点9万枚台。東京市場の取組高は4万5000枚台。カテゴリー別(1月31日⇒2月7日)は、当業者は売り玉100枚増・買い玉200枚増、非当業者は売り玉100枚増・買い玉100枚増。

総合分析

 米株価暴落をキッカケに原油、金など主要国際商品が売られ、白金もその例に漏れず続落を強いられた。ただ、日足チャートを見ると、東京金先限が昨年12月からの上げ幅に対して3分の2押しまで売られたのに対し、東京白金先限は昨年12月14日の3185円から今年1月23日の3618円までの上げ幅(433円高)に対して半値押し(217円安の3401円)の水準。ここで下げ止まるか、それとも3400円割れへと向かうのか要注意ながら、割り込むと3分の2押しの3330円へ。

ガソリン

海外原油安で地合軟化

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2/9 15:15現在

海外情勢

 米国内原油生産量の増加が明らかとなり、シェールオイルの増産が続く公算は大きく、これが原油相場の圧迫材料となり、ドルが対ユーロで上昇すると原油を含めた国際商品が売られるパターンが続いている。一時は60ドルを試す動きに。米株価の暴落が原油相場にとっては弱材料に映るため、ファンドの買い気が削がれる懸念も指摘されている。

内部要因

 ニューヨーク原油市場の大口投機玉(ファンド)ポジションは1月30日現在、86万6033枚の買いに対し、13万1475枚の売り、差し引き73万4558枚の買い越し(前週は71万6695枚の買い越し)と買い越し玉が増えている。東京バージガソリン市場の非当業者売買バランスを見ると、2月7日現在、4583枚の買いに対し、5526枚の売り、差し引き943枚の売り越し(1月31日現在1251枚の売り越し)と売り越しが減少している。

総合分析

 2月3日現在の全国ガソリン在庫は前週比5087キロリットル増の172万9309キロリットルと増加した。原油処理量が大幅に減少しているが、販売の伸び悩みが影響している。列島各地での異常降雪も交通マヒなどガソリン需要低迷に結びついている。東京バージガソリン期先はニューヨーク原油連動が続いている。このため、米株価暴落を受けて下げたニューヨーク原油の地合を反映し、当面、下値不安を抱えながらの玉整理が予想される。

ゴム

弱い展開で190円を割る

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2/9 15:15現在

ファンダメンタルズ

【産地】タイ主要原料シートゴム現物市場の取引量は一日当たり15トン~27トン。週末前(9日)の価格はキロあたり44.30~44.99バーツ、RSS3号タイ主要港3月積は168.0~169.0セント。
【在庫】最新の全国生ゴム営業倉庫在庫(1月20日現在)は13,307トンと前旬比1,013トン増加。
【前検】2月前期のゴム品質検査申請日は2月6日、検査日は同月13日。

展開予想

 東京ゴムは週を通じて弱含みの展開、週末現在は189円前後と、3か月ぶりの安値水準で推移している。週の高値は198.0円、安値は187.8円。世界的な株安、円高、原油安の影響から、東京ゴムは上値の重い展開となり、2月9日には直近の安値を下抜け、昨年11月以来の安値圏となっている。外部環境においてボラティリティが高まる中、今後は荒い値動きに注意したい。また、中国は連休を控えており、市場参加者が少ない中での動意薄の展開も予想される。先物価格は産地価格より割安な水準となり、今後は期近を中心に下げ止まる可能性が高くなっている。
 罫線は一目均衡表の雲の下限より下の値位置で推移、3か月ぶりの安値水準となっている。RSIは30付近と売られ過ぎの水準となっており、今後は雲の下限200円付近を上値の目途とした、戻り売り優勢の展開が予想される。
 当先の鞘は、現在順鞘10円前後となっている。今後は一部貨物の受渡期限到来への懸念と保管料の上昇によって順鞘幅は拡大し、順鞘15円前後が常態となる可能性が高い。


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